20才のじいちゃん、マグロ3切れ食べる! | アバターもえくぼ

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6畳×6畳に60匹の猫がいた
壮絶な多頭飼育崩壊現場から
引き出した負傷猫
「アバター」
通称「アバちゃん」と
楽しく明るく
ほがらかな生活を書いています。

みなさん、こんにちは。

 

おかあさん、今札幌パルコで

イベントに参加中なのですが

 

 

その最中、嬉しいニュースが

入りました。

 

 

昔、アバちゃんもいた

保護部屋の「長屋」に

お世話に入っている

ボランティアさんから

 

 

「じいちゃんが、

マグロ3切れ

食べた!」とのラインが。

 

 

チチカエルの電報より

嬉しいラインです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかも完食です!

 

もう、クララが立ったどころじゃない

嬉しいニュースでした。

 

 

じいちゃんに、

口から食べてほしいと

願うボランティアさんが

 

 

マグロ、

茹でカツオ、

スープ、

カリカリ

ちゅーるという

 

豪華バイキング形式で

ごはんを置いてみたところ

 

 

『食べるなら、出来れば

血になるマグロを!』

 

という強い念が届いたのでしょうか。

 

 

すぐさまマグロのとこに行き

 

「マグロ一択」

だったとのこと。

 

 

 

 

 

 

じいちゃんに、

「まだまだ口から食べてほしい」という

みんなの願いが届いたようです。

 

完食してからも

吐く気配もなかったので

これで身になります。

 

ばんざい!

 

 

食べたあとは満足げに

カメラに顔を向ける

サービスをしてくれたようです。

 

 

 

 

 

 

もはや、じいちゃん自体が

羊毛フェルトみたいですね。

 

 

じいちゃんは腎臓の末期。

 

 

終末期ではありますが

少しでも楽に過ごしてほしいという

ツキネコの意向で

点滴を病院ではなく

自分たちでやっています。

 

 

実際、点滴が入ったあとは

動きもよいそうです。

 

 

昨晩、イベントのあと代表と、

友人、おかあさんの3人で

保護部屋に寄ったところ、

 

 

夜まで、ボランティアさんが

つきっきりで部屋の子を

診てくれていました。

 

本当に頭が下がります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

じいちゃんに触った代表。

 

「来た時は、身体がベタベタだったのに

こんなに綺麗にしてもらって

よかったね」

 

 

聞けば、じいちゃんは

半飼いだったらしく

 

ツキネコに来た時は

随分、汚れてたらしいのです。

 

 

可愛がってはもらっていたけど

高齢の飼い主さんだったので

そこまでの細かいケアは

難しかったのかな。

 

 

じいちゃん

のし餅みたいに細いね。

 

 

 

 

 

 

 

でもね、きっと

もともとは

かなり大きな子だったんだね。

 

 

若かりしころの

じいちゃんが、

ふっと頭の中に浮かびました。

 

 

どんな子も、

1さいも10さいも20さいもが

あるのです。

 

 

じいちゃんの猫生を

しっかり生きてきた背中だね、

 

 

 

 

 

 

 

このあと、ちゃんと

お便所待ちをして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分で、まかさないで

トイレをしていました。

 

 

 

 

そして、みんなに

沢山撫でてもらったあと。

 

 

 

 

 

自分でケージの中に入り

 

 

 

 

 

じいちゃんの長い1日は

終わりました。

 

 

 

 

 

食べなかった子が

他の子が食べているのを見て

つられて食べる

「つられ食べ」があるように

 

 

同じ部屋に

生きようとする子がいることで

「つられ生き」してくれないかな。。

 

 

おかあさん、

そんな風に思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そういえば

昔、ツキネコに

「あずきな先輩」という

 

間寛平にそっくりな

レジェントがいましたが

 

 

 

 

 

 

 

 

一回、危篤になり

ボランティアさんが

号泣している最中に

 

すくっと立ち上がり

ごはんを食べに行ったことが

ありました。

 

 

これはツキネコの

伝説になっています。

 

 

 

 

 

 

その後、数か月生きて

誰の手もわずわらせることもなく

すーっと眠るように逝った

あずきな先輩。

 

 

かくありたいと思う

天晴な死にざまでした。

 

 

それでも、高齢猫の

介護や、看取りは

愛情なしでは出来ないなと

思ったものです。

 

 

じいちゃんは

マグロが食べたいという

意欲があるうちは

まだまだ大丈夫だね、

 

 

みんなが気持ちよく過ごせる

お手伝いをするから

じいちゃん、自分のペースでね。

 

 

こうやって伝えるしか出来ませんが

スタッフさんや

ボランティアさんたちのおかげで

 

 

じいちゃんと一緒に

過ごしているような気に

なっている

虫のいいおかあさんなのでした。