この夏は FLEETWOOD MAC をよく聴いた。もちろん好きな曲はあったが、これまでの人生でこれ程聴いたことは無かった。ドラムス他の打楽器ももちろん使っているのだが、全体的なアタックの強くなさが今の気分、精神状態にぴったりなのだろう。この夏は常時小さな音で流していた言っても良い程だ。
そもそもスティーヴィー・ニックスのあの、言ってしまえばダミ声が苦手だった。ロック界きっての美貌、歌姫とも言われたが、筆者には全くピンとこなかった。産業ロック、デジタル、エスニックと数々の波に揉まれながら、独自の「軽い」ロックを貫いてきたバンドだ。その強靭さには敬意さえ抱く。70年代の名盤と言われるアルバムに収録されあ楽曲の良さも初めて理解した。
会社で LINE WORKS を使っているのだが、情報伝達において非常に便利だ。そのリソースを使わせてもらってAOR部を結成した。部活と言ってもそんなに構えたものではなく、ロック好きの親父が、それぞれの好きな楽曲と思い出を語る暇つぶしだ。これがまた面白いことに、昨日の昼食に何を食べたか思い出せないのに、40年前のことは克明に憶えている。しかも全員がそうだ。
同年代の役員も加わり、和気藹々と若者に気兼ねもせず、昔話に興じることが出来るナカナカの企画だ。FLEETWOOD MAC はそんな風に仲良くなった役員の好きなバンドだ。こんなことがなかったら聴く機会もなかったろう。
そんな風に会社に馴染んでいく夏だった。
