【タイトル】
禁じられた遊び(原題:Jeux Interdits/英題:Forbidden Games)
【Podcast】
Podcastでは、作品の概要、感想などについて話しています。
Apple Podcastsは前編/後編
Google Podcastsは前編/後編
Spotifyは前編/後編
Anchorは前編/後編
【概要】
1952年のフランス映画
上映時間は87分
【あらすじ】
1940年のフランス。郊外へ逃げようとするフランス市民へドイツ軍の戦闘機が攻撃を仕掛け、少女のポーレットは両親と犬を亡くす。彼女を見つけたミシェル少年が彼の家にポーレットを招き入れることになる。
【スタッフ】
監督はルネ・クレマン
脚本はフランソワ・ボワイエ
音楽はナルシソ・イエペス
撮影はロベール・ジュイヤール
【キャスト】
ブリジット・フォッセー(ポーレット)
【感想】
少年の名前は「ミシェル」だが、ラテン語読みをすると「ミカエル」になり、キリスト教の守護聖人と同じ名前になる。この守護聖人が、好きな女の子のためにお墓づくりを手伝うのだが、たくさんのお墓を作るためにわざわざ動物を殺したり、キリスト教の象徴とも言える十字架を盗んだりしてまで豪勢なお墓を作ってあげる。ミシェルがお墓づくりのために動物を殺す行為は、大人たちが若者を戦場に送り込み多くの死者を出していることを思わせる。ラストで父親に裏切られたミシェルは十字架を捨てると言う背徳行為を行っている。
ポーレットに惚れたミシェルが奉仕しているが、一方のポーレットは「新しい犬をあげる」と言われてミシェルについてきただけで、結局犬の代わりがミシェルなのである。男女関係に置き換えると、奉仕するミシェルは少し哀れにさえ見えてくる。
87分という上映時間が嘘の如く、様々なエッセンスが詰まっている。ナルシソ・イエペスによるギターのメロディが戦禍の子供たちの健気な行いに花を添える古典の名作。
取り上げた作品の一覧はこちら
【配信関連】
<Amazon Prime Video>
言語
├オリジナル(フランス語)
【ソフト関連】
<DVD>
言語
├オリジナル(フランス語)