引用:リサ・レネイ SELF DEFINITION - ブログ (energeticsynthesis.com)

 

 私達は肉体の実際の死を経験せずに、全く新しい生命の章に移行しようとしています。

 以前のサイクルでは、私達は一旦肉体を捨てて生まれ変わりながら、遺伝的な祖先のパターンを乗り越えて拡大することを学ぶまで続けようとしていました。

 これが、魂が全く新しい生命のアイデンティティの中で自らを再確立する方法だったのです。 

 

 生命のサイクルには、「父の罪は子に受け継がれる」という格言が真実です。

 罪という言葉は、怒り狂う神が意図的に与えた罰ではなく、自分に苦しみを与え続け、その苦しみを子孫に伝える破壊的な行為を繰り返す無知のことです。

 私達が今ここにいるのは、このアセンションサイクルの時に、この痛みを伴う先祖代々の遺産を終わらせる為なのです。

 

 死への恐怖は、長年に渡って人類の社会的行動や文化的信念に大きな影響を与えてきましたが、今こそ自分自身の内側にあるこの問題に取り組む時です。

 このサイクルでは、自分が死んでいくように感じたり、幻の死を体験したりするかもしれませんが、過去から解放される為に、自分自身を全く新しいアイデンティティへと変容させているのです。

 この成長段階は、自分にとっての新しい章について学び始める時です。

 新しいカリキュラムが始まるのです。

 

 私達は、多くの生まれ変わりの生涯に渡り、あらゆることをしてきました。

 トップ俳優やトップ女優のように、多くの典型的な人間として生き、多くの異なる言語のバリエーションを持つ文化の中で生きてきたのです。

 母親・父親・姉妹・兄弟などといった役割のように、他者の定義や自分に対する多くの期待から作られた仮面を被ってきました。

 このような役割をそれらしく演じている時、私達は人生に始まりと終わり、誕生と死があると信じていました。

 

 ですから、このアセンションのサイクルにおいて、俳優としての芝居を終らせる時にさしかかると、人間は文字通り、自己の消滅を死ぬほど恐れるのです。

 それまで自分が、選ばれた役柄を演じていることを知らなかった人達は、自己定義の新しいバージョンに目覚めるように促されています。 

 この新しい自己は、他者からのマインド奴隷化の意図に抑圧されたり、自動的に動かされたりすることなく、創造的な表現と自由に対話することを意識的に選ぶことができるものです。

 通常の生命パターンとして受け入れられてきた内面のアンバランスの度合いは、その人が現在経験しているエネルギー的なプレッシャーや解体を反映しています。 

 本当の内なる自己から遠ざかれば遠ざかるほど、生命体としての正常な状態を維持するのが難しくなってきます。

 ですから、演じることを終わらせ、身に着けてきた仮面や、心理的防御機構を脱ぎ捨て、真の本質に取り組まなければなりません。

 

 幾重にも重なった仮面を剥がすのは、生々しく、傷つきやすく、そして不快感が生じるかもしれないプロセスです。

 しかし、強化されていた仮面の層は、新たな自由感と共に剥がれ落ちていきます。

 これにより、自己定義が更に明確になり、生命の次の章を自由に表現できるようになります。 

 これは内に隠された本当の贈り物です。

 

 しかし、私達が自分の仮面を剥がすこの作業を完了するのにあまりにも長い時間がかかり過ぎると、宇宙が気を利かせて、適切なエネルギー的支援をもたらしてくれるかもしれません。

  これは、運転中に居眠りしないようにする為の慈善的なプロセスであると理解して下さい。

 そうすれば、内や外の闇に直面した時に、それによって疲れてしまったり、永遠に続くのではないかと感じないようにするのに役立ちます。 

 多くの場合、なぜ物事が起こるのか理解できず、感情を傷つけられますが、それは一時的なものなのです。

 

 イライラを放置したりするとトラウマになることがあります。

 これは、あなたが自分の個人的な力を持っていることを信じていて、その状況を精査し、選択する為の背景があれば、このようなことは起こりません。

 もしも、人生においてプレッシャーのかかる状況で、自分には選択肢がないと思っていても、自分の内なる自己に、実際にどこに選択肢があるのかを示してもらいましょう。

  人は常に自分の認識を選択することができます。

 

 このプロセスでは、外部からのサポートが有機的に起こり、いつも望んでいた真の自分になることができるように、この地球上で良い方向へと導いています。

 

 あなたがどんなに自分を普通とは違うと思っていても、宇宙は、その人が本当の自分を受け入れ、それに一致しているかどうかに比例して、本来の自分であることができるようにサポートします。 

 この自己受容は、他者をどのように愛し、扱うかに常に反映されています。 

 だからこそ、マインドがこの経験を分析しようとしても、そこから離れなければならないのです。

 なぜなら、それは内側で感じられなければならないからです。

 

 痛みを感じたり、身もだえするような場合は、何かを感じているということです。

 そして、何かを深く感じ、更に深く入ってその内容を認識することは、非常に前向きなことです。 

 この深い感情のプロセスは、本当の自分を再認識し、尋ねるべき正しい質問を思い出す為の唯一の方法です。

 

 あなたは自分を定義する時に、どの程度他人の影響を受けていますか?

 この探究は、自己定義のプロセスにおいて必要なことです。

 私達は、自分に対する他人の評価を超越することができますが、文化的認識・先祖の認識・言語の認識・宗教的認識の影響についてはどうでしょうか?

 もし、自分を人として定義する時に、これらの影響や境界線がなくなったら、今の自分は何者なのかわかりますか?

 あなたはそれで安心できますか?

 

 人類の大半は、攻撃性と受動性の間で揺れ動く「双極性」という大きな問題を抱えています。

 あまりに攻撃的で支配的である場合は、控え目になり、受動的になることを学ぶことになります。

 逆に受動的で依存的過ぎる場合は、背物事を進める為にお尻に火がつくような状況が生まれるでしょう。

 このように私達は、性格的な傾向を超えて、正しい行動と正しい意志を適用することで、エネルギー的なバランスを取る方法を学んでいくのです。

 

 個人的な性質の脆弱な部分が邪魔をして、高次の霊的アイデンティティが具現化するのを妨げることがあります。

 アセンションの道を歩んでいる人なら誰でも知っているように、このプロセスはどれも、個人的な性質の選り好みを関与させるものではありません。

 個人的な性質を取り除くことができれば、人生は楽になります。

 

 ある日宇宙の慈悲によって目醒めの衝撃が起きると、本来の唯一の自己、あるいは魂に注意を払い始めます。 

 この困難を、宇宙から無視されたり、冷遇されている等とは間違えないようにしてください。

 その不快感は、あなたを居心地の良いぬるま湯から引き上げる為のものであり、星に手を伸ばす唯一の方法は、実際に行動することだからです。

 

 私達は、自分が何者であるかという基準としていた限界を離れ、現在の自己認識の因子を超えて拡張していきます。

 限界を超えて拡張した時、私達は自分の内なる神性を見つけることができます。

 

 自動化されたマインドコントロールのプログラムによって支配された世界で、自我からの復帰を果たした人の多くは、この新しいエネルギーの領域で、自分の方向性を見つけようともがいています。

 私達はマインドを解放し、自動化された自我の自動性に縛られることなく、エネルギー的な自由を体験することができます。

 

 他のアイデンティティや周波数を経験するという選択は、感覚的な意識を経験する為に、精神のフォーカスをシフトすればいつでも可能です。

 自分の中でどんなプログラムが実行されているのかを認識できれば、自我の構造やエネルギーヴァンパイアの支配から解放されます。

 「一なるものの法則」の守護者がこの惑星に自由を取り戻す為に戻ってきたので、これらは全ての人類に与えられた機会です。

 このことは自己探求の為に、もう一つの大きな問いを表面化することになります。

 何が自分を動かしているのか、何から逃げているのか?

 ということです。