【作品#0368】ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地争覇(1993) | シネマーグチャンネル

【タイトル】

 

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地争覇(原題:黄飛鴻之三 獅王争覇/英題:Once Upon a Time in China III)


【概要】

1993年の香港映画
上映時間は112分

【あらすじ】

清朝末期の北京。開催予定の武術大会にウォン・フェイフォンは招待されたが、むやみに争いごとをしたくないとして参加を断る。ところが、ウォン・フェイフォンは外国政府が大会の主催者である西太后の命を狙っていると知り…。

【スタッフ】

監督はツイ・ハーク
音楽はウー・ワイラップ/ツイ・ハーク
撮影はマク・シーチン

【キャスト】

ジェット・リー(ウォン・フェイフォン)
ロザムンド・クワン(イー)

【感想】

ツイ・ハーク監督、ジェット・リー主演によるシリーズ第3作。ちなみに本作の製作中にジェット・リーはツイ・ハークと関係が悪化し、本シリーズから降板している。その後もシリーズは別キャストによって続けられたが、シリーズ第6作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ&アメリカ/天地風雲(1997)」でシリーズ復帰を果たしている。

前作である程度封印されたワイヤーアクションが割と序盤から全開である。どうもワイヤーアクションをどれくらい使うかに迷いが見える。前作少なくして本作で1作目並みに増やしているとなると、観客からは1作目のようなワイヤーアクション全開の演出が求められていたのだろう。そうなると私の個人的願望とは合致しなかったようだ。ワイヤーアクション全体を否定するつもりもないのだが、やはり前作のような演出の方が好ましいとは思う。

とはいえ、シリーズを続けて行くとマンネリになるアクションシーンを工夫して取り組む姿勢は評価したい。ただ、獅子大会を中盤にもラストにもやるのはややくどいかな。

ウォンとイーがようやく結ばれそうなところで、ジェット・リーが降板とは残念でならない、付かず離れずくらいの距離感が程よいのかもしれない。作品全体で見ると、前2作品に比べると凡作と言わざるを得ない。

 

【関連作品】

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地黎明(1991)」…シリーズ第1作
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱(1992)」…シリーズ第2作
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地争覇(1992)」…シリーズ第3作
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナⅣ/天地覇王(1993)」…シリーズ第4作
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナⅤ/天地撃攘(1994)」…シリーズ第5作
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ&アメリカ/天地風雲(1997)」…シリーズ第6作
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝/アイアンモンキー(1993)」…主人公の少年期を描いた外伝



取り上げた作品の一覧はこちら

 

 

 

【配信関連】

 

 

<Amazon Prime Video>

 

言語

├オリジナル(広東語)

 

<Amazon Prime Video>

 

言語

├日本語吹き替え

 

【ソフト関連】

 

<DVD>

 

言語

├オリジナル(広東語)

├日本語吹き替え

映像特典

├予告編

 

<BD>

 

収録内容

├上記DVDと同様