【タイトル】
大列車作戦(原題:The Train)
【Podcast】
Podcastでは、作品の概要、感想などについて話しています。
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【概要】
1964年のアメリカ/フランス/イタリア合作映画
上映時間は133分
【あらすじ】
1944年のナチスドイツに占領されたフランス。ヴァルトハイム大佐は美術館の名画をフランスへ持ち帰ろうとしていた。美術館の館長はレジスタンスのリーダーであるラビッシュに名画流出阻止を依頼する。
【スタッフ】
監督はジョン・フランケンハイマー
音楽はモーリス・ジャール
撮影はジャン・トゥルニエ→ワルター・ウォティッツ
【キャスト】
バート・ランカスター(ラビッシュ)
ポール・スコフィールド(ヴァルトハイム)
ジャンヌ・モロー(クリスティーヌ)
【感想】
監督が言うようにモノクロ映画最後のアクション大作。探してみたが、本作以降でモノクロのアクション大作映画は見当たらない。静と動の使い分けが見事な作品。大佐が絵画を見回る静かな始まりだが、クレジットが入るとその絵画を運び出すために兵士たちが動き回るという展開。以降は電車が走り続ける展開だが、時に挟まれるホテルの女主人とのやり取りなどの静の場面が際立つ。幾多の妨害を受けても名画をドイツに持ち帰ろうと意固地になる大佐の姿はまさに当時のドイツを思わせる。
フランスが舞台でナチスドイツが登場するのに本編はハリウッド映画と言うことで全編ほぼ英語である。「イングロリアス・バスターズ」のように、言語の違いを利用して敵を欺く展開があるとサスペンス映画として一段上になったことだろう。
【音声解説】
参加者
├ジョン・フランケンハイマー(監督)
ジョン・フランケンハイマー監督単独による音声解説。監督による静かな語り口は、冷静かつ明晰である。当然CGなしのアクション映画なので、その撮影方法や準備などの話は大変興味深い。また、主演したバート・ランカスターが当時50歳ごろにもかかわらず、下手なスタントマンの代わりに2階から落ちるスタントをやってのけ、刺激された若手俳優らが自らスタントを望んだ話は面白かった。
取り上げた作品の一覧はこちら
【ソフト関連】
<DVD>
言語
├オリジナル(英語/ドイツ語)
音声特典
├ジョン・フランケンハイマー(監督)による音声解説
映像特典
├オリジナル劇場予告編
├ミュージック・スコア
<BD>
言語
├オリジナル(英語/ドイツ語)
├日本語吹き替え(テレビ朝日1973年版)
※正味約98分。日本語吹き替えの欠落箇所はオリジナル言語/日本語字幕で対応。なお、日本語吹き替え欠落箇所をスキップする機能あり。
音声特典
├ジョン・フランケンハイマー(監督)による音声解説
映像特典
├オリジナル劇場予告編
├ミュージック・スコア