【タイトル】
喜劇 初詣列車
【概要】
1968年の日本映画
上映時間は91分
【あらすじ】
上越線を担当する国鉄の車掌である上田新作は、車内で小学校自体の幼馴染だった美和子に再会する。その夜、先輩と新潟市内のクラブで飲んでいると、そこで働く美和子が酔っぱらった客に絡まれているところを目撃する。
【スタッフ】
監督は瀬川晶治
音楽は河辺公一
撮影は西川庄衛
【キャスト】
渥美清(上田新作)
佐久間良子(坂本美和子)
中村玉緒(上田幸江)
川崎敬三(上田夏雄)
小松政夫(坂本研吉)
西村晃(野々宮太平)
楠トシエ(野々宮富子)
城野ゆき(細川房子)
【感想】
諸事情で4作目が作られることなく「列車シリーズ」の3作目にして最後になった作品。前作以上に列車から離れていき、タイトルの「初詣」はどこに出てくるのかと思えばラストにちょっと出てくるだけ。
アイデア不足なのか、91分という短い上映時間にもかかわらず、ただギャグをやるだけのようなシーンも多々あり、話がなかなか進んでいかないのには少々の苛立たしさを覚える(ただその中で出てくる前衛音楽のシーンが後に伏線として回収されたのには少し笑ったが)。
にしても和装の佐久間良子の美しさは惚れ惚れする。後の「男はつらいよ」でマドンナをぜひやってもらいたかったとつくづく感じる。
問題がなければこのまま「列車シリーズ」は作られていったとは思うが、シリーズ2作目にして列車から遠ざかり、本作では国鉄職員であるという設定がほとんど意味をなしていない以上、シリーズは早々に終了していただろうと思ってしまう。
【関連作品】
「喜劇 急行列車(1967)」…列車シリーズ1作目
「喜劇 団体列車(1967)」…列車シリーズ2作目
「喜劇 初詣列車(1968)」…列車シリーズ3作目
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