【作品#0032】スポットライト 世紀のスクープ(2015) | シネマーグチャンネル

【タイトル】

 

スポットライト 世紀のスクープ(原題:Spotlight)

 

【Podcast】

Podcastでは、作品の概要、感想などについて話しています。


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【概要】

 

2015年のアメリカ映画

上映時間は129分

 

【あらすじ】

 

2001年にボストンの地元新聞「ボストン・グローブ」の局長に就任したバロンは、教会の神父による子供への性的虐待事件への掘り下げが足りないとして、特集記事を掲載する「スポットライト」の4人のメンバーへ更なる調査を命ずる。

 

【スタッフ】

 

監督はトム・マッカーシー

脚本はトム・マッカーシー/ジョシュ・シンガー

音楽はハワード・ショア

撮影はマサノブ・タカヤナギ

 

【キャスト】

 

マーク・ラファロ(マイク・レゼンデス)

マイケル・キートン(ロビー)

レイチェル・マクアダムス(サーシャ)

ブライアン・ダーシー・ジェームズ(マット)

リーヴ・シュレイバー(バロン)

ジョン・スラッテリー(ベン)

スタンリー・トゥッチ(ガラベディアン)

ビリー・クラダップ(エリック・マクリーシュ)

 

【感想】

 

アカデミー賞では6部門でノミネートされ、作品賞と脚本賞の2部門を受賞した。

 

2002年に報じられた大問題を2015年に映画化したわけだが、この神父らによる子供への性的虐待が一向になくなっていないからだろう。キリスト教という多くのアメリカ人にとっての基盤が大きく揺らいでいる。その真相を突き詰めるべく「スポットライト」のメンバーは生活の基盤となる家族を半ば犠牲にしてまで動き回る。特に急いで報道したいマイクは動き出す、走るといった映画的にも分かりやすい動くキャラクターとしての描写が見事だった。

 

ボストン・グローブは大スクープを報じることになるのだが、神父らによる子供への性的虐待の関連資料は8年も前に新聞社に届いていたのだった。彼らにだって罪はあるだろう。ユダヤ系の局長が言う「その道を進んで光が当たって初めて分かることがある」というセリフが印象に残る。

 

組織というのは大きくなればなるほど代謝機能が失われ、不祥事があると何度も繰り返してしまう。ましてキリスト教のカトリック教会とあればなおさら。こういう映画として定期的に作り続けなければならないのも事実だろう。

 

 

 

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映像特典

├スタッフ・キャスト・モデルとなった記者 インタビュー
├撮影風景
├日本版予告編&TVスポット集
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