「機能不全の重症度と妄想的人間ドラマ」という記事では、人が利己主義・自己愛(自己陶酔)からサイコパスへとエスカレートしていく段階についてご紹介しました。

 

職場のサイコパスについて」では、精神的に病んでネガティブ勢力に憑依された人が、会社やコミュニティやグループなどの組織において、周囲の人々に混乱や被害を広める役目を担って「配置」されているということについて説明されています。

 

 会社等では多くの場合、実際に権力を握るポジション、つまり役員や経営者などである場合が多いですが、必ずしもそのようなポジションである必要は無く、役員や経営者をも服従させている事例も多くあります。

 

●管理職として下の世代を指導して育てなければならないのに、ワンマンプレイで部下を育てるどころか潰す事例

(役員や経営者のお墨付きを得ると、セクハラやパワハラも容認されます)

●いわゆる「お局」と呼ばれる女性社員が会社のお金の流れを掌握し、定年退職して年金生活になった後もパート社員として陰で経営者層をコントロールしている事例

ビジネスマナー的に非常識な「マイルール」を常識であると思い込んで「後輩」に押し付ける

(自分より能力のある「後輩」が入社すると、仕事を与えないようにしたり、わざとミスをさせて追い込んで辞めさせます)

●子持ちの女性社員がサイコパス化し、弱者を装って権利を盾にし、働かずして給与を得ようとして同僚や後輩に仕事を押し付け、辞めさせられないように上司や経営者をコントロールしている事例

 

 こうした人は表向き魅力的そうな仮面を被り、陰で人をコントロールします。

 支配的な人は必ずしも傍から見てもわかるように怒鳴ったりするばかりではないのです。

 これは、「ガスライティング」という心理的服従の手法であり、被害者に気づかれにくい狡猾な方法が使用されるので、服従している側は幻想状態に置かれ、それが異常な状態である事に気付いていません。 

 まともな判断ができる人や優秀な人は辞めて転職していきますが、知らず知らずのうちに精神が蝕まれ、耐えきれなくなって辞めていく場合も多々あります。

 

 利己主義や自己愛は感染していくので、次第にその組織にいる人達は麻痺していきます。

 その組織に長く居る人は幻想状態にある人なので、その状態を維持するのに加担し始めます。

 服従して幻想状態を維持することが、その組織で自分が生き残る方法になるからです。

 たとえ経営者であっても、そのような状態になると正常な判断力を失います。

 本当は組織が崩壊に向かっているのに、その状態を維持することが、組織を維持する唯一の方法であるかのような錯覚を起こしているからです。

 

 役員や経営者はそれを組織としての問題として捉えず、個人的な人間関係のもつれとして捉えます。

 そのため、その会社(組織)に新しい人を入れようとする時には、会社にとって必要な人材かどうかより、「服従してくれそうな人かどうか」という裏基準をベースに審査が行われます。

 実際、私が以前勤めていた会社では、パワハラで部下を何人も辞めさせた部長が、面接でしつこく「コミュニケーション能力」や「ストレス発散の方法」について聞いていましたし、「あの人はおとなしくて従順そうな人だった」と言われていた応募者が採用されていました。 

 

 そして入社後に、その人がサイコパスに服従し続けられなかった場合は「コミュニケーション能力の欠如」という評価が下されます。

 もしその組織が抱える問題を指摘する人が現れれば、その人をスケープゴートにして全ての問題を背負わせるでしょう。

(実際にそういうことがありました) 

 

 これは労働基準法に違反するような会社でなく、むしろ労働基準法を遵守し、社員の働きやすい環境を整えているとアピールしている会社でも起こり得ることです。

 それは、ネガティブエイリアン勢力が、このアセンションの時期に、人々を混乱に貶めて目覚めさせないようにしているからです。 

 

 何度転職してもそのような会社に縁を持ってしまう人がいます。

 それは、「自分の安心・安全の為に他人の顔色を窺う」ということが人間関係の根幹であるという信念を潜在意識の領域で抱いているからです。

 それは子供の頃に育った家庭で、親がガスライティングの手法を使い、無意識のうちに服従してきた副作用かもしれません。

 そうなると「服従してくれそうな人」という雰囲気やエネルギーをを発してしまい、支配従属関係がベースになったタイムラインに乗り、パズルのピースが正確に合わさるように支配的な人と巡り合うことになるのです。