【作品#0105】交渉人(1998) | シネマーグチャンネル

【タイトル】

 

交渉人(原題:The Negotiator)

 

【Podcast】

Podcastでは、作品の概要、感想などについて話しています。


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【概要】

 

1998年のアメリカ映画

上映時間は140分

 

【あらすじ】

 

交渉人として活躍するダニーは、警察内部の金が横領されている事実を相棒のネイサンから聞かされる。その日の夜にネイサンは何者かによって殺され、ダニーは横領とネイサン殺しの濡れ衣を着せられる。後がなくなったダニーは、ネイサンが横領に関わっていると言った内務調査局に立て籠もり、事件と関わりのない隣の地区の交渉人であるクリス・セイビアンを呼び寄せ、真犯人探しを始める。

 

【スタッフ】

 

監督はF・ゲイリー・グレイ

音楽はグレーム・レヴェル

撮影はラッセル・カーペンター

 

【キャスト】

 

サミュエル・L・ジャクソン(ダニー・ローマン)

ケヴィン・スペイシー(クリス・セイビアン)

デヴィッド・モース(ベック)

ロン・リフキン(フロスト)

ジョン・スペンサー(トラヴィス署長)

J・T・ウォルシュ(ニーバウム)

ジオバン・ファロン(マギー)

ポール・ジアマッティ(ルディ)

 

【感想】

 

ダニーが孤立するように描かれる部分に極端さはあるものの、エンターテイメントとして十分な出来。警察内部ものとしては代表作に入るのではないか。

 

ダニーの発砲を全員が本当に殺したのだと信じたり、真犯人を特定させないために関係者全員がセイビアンの言うことを聞かなかったりとやや不満点はあるが、主人公が交渉人である意味を感じられるシーンがいくつもあるのが本作の良い点と言える。

 

特に一番の見せ場は、立て籠もったばかりのダニーとファーリーとのやり取りの場面である。ファーリーが自分を言い負かそうとしていると感じたダニーは無茶な要求をして、ファーリーから「No」という言葉を引き出す。交渉の現場で犯人に「No」と言うのが禁句であることを身をもって示す後輩思いな(!?)シーンだが、ダニーの仕事へ本気で向き合っていることと同時に鬼畜っぷりも発揮されたシーンでもある(まくしたてるサミュエル・L・ジャクソンはやっぱり凄い)。この「No」が後に伏線として回収される下りはさすがに笑ってしまう。やや無茶なシーンだが、ここだけでも「交渉人」を主人公にした甲斐があったとさえ感じる。

 

【関連作品】

 

「シェーン(1953)」…本作中に主人公らが言及する作品

 

 

 

取り上げた作品の一覧はこちら

 

 

 

【配信関連】

<Amazon Prime Video>

言語
├オリジナル(英語)

 

 

【ソフト関連】

<BD>

言語

├オリジナル(英語)

映像特典

├ドキュメンタリー:ロサンゼルス市警 人質交渉人へのインタビュー
├メイキング:監督、スタッフへのインタビュー
├オリジナル劇場予告編