12月ですね。僕的には やっぱり『Tora! Tora! Tora!』を観たくなります。 作品として。
最近は、リマスター技術も進んで美しい画面で見ることができるんですね!すごい。内容的に今となっては裏のそのまた裏もあるんだろうなとは考えさせられますが、僕がいつも感動するのは映画としてこれを創り上げたパワーと思慮深さです。だから色褪せず、今も見応え十分なのでしょう。1970年代にコレですよ‼ 日米交渉のじりじりする焦燥感も、見上げる長門の艦橋も、背面飛行で黒煙を吐くP-40も、ホイラー飛行場の吹き飛ぶプロペラも素晴らしいですが、たぶん当時はそれらについて「良く知っている」人達がいたんでしょう。だからこそ 深く考察して脚本を仕上げ 美しい画を考え しっかりと撮影することが出来たんだと思います。
「発艦準備ヨシ」となって、機動部隊が一斉に風上へ向け回頭する場面。 飛行甲板の上は、合成風力で凄まじい様相に変わります。 総員、顎紐をしっかり締めて 映画史に残る 空母からの発艦シーンが始まります。