【タイトル】
スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち(原題:Stuntwomen: The Untold Hollywood Story)
【Podcast】
Podcastでは、作品の概要、感想などについて話しています。
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【概要】
2020年のアメリカ映画
上映時間は84分
【内容】
スタントウーマンを取り上げたドキュメンタリー。
【スタッフ】
監督はエイプリル・ライト
【出演】
ジニー・エッパー(TVシリーズ「ワンダーウーマン」でリンダ・カーターのスタントを担当)
ドナ・キーガン(「トゥルーライズ(1994)」でジェイミー・リー・カーティスのスタントを担当)
ミシェル・ロドリゲス(女優)
ポール・ヴァーホーヴェン(映画監督)
ポール・フェイグ(映画監督)
【感想】
スタントウーマンの歴史、スタントの得意分野、女性スタントならではの苦労、普段の練習風景、スタントのやりがい、事故やドラッグという負の側面など、幅広く網羅しており、上映時間も短くそれぞれが深堀されている印象はない。
製作総指揮のミシェル・ロドリゲスがナビゲーターとして登場し、自身のスタントを担当するスタントウーマンと会話している様子や、実際にカースタントを体験する様子は楽しそうである。彼女もアクション映画に多数出演しており、「選ぶ仕事を間違えた」と話す場面すらある。
女性スタントと言えばクエンティン・タランティーノが「グラインドハウス(2007)」の中で監督した「デス・プルーフ」のゾーイ・ベルがまず思い浮かぶ。本作でも「デス・プルーフ」のあのスタントは少し映るのだが、もう少し彼女のことを取り上げても良かったかな。
男女のスタントの違いとして、「男性には繊細さがないが、女性には繊細さがある」という発言があったのが気になった。過去の経験からそのような発言をしたのだろうが、少なくともここには男性側からの意見も聞いてみたかった。本当にそうだろうか。スタントウーマンにもレベル差やアプローチの違いなど様々あると思う。本作はあくまで女性視点で語られるが、「繊細さ」ひとつとっても色々あると思うし、それを「女性全般」として語ってしまう怖さもある。
ここ数年、映画の裏方のドキュメンタリーが多い気がする。「すばらしき映画音楽たち(2016)」「ようこそ映画音響の世界へ(2019)」など。本作もこれらの一環だろうか。本作を観てまた少し映画の中の見え方が変わるような気がした。
【関連作品】
「スピード(1994)」…サンドラ・ブロックのスタントを担当した方が、バスからの脱出シーンについて語っている。
「ロボコップ(1987)」…ポール・ヴァーホーヴェン監督がスタントの場面について言及している。
取り上げた作品の一覧はこちら
【予告編】
【配信関連】
<Amazon Prime Video>
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