レトロ着物の醤油のシミの消し方。 | 着物と手作り石鹸と小さな暮らし。

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本物を超えるレベルの着物アイテムの復刻版の作成を目指しています。
猫ファーストなので、のんびりペースですが…。
百年先の世界にも継承できるように、希少なアンティークのハギレや半襟を常に探しています。
体幹機能障害3級です。





















①4月1日に回転寿司屋さんで付けた醤油のようです😓←気づいたのは6月22日でした💦


②シミのある生地の下にビニールとタオルを敷きます。(ちょっと見当たらなかったので、猫のペットシートを敷いています😂ここは真似しないで下さい。)


③しみクリンを使います。


④シミの上から塗ります。


⑤3秒くらいでシミが溶けて行きます。


少なめでも、このように周辺に広がって行きますので、使うのは数滴のみです。


すぐにシミが溶けない場合は、しみクリンを多めに使っても時間をかけても絶対に落ちません。 


逆に、着物の方の色の方が落ちて、シミだけが残って余計にシミが目立つこともあるので、すぐに諦めて次の行程に進んで下さい🙏


⑥ティッシュペーパーに、たっぷり水を含ませたもので、シミのあった部分に水分を染み込ませて行きます。  


⑦袷の着物の裏地まで水分を染み込ませます。


⑧次に素早く水分を取ります。トイレットペーパーが早い🧻です。ゆっくりしていると輪ジミになるので、全ての道具を先に準備してから始めて下さい🙇‍♀️


⑨1分間くらい、バンバンとトイレットペーパーの上から平手で叩き続けます✋


⑩水分が取れたら、アイロン(温度は弱。スチームは無し)で仕上げて行きます。

上からゴシゴシ擦ると、生地がテカリますので、「5秒置いては持ち上げて水分を飛ばす。」を繰り返します。(置きっぱなしだと、昔の漫画みたいにアイロンの跡ができるのかもしれないで💦さすがにそこまでの失敗したことはないですが。)

ある程度乾いたら、衣紋掛けに干して完成です。


万が一、輪ジミができたら、もっと大きく水を含ませて、高濃度キッチンアルコールで輪ジミのフチの部分を吹いてから、アイロンを置いては離しを繰り返すと消えます。ただ、絹にアルコールを含ませると少し触感が硬くなります。


※アンティーク着物には絶対に使わないで下さい。2月7日に失敗編を載せています。

※今回は手染めの着物を使っていますが、手染めやぼかしの着物は戦後のものでも色落ちしやすい物が多いので、プリントの綸子が一番オススメです。

※高級な着物ほど天然染料が使われているので、避けて下さい。

※古過ぎるシミは落ちません。

※シボのある着物ほど輪ジミ(水ジミ)ができやすく、アイロンもテカリやすいので、表面がザラザラした肌触りの悪い着物はあらかじめ買わないようにしています。

※説明書には、「絹には使わないで下さい。」と書かれてありますので、自己責任でお願い致します。


#10分以内でできる着物のしみぬき

#アンティーク着物不可

#天然染料不可

#高級着物不可

#タカビシ化学株式会社さんのファンの人です



 

 

 


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