面白いブログを書くために | なおくんの考えるネタ帳☆
ここ最近、僕のような者にアメとも申請をしてくださる奇特な方がたくさんいて、大変に感激しております(>_<) 本当にありがとうございます!!

一応、申請してくださった方のプロフィールやブログは全て見させて頂いています。余程怪しい業者だったり、プロフもブログも全~っく何も書いてない方でない限りは、ご縁なのでなるべく承認させて頂いています♪♪

しかし、残念なことに、たまにこんなメッセージが来ることがあります↓↓



「承認ありがとうございます!!(^-^)/よければブログ見てください!!読者登録お願いします!!コメントもお願いします!」





という内容。心底ウンザリする。もちろん僕のブログへの感想は一切なし。自分の宣伝オンリー。というか文面すらきっとコピペなのでしょう。

いや、自分を売り込みたい気持ちはわかりますよ。僕も読者さん欲しいですし、コメント欲しいですし気持ちはわかります。

しかし、そこまで言う彼らのブログを見てみると、まあほとんどは、大変申し訳ないのですが、









つまんない










いや、面白くしようとしてるのはわかるのですが、何というか

(失笑)

という感じなんです。


この感じ。何かに似ている…と、しばらく考えていたのですが、




「バカ学生の悪ふざけ写真」




と同じなんですよね。失笑レベル。ほんと~になぜか全然、面白くない。なんでだろう。

★★★

学生の頃、ある先生がいました。

その方はとても明るく声が大きくて、自分の事を「面白い」と思っているようなタイプの、40~50代の関西出身の背が小さい小太りな男性でした。

彼がドヤ顔で毎回授業で放つギャグは失笑もの。教室内がシーンとなると「あれ、何かノリが悪いなぁ」「ここ笑って欲しかったんだけどな」と言う。授業の後は、みんな愛想笑いに疲れてグッタリ。

極々たまぁ~に、クラス内が本当の意味での「笑い」に包まれる時はあったが、ほとんどは失笑ものだった。

★★★

その先生はものすごい女好きで、自己顕示欲がハンパなかった。飲み会などでも、人の話は聞かず、ほとんど彼がデカイ声で喋り続けていて他の皆は誰も喋ることは出来なかった。次第に彼は周りから敬遠されるようになっていった。

自分がウケたいから。
全ては「自分が」ウケるため。


今思えば、彼の行動や言動の動機は、
「自分がウケたい」ということが全てだった。だから、周りが敬遠するようになっていったのではないか。

そうか!!

「自分がウケたい」という気持ちで笑いをとろうとするから、スベるんだ。人に受け入れられないんだ。

バカ学生の悪ふざけ写真も、ブログ見てくれくれ君のブログも「自分がウケたい」という気持ちが前面にあるから、面白くないんだ!!


★★★

人間の行動の動機には
「利己的な動機」と
「利他的な動機」がある。

利己的ってのは
・「自分が得をしたい」
・「自分がウケたい」
つまり、自分のためということ。

利他的ってのは
・「この人に喜んで欲しいから」
・「この人を助けたいから」など、
他人のためということ。

もちろん余程のイヤな奴や、聖人君子でもない限り「100%利己的な人」や、「100%利他的な人」はいません。

例えば、
「お年寄りに席を譲る」
「24時間テレビに募金をする」
という行為。

世間的には「善い行い」と言われていますよね。でもそれをしている彼らの中でも「利己的な動機」と「利他的な動機」が両方共存しているんですよ。

〈利他的な動機〉
●困っている人を助けたい。
●何か社会貢献がしたい!

〈利己的な動機〉
●24時間テレビに出ることで知名度を上げたい。
●席を譲る事でいい人と思われたい。

どんなに世間的に「善い行い」といわれる行為をする人の中にも「利他的な動機」があると同時に「利己的な動機」も絶対に数%はあると思うんです。

★★★

つまり、前述の「自己アピールばかりする奴のブログ」も「バカ学生の悪ふざけ写真」も「失笑ものの関西出身の先生」も全て

「自分がウケたい!」

という「利己的な動機」が強すぎるために人に受け入れられないのです。

もちろん彼らにも数%は「人を喜ばせたい」という気持ちはあるかもしれません。しかし、それ以上に「自分がウケたい」という気持ちが勝っているためにウケないのです。

利己的 ◆◆◆◆◆
利他的 ◇

ウケようとしてもウケない人の言動の動機を利己的、利他的に分けるとこんな感じです。「自分のため」が強すぎる行動は、人から敬遠されるのです。

★★★

これは、笑いに限らず、人間の全ての行動に言える。

例えば、
●ナンパ
●洋服屋の店員のセールス
●新聞の勧誘

これらの行動は一般的に「ウザい」と思われている。なぜウザいと感じるのか。それは、その動機のほとんどが「利己的な動機」によるものだから。

・自分が気持ちよくなりたい。
・自分の成績を上げたい。
・自分の利益にしたい。

利己的 ◆◆◆◆◆
利他的 ◇

図にするとこんな感じ。
もちろん彼らにも「本当にいい服を勧めたい」とか「女の子を笑わせたい」とか「自分が大好きな新聞の面白さを知ってほしい」という気持ちが全くないわけではない。だけど、ほとんが「利己的な動機」によるもの。

「利己的な行動」は人から嫌われます。だから、人に「ウザい」と思われる。

逆にセールスやナンパが上手い人は、そういう部分を感じさせないように上手くやっているか、もしくは本当に「人のため」を思ってやっているかのどちらかです。

★★★

イチローは、守備で時々「背面キャッチ」をしたりします。別に普通にキャッチできるところを、敢えて派手にキャッチしてお客さんを喜ばせます。

自分の成績だけを考えれば派手なパフォーマンスなどせずに、確実にボールをとれるように、普通に取ればいいところを敢えて「背面キャッチ」をします。

このイチローの行動の動機は、
利己的
利他的 ◇◇◇◇◇

くらいかもしれません。自分のことより、観ている人を楽しませることを考えて行動している。だからこそ、彼は多くの人の心をつかむのだと思います。

他にも

「お母さんからの仕送り」

などもこのような例でしょう。相手の事だけを考えた行動です。

利他的な行動は、人の心を掴みます。

★★★

「面白い」というのも、それと同じです。笑わせる、感動させるという事の本質は「人を喜ばせる」ということではないでしょうか。

これは、仕事などにおける全てのサービスや私生活においてもそうで、

「人を喜ばせる」

という思いで行動することで、相手の心をつかむのです。



では、その為には具体的にどうすればいいのか?



●相手に興味を持つこと



ではないかと、思います。


ここ最近色々な方のブログを見ていて思うのですが、面白くないブログっていうのは「ひとりよがり」なんです。コメントとかしてもお礼や返事とかほとんどないんですよね。

別に、悪気があってそうしているわけじゃないと思います。自分のためにブログを書くことも全然ありだと思います。

ただ、自分以外の色々な方のブログを見ていると「あぁこういう意見もあるのか」「へぇこういうのもいいな」「悔しいけど面白いw」って、自然に視野が広がって、柔軟になるんですよね。

面白くないブログってのは、そういう「他者への興味や配慮」が決定的に欠けている。だから視野も狭いし、ひとりよがりになる。何よりそういう人の文章には「愛」が感じられない。

相手に興味を持つことで、
・相手がどんな事を欲しているのか
・相手はどんな事を喜ぶのか
・相手はどんなことをされたくないのか

という事がわかり、意識せずとも自然に「相手のための行動」というのが出来るようになると思うのです。相手に楽しんで貰えるような記事が書けるという事。

そこに愛があるかどうか、です。

面白いブログを書きたいのなら、人を喜ばせることを知ること。人に興味を持つこと。人間を知ること。

つまり、色々な人のブログを読んで人の考えや興味を知ること。真剣に文章を読み、積極的に相手のためにコメントを書いて、相手を喜ばせることを習慣にすること。

そして、自分がウケようというようなくだらない気持ちをなるべく捨てて、愛をもって、記事を書くこと。

それが、僕なりの「面白いブログの書き方」だと思うのです。


長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました!!d(^_^o)