テンちゃん伝説
あけましておめでとうございます、ココリックです!
2026年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、ココにはたくさんのお友達がいますけれども、何といっても1番のお友達といえば、ボーダーコリーのテンちゃんだと思います。
何しろ、ココとテンちゃんは、まだ1歳になる前からの付き合い。幼馴染ってやつなんです。
(小さい頃から特別仲良し!)
(いっつも一緒にいたよね)
(こうやって木の枝で遊んだり)
(お山遊びもやったっけ)
(遊び疲れてもくっついてこう)
(思わずチュッチュしちゃうくらい)
(大きくなってからも、顔を合わせたら一緒にお散歩してるよね)
(しゃべりながら並んで歩いて)
(並んで草食べ)
(雨の日も)
(冬の日も)
(顔を合わせたらしゃべりながらてくてく歩いて)
(特別仲良しなんです!)
そんなテンちゃんに、2025年の秋に大変な事が起こりました。血管肉腫というガンにかかってしまったんです!
ココは信じられませんでしたよ。だって、小さい頃からずっと当たり前みたいにご近所にいて、会えば楽しく散歩をするテンちゃんが、まさか、ガンなんていう恐ろしい病気にかかってしまったなんて!
ココはショックでしばらく目の前が真っ暗になりました。ココもテンちゃんも、まだ11歳です。そんなの若すぎます!
何かの間違いであって! と、ココは願いました。ああ、どんなにそう願ったでしょう。
でも、残念ながら間違いではなかったんです。
それでテンちゃんはね、お医者さんと相談して、抗がん剤治療を受けようとしたんですよ。でも、いざ、抗がん剤治療を受ける日の朝、テンちゃんは倒れました。テンちゃんのお父さんとお母さんは、もうテンちゃんとはお別れだと覚悟を決めるほどだったそうです。ココはそれを聞いて、どんなに泣いたことでしょう!
ところが、そこからテンちゃんは意地を見せました。奇跡的な回復を見せ、またお散歩できるくらいにまでなったんです!
ココが急いでテンちゃんに会いに行きますと、テンちゃんがいつもと変わらない様子で笑っているのでびっくりしました。
「テンちゃん、本当に危機的状況だったの? 死にかけちゃったワンちゃんには見えないよ。しっかり立っているじゃないの!」
と、ココは、思わずテンちゃんをジロジロ見ながら言いました。
「うん。俺はマジでやばかったんだ。もうすぐで、うっかり、天国の見守りワンちゃんになるところだったんだけど、ギリギリの所で踏みとどまって、ここまで回復した。お医者さんは、俺が今生きているのは奇跡だって確かにハッキリそう言ったよ」
「じゃあ、また抗がん剤治療するの?」
とココが聞きますと、テンちゃんは首を横にふりました。
「いろいろ考えたけど、俺、抗がん剤治療はやめようと思うんだ。だって俺って、何でも自分のことは自分で解決するタイプだろ? 爪だって伸びたら散歩して自分で削るし、肛門絞りだって病院で絞ったことなんて一度もないしな。だから、ガンも自分で治そうかなって思ってる」
ココは驚きました。
「だけど、さすがのテンちゃんだって、ガンは自分で治せないでしょ?」
「いや。俺はやろうって思ってるよ。ガンを自分で治したワンちゃんとして伝説を打ちたてるんだ」
なんてキッパリ言い切ったんです。
「それできたら冗談なしに伝説だよ。どうやって治すつもりなの?」
とココがびっくりして聞きますと、テンちゃんは穏やかに笑ってこう言いました。
「母ちゃんが家庭菜園で野菜を作っているから、その野菜を食う。それから、父ちゃんと母ちゃんと散歩をする。ゆっくりな好きなだけ。それで治そうって思ってる。野菜と散歩治療だ」
「へえー! 聞いたことのない治療だよ!」
そんな会話があったのが、昨年の10月。それから3ヶ月。てんちゃんは「野菜と散歩治療」を地道に続け、素晴らしい成果をあげています。だって、年を越した今もまだ、てんちゃんはお散歩できるくらい元気に過ごしているんですからね!
生きているのが奇跡と言われた10月から、いまだに奇跡を更新し続けてるわけですから、てんちゃんは本気で伝説を打ちたてちゃうかもしれないと、ココは胸を躍らせて、この間会った時にそのことを言ってやりました。
(てんちゃんと並んで話しながら言ってやりました)
「テンちゃん、本当に伝説を打ち立てちゃうんじゃないの? だって、ここまで奇跡を更新するなんてすごすぎるよ。てんちゃん、ガンはもう消えたんじゃないの?」
とココがワクワクして聞きますと、てんちゃんは頭をふりました。
「もちろん、最終的には完全に消し去って、伝説を打ち立てるつもりではいるよ。でも、ガンのやつ、まだ消えてはいないな。今、難しい時期なんだ」
「難しい時期って?」と、ココが聞きますと、
「用心が必要だ。あんまり興奮しすぎちゃいけない」と、テンちゃんは難しい顔をしました。
「例えば、ココが遠くに見えたら、俺は嬉しくってめちゃくちゃ興奮するだろ。ココも向こうから俺に向かって走ってきたりすると、ますます俺は興奮するだろ。そうすると、ちょっとクラッとする。嬉しすぎて興奮すると、貧血になるんだな」
「え、じゃあ、ココどうしたらいいのよ?」
と、ココが困りますと、
「できれば、俺に向かって勢いよく走ってこないでほしいかな」と、テンちゃんは言うのでした。
「ココが穏やかに俺に向かって歩いてきてくれたら、俺も、なるべく深呼吸をいっぱいして気持ちを落ち着けるから。で、俺達は、穏やかに大人の挨拶をしよう。そしたら、クラッとしないから」
なるほどね。これで、ココはわかりました。これから、テンちゃんと出会った時は、大人の挨拶をした方がいいんだってことがね。
(穏やかな大人の挨拶)
「じゃあ、うちのマリとホネッコの奥さんとかにも、注意しておくよ」
と、ココは、テンちゃんに言いました。
「あの二人、テンちゃんを見ると、すぐに嬉しくなって『テンちゃ~ん』なんて高い声をはりあげて、ブンブン手をふるでしょ。でも、テンちゃんは、そんなの見たら、すごく嬉しくなって、つい興奮しちゃうんじゃない?」
「そうなんだよ。俺、感情表現豊かじゃん? 嬉しい時はもうすっごく嬉しくて興奮しちゃうんだ。で、クラッとして貧血になる」
「やっぱりね。じゃあ、マリとホネッコの奥さんにも、大人の挨拶をしなさいって言っておくよ」
と、ココは、テンちゃんと約束しました。
そんなわけで、ココは、マリとホネッコの奥さんには、そのことを厳重に注意するつもりですがね。
どうか、皆さんも、テンちゃんを見かけた時には「大人の挨拶」をしていただければ幸いです。
穏やかな大人の挨拶なら、テンちゃんはクラッと貧血を起こしません。テンちゃんは皆さんとご挨拶ができて、穏やかな満足感でいっぱいになるでしょう。
ところで別れ際、テンちゃんは、しみじみとココにこんなことを言いました。
「俺、生きているのが楽しいよ。父ちゃんと母ちゃんと、K町でさ。母ちゃんが庭で野菜を育ててるのを見て、その野菜でうまいご飯を作ってもらって食って、それからのんびり散歩をする。空を見上げて、風を感じて、匂いをかぎながら歩く。ココがここを通ったなとか、そんなことを思いながら、ゆっくり歩く。俺、それって幸せだなあって思うんだ」
そう言ったテンちゃんは、満足そうに目を細めて笑ったのでした。
そんなテンちゃんを見ながら、ココはすごく幸せな気持ちでいっぱいになったんです。
生きてることって当たり前じゃないんだね。すごいことなんだね。奇跡みたいなことなんだね。
いつもの緑道を散歩すること。
公園でくつろぐこと。
顔を合わせて言葉を交わすこと。
それってすごいことなんだなぁって、ココにはそのことがわかりました。
だから、2026年のココは1日1日を大切に、いつもの日常を穏やかに楽しみながら過ごしていきたいと思います。
そして、テンちゃんが伝説を打ちたてることができるようにココも精一杯協力します!
そんなわけで皆さま。今年もココ達のことを穏やかに見守っていただけたらうれしいです。どうぞ、よろしくお願いいたします。
奇跡の18歳
皆さん、こんにちは。ココリックです。
2025年もいよいよおしまいに近づいてきました。さて、ココが夕方の散歩をしておりますとね、マルチーズのラッキー君にお会いしたんです。
さて、皆さんに、ここでクイズですが、ラッキー君はいくつのワンちゃんに見えますか?
え、3歳? いえ、もっと上。
え、7歳? いやいや、もっと上。
え、10歳? いや、ココよりも、年上なんです。なんと、ココよりも7歳も年上。推定18歳なんです。見えないでしょう? ココが知っている限りでは今、K町一のご長寿ワンちゃんではないでしょうか。
ラッキー君は非常に素早く足を動かしていて、とても18歳に見えませんので、ココは感心して、ラッキー君に言いました。
「ラッキー君、いつもながら、速い歩いてですねえ。足腰がものすごくお丈夫なのでは」
「まあ、そうかな? 足はそう悪くもないね。とてもよく動くよ」って、ラッキー君は素早く足を動かしながら、言いました。
「でも、流石に階段の上り下りはしないでしょう?」と、ココが聞くと、
「家でも階段の上り下りをしてるしね」
とラッキー君がさらりと言ったので、
「まさか! ラッキー君、18歳でしょう? なのに、階段の上り下りができるんですか! すごすぎます!」
ココは声を裏返しました。
だって、ココはこの頃ちょっと、家の階段がコワイなって思い始めているところなんです。特に下りる時ですよね。もともと滑り止めのマットを敷いているんですがちょっとでもマットの隙間があるとコワイので、階段中にスキマなくビッシリ敷いてもらっています。
(なるべくスキマなくびっしり敷いてもらってます)
(こうやってちょっとでもスキマがあるとイヤなの。だからまた直してもらわないと)
それにしても、11歳のココが階段がコワイなって思い始めているのに、18歳のラッキー君がまさか、お家の階段を上り下りしているだなんて!
「そんなにすごいこと?」と、ラッキー君はケロリとしているのでした。
「お母さんと一緒に寝ているのだけど、夜中に時々、おトイレをしたくなってね。そういうこともあるでしょう。そんな時は自分でベッドから飛びおりて、階段をおりて、1階にある自分のおトイレに行くんだよ」
「えええええ~!」って、ココはまたまた声を裏返してしまいました。
「ベッドから平気で飛び降りて一人で階段をおりていくなんて、すごいです! 奇跡の18歳ですよ、ラッキー君!」
と、ココはさけびました。
ココは普段は2階で眠っていますけれど、夜明けには目が覚めてリビングに行きたくなり、マリを叩き起こします。それで、ココが階段をおりていくのを見張ってくれるように頼むんです。だって、一人で階段おりるのはちょっとおじけづきますよ。万が一、ココがつまずいたら助けてもらわなくちゃと思って、いつだって誰かに見張ってもらってるんです。
なのに、まさかラッキー君が1人で階段をおりていっているとはねえ!!
「もしも、階段でつまずいたらって思いませんか?」って、ココがおずおず聞くと、
「まあ、最近はさすがに、ちょっと不安もあるから、夜中に階段をおりる頻度は減ったよね」
などと、ラッキー君はすまし顔で言うのでした。
うわあ~! すごいなあってココは感心しました。それからしばらーく目をつぶって、あれこれ考えてから
また目を開いて、ラッキー君に聞いてみました。
「奇跡の18歳になるには、やっぱり、日頃の運動が大切ですか」
「どうだろうねえ。僕は運動はあんまりしていない」と、意外な答えが返ってきました。
「素早く歩いてはいるがね。散歩はそんなに好きじゃないのだ」
「え! いっぱい運動をしているのかと思ったら」と、ココが目を丸くしますと、
「僕はインドア派でね」とラッキー君は言いました。
「すぐに家に帰りたいタイプなんだ。ムリして長く散歩しようなんて思わない。家に帰って焼き芋を食べたいかなあと思うタイプだね」
「ヘエエ~! ココと同じです!」
気が
ココは、アウトドアだって好きですよ。特に、遠足なんかは好きですが。
(遠足なんかは好きですが)
普段のお散歩はインドア派です。朝の散歩に行くのが面倒くさいこともあって、この頃はサボっちゃうこともあるんだけど。
(散歩サボってる日のココ。なーんか行く気になれなくて)
散歩サボってたらどんどんおばあさんになっちゃうかなあ~なんて思ってたけど、そんなこともないらしいね。
気が向かない時はムリせずに、お散歩サボっちゃってもいいんだ。
ムリしなくていいんだ。
なるほど。
「わかりました。ココ、来年はムリをしないでいこうと思います」と、ココが大声で宣言すると、
「それがいいね。僕もムリをせず、自然派でハタチを目指すよ。君も目指したらいいね」
と、ラッキー君はココにそう言ってくれたのでした。
そんなわけで、皆さん。今年も、時々しか更新しないココのブログを読んでくださってありがとうございました。
来年のココは、決してムリせず、散歩したりしなかったりでいこうと思います。
自然派でね。
では、皆様。よいお年を!
鹿肉ジャーキー出てきました!
皆さん、こんにちは! ココリックです。
おととい、ココはこのブログで、週末の悲劇をさんざんぶちまけましたね。
ところが、今朝のことです。
ほねっこの奥さんは、自分が昨日、あいな里山公園につけていった覆面をさがしていました。
(この顔につけてる黒い覆面です)
これ、ヤケーヌっていうんですよ。顔が焼けないための覆面なんだそうです。
夏の間にうっかりして日焼けしてしまったからって、今頃になって、こんな覆面をつけて遠足に繰り出していたわけですが、今日それを洗濯しなきゃと思って、あちこち探し回っていたらしいんです。
で、ほねっこの奥さんが覆面を探していた時のことでした。
「キャアアアアアア~!」
まるでゴキブリを見た時みたいなものすごい悲鳴が、うちじゅうにとどろきました。
「ナニ!?」
みんなが飛び上がって走っていくと、ほねっこの奥さんときたら、自分のリュックサックのそばにひざまずいていましてね。
(これがリュック)
ほねっこの奥さんは片手に覆面を。もう片方の手に、ココのジャーキーを持っていて、
「ココちゃんのジャーキー、あったあ!!!!!」って怒鳴ったんです。
「あたしのリュックの中にあった! ヤケーヌ(覆面)の下に隠れてた!!!!」
「えええええええ~!!!!!!!!」と、マリが怒鳴りました。
「あたし、昨日リュックは探したのよ。何度も何度も探したのよ!」とほねっこの奥さんが言い、
「あたしも、ママのリュックなら探した!」
と、マリが目をむいてさけびました。
「でもね、ジャーキーは、いつもは使わないポケットの中にあったのよ! 隠しポケットみたいになっているココにね!」
ほねっこの奥さんは、隠しポケットをひっぱって、
「しかも、ヤケーヌの下になってたの。びっくりしたわあ。あたしが、リュックに入れていたのねエ」
と、ほねっこの奥さんは、目を丸くして言うのでした。
多分、事件の真相はこんなところでしょう。
昼ご飯の時、ココ達は、サンデン休憩所というところに行きました。
そこで、肉まんのお父さんは、ココのジャーキーをリュックから出しました。
「ココ、ジャーキーいる?」みたいなことを確かに、肉まんのお父さんは言ったんです。
「今はいらない」と、マリが言いましたら、
「あ、そう」と、肉まんのお父さんは言って、テーブルにココのジャーキーを置いたんだと思います。
肉まんのお父さんは、ココのジャーキーを、マリとほねっこの奥さんに渡したつもりだったんでしょう。
でも、マリもほねっこの奥さんも、お昼ご飯を食べたり、ココにお昼ご飯のドックフードをやるのに夢中で、ジャーキーには注目しませんでした。そしてジャーキーはテーブルの上に置き去りになったのです。
でも、帰る時に、ほねっこの奥さんは、ココのジャーキーをつかんで、リュックに入れたんですね。しかも、なぜか、いつもは使わない隠しポケットに入れたんです!
「あたし、ココちゃんのジャーキーをしまった覚えが全然ないのよね」と、ほねっこの奥さん。
「多分、無意識に入れたんだと思うわ。えらくない、あたし? パパも、マリもしまい忘れてたジャーキーを、あたしはちゃんとしまっていたのよ! これは、あたしの功績って言えるんじゃないかしら?」
ほねっこの奥さんったら、そんなヘンなことを言って胸をはりましたが、これは功績っていうんでしょうか?
どっちかっていうと、リュックにしまったのを忘れちゃったっていうオトボケの部類に入るんじゃないの?
「閉園間近のあいな里山公園まで探しに行ったのに」と、マリはぼやきました。
「しかも、里山公園のスタッフの方にも探していただいたのに。まさか、ずーっと、ママのリュックにあったとはねえ」
とはいえ、今日は大変めでたい結末になって良かったんです!
ってわけで、ココは無事に、ジャーキーをもらって
(もうはなさないよ。あの連中に大事なオヤツは任せておけないよ)
(これからオヤツは、ココがこうやって前足でずーっと持っとく!)
(袋はハサミで切ってよ。そしたら食べられるもん)
こうして食べたんですよ。












































