引用:NVCの鍵となる前提と意図 (nvc-japan.net)

リサ・レネイ 思いやりのあるコミュニケーション - アセンション用語集 (ascensionglossary.com)
思いやりのあるコミュニケーション-ブログ(energeticsynthesis.com)

 
 

 

 このアセンションのタイムサイクルが進むにつれて、男性的原理と女性的原理の間の問題だけでなく、他の代表的な対立する力の極性にも、より多くの圧力がかかります。

 これにより、自分と他者の中にある男性性と女性性のエネルギーが表面化してきて、このエネルギーのバランスを取って統合に導く為に、周囲の環境の中でどのように方向づけるべきなのかが明らかになります。

 

 人間は内面に、傷ついた男性と女性の両方の部分を持っており、思いやりを持ってコミュニケーションを取る為の新しいやり方を見つけ、ジェンダーの法則と内なる男性と女性の全ての側面の間で、どのように相互作用していくかについて、より高度な視点を持つよう求められています。

 このようにして私達の人間関係や交流が強調され、古い視点を認識し、ジェンダー間の対立の問題を解決する為に、思いやりのあるコミュニケーションスキルの向上を学ぶことが、特に有益で役立つものになるでしょう。 

 

 人間関係マスターの為のガイドラインによる思いやりのあるコミュニケーションによって、より良い人間関係スキルを開発する機会が提供されます。

 非暴力コミュニケーション (NVC) は、対人関係のあらゆる側面に非暴力コミュニケーション又は思いやりのあるコミュニケーションを適用する方法を学ぶ為の、非常に生産的な方法です。


 個人的な問題や惑星的な問題に直面する時に、このNVCの原則と方法が、周りの人とのコミュニケーションの方法や、認識に深く関係する自己習得と自己認識の向上への道を歩む力を与えてくれるはずです。

 紛争解決の意図に焦点を当てることは、対立する意見や相互作用の間に、平和と調和をもたらす非常に強力なプロセスです。

 

対立解決のスキル
 この非暴力コミュニケーション(NVC) において、個人又はグループ間の紛争のほとんどは、恐怖・罪悪感・羞恥心などを誘発することを目的とした強制的・操作的な言葉にって、人間のニーズに関する誤った意思疎通の方法によって生じると考えられています。

 この 「暴力的」 なコミュニケーション方法は、紛争中に使用されると、参加者の注意を彼らのニーズ・彼らの感情・彼らの認識・彼らの要求を明確にできないよう逸らせるので、対立が長引くことになります。

 

 NVCのトレーナーであるインバルとミキ・カシュタンは、NVCの根底にある前提を次のように特徴づけています。

・人類は全員、共通するニーズを持っている
・この世界には、全ての人の基本的なニーズを満たすのに十分な資源が用意されている
・全ての行動はニーズを満たそうとする試みである
・感情は、満たされた、あるいは満たされなかったニーズを指し示す鍵になる
・全人類には思いやりの能力が備わっている
・人間は与えることが喜び
・人間は共生によりニーズを満たす
・人間は変化する
・選択とは内なるもの
・自分自身と繋がることが、平和への近道になる
・武力行使は最小限に抑え、合意無しに教育したり、罰したり、欲しいものを手に入れるのではなく、守る為である

 

思いやりを妨げるコミュニケーション
 非暴力コミュニケーション(NVC)は、コミュニケーションの仕方によっては、人を思いやりの経験から遠ざける傾向があると指摘しています。

 それは、道徳的判断が、自分の価値観と一致した行動を取らない人に対して、不正や悪を暗示する場合があるからです。 

 非難・侮辱・軽蔑・レッテル貼り・批判・比較・診断は、全てジャッジの一形態であると言われます。

 (この道徳的判断と私達が評価する資質に関する価値判断を混同しないでください)

 この道徳的判断を使用すると、自分の内面で起こっていることを明らかにする必要がないので、自分自身を表現するのに非人間的な方法を取る事ができます。

 すなわち、「自分が注意を向けるのは、自分や他者が何を必要とし、何が得られていないかではなく、不正のレベルを分類し、分析し、決定することへの集中です」 ということです。


 相手が要求に従わない場合は、「非難や処罰を受ける」と暗にほのめかし、脅すということです。

 また、自分の責任を否定する為に、言葉巧みに個人的責任の認識を曖昧にしようとして、その行動の原因をような非個人的な力のせいにします。

 コンディション・診断・個人的又は心理的な病歴・他人の行為・権威の命令・集団的圧力・組織の方針・規則・規制・性別役割・社会的役割・年齢役割・制御不能な衝動・人と人との比較。ある行動は報酬に値するが、他の行動は罰に値するという、当然の前提。

 

4つのコンポーネントに焦点を当てる
 非暴力コミュニケーション(NVC)は、実践者に次の4つの要素に注目するよう呼びかけています。

観察:

 意味と重要性の評価とは異なる事実

(自分が見たり聞いたり触れたりしているもの)

 NVCは静的一般化を抑制します。

「観察と評価を組み合わせると、他人は批判を聞き、自分が言っていることに抵抗する傾向がある」 と言われています。

 代わりに、時間と状況に固有の観察に焦点を当てることが推奨されます。


感情:

 思考や物語に捕らわれない感情や感覚。

 これは、思考や、話し言葉では感情を表す為に使われるが、他人が自分をどのように評価しているか、又は他人が自分にしていることを伝える為の言葉とは区別されるべきです。

(例えば、「私は公正な取引をしてもらえなかったと思う」「不適切」「重要ではない」「誤解されている」「無視されている」)

 

 感情は、欲求が満たされているか満たされていないかが反映されていると言われています。

 感情を明確にすることで、お互いに繋がるのが容易にできると言われており、 「自分の感情を表現することで、自分の弱さをさらけ出し、対立を解決するのに役立つ」と言われています 。

 

ニーズ:

 ニーズを満たすための特定の戦略とは異なる、普遍的な人間のニーズ。

「行うことは全て、自分のニーズのためである」 と仮定されている。


リクエスト:

 要求にならない特定の行為のリクエスト。

 リクエストは、それを強制しようとすることなく、「ノー」という応答に対してオープンに耳を傾けるので、自分を主張して要求することとは異なります。

 もし、リクエストして相手からの「ノー」という答えを受け取った場合は、そのまま会話を続ける前に、あきらめるのではなく、相手が 「イエス」 と言えなかった理由に寄り添うことをお勧めします。

 リクエストの時は、明確で前向きで具体的な行動の言語を使用することをお勧めします。

 

信頼の構築
 スピリチュアルやコミュニティの環境で信頼を構築するには、対話を開き、対人関係において思いやりのあるコミュニケーションと、何層にもわたる分かち合いを動機付ける必要があります。

 それは、キリストの価値観に基づくスピリチュアルなコミュニティを形成するという意図に沿った神聖な空間を創造する為の強力な基盤の根底にあるものです。

 

 しかし、他人の個人的な境界線を理解し、その人の立場に思いやりを持って配慮する必要があり、それは共同で努力をして、全体の成功を形成するというコミュニティ環境に協力的に参加する為の要件です。

 協力的なグループの団結力がなければ、現実であれ想像であれ、対立を解決する為に一緒に信頼を構築することができなければ、多くのレベルのスピリチュアルコミュニティとそのライトワークのプロジェクトは失敗するでしょう。

 

 あらゆるレベルの相互作用において、健全でオープンでバランスの取れた関係を構築する上で、信頼が重要な要素であることは明らかです。

 健全でオープンでバランスのとれた組織には、信頼が不可欠であることは明らかです。

 

 では、信頼を定義し、信頼を構築する為の要素と、どのような特徴的な行動が、信頼を損なったり破壊したりするのかを見ていきましょう。

 信頼は、人々がプロジェクトで協力し、お互いの意見に耳を傾け、あらゆるレベルで効果的な関係を構築する為の主要な要素です。

 しかし、多くの人は信頼に影響を与える行動や行為に気づいていません。

 信頼は、個人的にも、仕事上でも、そしてもちろんスピリチュアルコミュニティの中でも、あらゆる健全で前向きな関係を築くための重要なリンクです。

 

モード
  NVCの主な適用モードは次の3つです。

 まず、自己共感です。

 これは、自分の中で起こっていることに、思いやりを持って繋がることです。

 自分が持っている思考やジャッジ・感情に気付いた時に、そして最も重要なのは、自分に影響を与えているニーズに繋がる時に、非難することなく関わる事です。


 NVCでは、共感的に受け取ることには、 「相手の中に生きているもの、そしてその人にとって人生を素晴らしいものにしてくれるものとの繋がり」が含まれています。

 それは、相手の言うことを頭で理解するだけではなく、相手の中にある美しさ、相手の中にある神聖なエネルギー、彼らの中に生きている命を見るというハートでの理解です。

 しかしそれは、相手と同じ感情を感じなければならないということではありません。

 

 他者が動揺しているのを見て悲しいと感じるとしても、それは自分が同じ感情を持っているという意味ではありません。

 それは相手を理解することを意味します。

 しかし、もしあなたが相手の精神を理解しようとしているなら、それは理解ではありません。

 共感というのは、「マインドを空っぽにして全身で傾聴する 」ことが含まれます。

 

 NVCは、相手がどのように表現していようと、その根底にある視点・感情・ニーズ・リクエストに傾聴することにフォーカスすることを提案しています。

 他者の発言を意訳して、その人が本来表現したかった感情やニーズなど、その人のメッセージに暗示的に含まれている要素を強調すると、役に立つ可能性があると言われています。

 

 NVCで正直に表現することは、観察、感情、ニーズ、要求を表現することを含む可能性が高い。会話の文脈が明確な場合は、観察を省略することができる。すでに十分な関連性がある場合や、関連性に影響しないようなコンテキストの場合は、フィーリングを省略できます。感情に加えてニーズを挙げることで、自分の感情に責任を持たせていると思われにくくなると言われています。

 

 非暴力コミュニケーション(NVC)を使って正直に表現するには、視点・感情・ニーズ・リクエストを表現することが含まれる可能性があります。

 観察し、感情・ニーズを明確にし、リクエストします。

 その時、会話の文脈が明確であれば、観察者の視点は省略できます。

 また、既に十分な繋がりがある場合は、感情は省略される可能性があります。

 

 感情に加えてニーズを明確にすると、あなたが自分の感情に責任を相手に負わせていると思われにくくなると言われています。

 ニーズを明確にしてからリクエストをすることで、人々があなたのニーズに対応する時に、漠然とした要求を推測する可能性が低くなるからです。

 これを一緒に使用することで、あなたが何を求め、その理由は何なのかについて、人々が迷って推測で判断してしまうのを防ぐことができる可能性があるので、行き違いを最小限に抑えることができます。