【タイトル】
喜劇 団体列車
【概要】
1967年の日本映画
上映時間は91分
【あらすじ】
愛媛県で国鉄職員として働く山川彦一は、改札業務中に迷子の子供を発見する。その子の話を頼りに宇和島駅で下車するとその子の母親である志村小百合が待っており、彦一は小百合に惹かれていく。
【スタッフ】
監督は瀬川晶治
音楽は木下忠司
撮影は坪井誠
【キャスト】
渥美清(山川彦一)
佐久間良子(志村小百合)
ミヤコ蝶々(山川お杉)
笠智衆(日高友造)
城野ゆき(日高邦子)
【感想】
前作のヒットを受け製作された列車シリーズの2作目。前作のメインキャスト渥美清、佐久間良子は続投しているが、前作とは関係のない話で彼らも別人を演じている。全国あちこちの国鉄路線を使ってシリーズ化するとなると別人を演じることは仕方ないが、せっかく前作で出てきたキャラクターをなかったことにするのは少々もったいない気もする(前作で楠トシエが演じた妻役はなかなか良かった)。
さらに前作では列車内での出来事を中心に映画も展開していたのに本作は列車はほとんど出て来ず、電車に乗って移動してもその場面を省略するという列車メインでない映画と同じ扱いになってしまったのも残念である。
またキャストについては、前作と同様に後の「男はつらいよ」組が出演。本作で主人公の母親を演じたミヤコ蝶々は「続・男はつらいよ(1969)」「男はつらいよ 奮闘篇(1971)」でも寅さんの母親を演じ、本作で元国鉄職員を演じた笠智衆は「男はつらいよ」シリーズで、1作目の「男はつらいよ(1969)」から「男はつらいよ 寅次郎の青春(1992)」まで御前様を演じた。これらキャストをもってするとやはり松竹っぽさは否めない。
他のキャストでは彦一に想いを寄せる邦子を演じた城野ゆきがキュートで、佐久間良子の艶な魅力と対照的でなかなか魅力的だった。
【関連作品】
「喜劇 急行列車(1967)」…列車シリーズ1作目
「喜劇 団体列車(1967)」…列車シリーズ2作目
「喜劇 初詣列車(1968)」…列車シリーズ3作目
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