【タイトル】
しゃべれども しゃべれども
【概要】
2007年の日本映画
上映時間は109分
【あらすじ】
落語家の今昔亭三つ葉は、師匠からも認められておらず真打になれずにいる。そんな三つ葉のもとへ、落語を教えてほしいという人が集まって来ることになる。
【スタッフ】
監督は平山秀幸
音楽は安川午朗
撮影は藤澤順一
【キャスト】
国分太一(今昔亭三つ葉)
香里奈(十河五月)
松重豊(湯河原太一)
森永悠希(村林優)
八千草薫(外山春子)
伊東四朗(今昔亭古三文)
【感想】
1998年に発表された佐藤多佳子の同名小説の映画化。主演した国分太一は映画単独主演は本作が初である。
結局この登場人物たちは何かを得て成長したのだろうか。それぞれの抱える問題が曖昧で、登場人物たちがその問題点を指摘したり自覚したりする場面もあるのに向き合おうともしない。じゃあなぜこの落語教室にわざわざやってきたのか。落語教室はあくまできっかけであり、ここですべてが解決するわけではない。そんなことは登場人物たちも理解しているのに、この落語教室すらいい加減な態度で臨んでいる。それなのに毎回しっかり出席するという登場人物の思考回路が理解できなかった。
三つ葉に関しても、教えている相手に言っている言葉がそのまま自分に返って来るというベタなやり方で成長しているかの如く演出していたが、最終的に落語での成功は師匠から注がれた酒が要因だったとは。また子供へビンタして周囲が「あれぐらいやりゃいいんだ」と言う場面があるが、2007年と言う時代を鑑みてもやり過ぎだと感じるね。
あと、落語をダイジェストで見せることに対する意見もあり、それに一定の理解は示すが、それを言ってしまうと、その他の芸術やスポーツなどを題材にした映画皆が批判を受けることになる。これに関しては「映画なのだから」で問題ないと思う。
ずっとしかめっ面だった香里奈に最後あんな笑顔をさせるのは正直ずるい。
取り上げた作品の一覧はこちら
【配信関連】
<Amazon Prime Video>
言語
├オリジナル(日本語)
【ソフト関連】
<DVD>
言語
├オリジナル(日本語)
音声特典
├平山秀幸(監督)、国分太一(出演)、香里奈(出演)による音声解説
映像特典
├ゆずPV「明日天気になぁれ」
├予告編集
<BD(スペシャル・エディション)>
言語
├オリジナル(日本語)
音声特典
平山秀幸(監督)、国分太一(出演)、香里奈(出演)による音声解説
映像特典
├国分太一の落語修業
├本編でカットされた落語シーン
├ゆずPV「明日天気になぁれ」
├国分太一スペシャル・インタビュー
├舞台挨拶映像
├予告編集
【書籍関連】
<しゃべれども しゃべれども>
形式
├紙
├電子
出版社
├新潮文庫
著者
├佐藤多佳子
長さ
├357ページ