先月よりはじめたポップコーンレレですが、現在は我が家で飼育中の生体から生まれた子のみの販売で、まだまだ生体数は多くありません。
次に繁殖をしていこうと思っているのがチンチラ。
チンチラの繁殖は致死遺伝などがあり、難しいのは有名な話。
難しいというか、遺伝の関係を知らずに繁殖をしてしまうと親子共にとても危険ということ。
例えばバイオレット♂とバイオレット♀の交配。
同じカラー同士なのに遺伝性によっては、よくない繁殖なのです。
一般的にはノーマルと組み合わせる事がいいとされております。
現在、我が家で飼育中のチンチラはバイオレット♀とシナモン♀の計2匹。別々のケージで飼育をしております。
ノーマルの♂でいい子がいればお迎えし、繁殖を考えておりました。
そして昨日の朝、、、
我が家のチンチラバイオレット♀の子が出産をしました、、、、、!?
まさか妊娠しているとは思わず、全く準備していなかった私たちはとても驚きましたが、まずは全員の安否確認をと思い、ケージ内を見渡しました。
出産したばかりだったのでしょうか。親個体はビチョビチョに濡れておりましたが、なんとか大丈夫そうでした。
問題は子供たち。計2匹生み、内1匹は横たわり動かなくなっておりました。
急いで抱きかかえると、身体は冷たく、硬直している感じでした。
死産または、わたしたちが気づいてあげれず、死なせてしまったのかと思った矢先、少し動いたように感じました。
ひょっとしたらまだ生きているかもと思い、手で抱えたまま、保温球で温めました。
少しすると、ビクッと動き、少しずつ柔らかくなっていく感じがしました。
その時の動画です。
小さな命が一生懸命、生きよう生きようと頑張ってくれました。
人工保育も考え保温したケージを作り、初日は2時間おきに綿棒で排出をし、小動物用ミルクをあげておりました。
現在、少しずつ歩くようになったので親個体に返し、わたしたちもチェックしながら、お世話をしてもらっております。
まだまだ不安な状態ですが、生きてくれるよう見守っていきたいと思います。
で、なぜ♀のみの我が家で出産をしたのかという事。ちなみに生まれた子はブラックベルベット。
お迎えしたのは去年の12月上旬頃。名前は出しませんが全国に展開する有名な大型ペットショップです。
当時同じケージにバイオレットとブラックベルベットの2匹が入れられており、性別は互いに不明となっておりました。
店員さんに聞いてみると、お互い♂!?とのこと。チンチラのバイオレットを探していたわたしたちは、お迎えを決意し連れて帰る事にしました。
連れて帰り、調べてみると♀ということが判明。店員さんが性別を間違える事はよくありますね。当時はまだ繁殖も考えていなかったので、まあ性別はどちらでも、という感じでした。
そして現在、このような事になりました。
ペットショップでお迎えした子が、妊娠していたというのは、よくある事みたいですね。
そもそも、なぜ性別がわからない子たちを同じケージに入れるのでしょうか??繁殖の危険がありますよね。
もちろんお店の規模的にケージ数が限られるので同じケージに入れなければ、いけないのかもしれません。
ですがチンチラは、交配の組み合わせによってはとても危険です、、、
大型ペットショップはいろいろな生体がいるので、もちろん店員さんによって得意不得意はあると思います。
ですが、性別や生体の交配についてわからないのでしたら、10名以上いる店員さんの中の誰か一人でも勉強してくれたら、無理な繁殖は間逃れたのかな?と思いました。
お世話になっている獣医さんに聞きました。
現在手術待ちの犬の内、7割が同じ症状だということ。どういう事かというと、近親交配が進みどこかに障害をもって生まれてきている犬が多いらしいです。
激安の怪しいペットショップなどで血統書のない犬はもちろんのこと、現在はきちんとした大型のペットショップで血統書付きの犬を正規の値段で購入しても、そのような症状で手術をすることが多いらしいです。
大型のペットショップとは言え、どこかで卸している訳で、その卸先での交配までは、把握できていないということ。
ペットショップの知識が行き渡っていない管理、ブリーダーの無理な繁殖、動物業界の闇でしょうか。
と言うと、業界の方にわかっていない!と言われそうですね。あくまでペットショップは販売業(商売)ですからね。利益を考えての近親交配、嘘の接客もありえます。
買う側にもお迎えする生体の知識、お店の見極めは大切だと思いました。
わたしたちも子規模ながら、生体販売をやらせていただいております。子規模だから言えてる事もあり、生意気かもしれませんね。
小さな命ががんばる姿に、少し考えさせられました。
出産後のチンチラバイオレット