学級裁判 | 夫が失業!なのに子は私立中高一貫校

夫が失業!なのに子は私立中高一貫校

2008年にマイホーム(マンション)を購入した直後に夫が失業…。
苦労の末、持ち直したものの、息子の中学受験・私立中高一貫校進学により、再びピンチな我が家の家計・・・

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発達障害の我が家の息子。2歳の時には保育園の先生がストレスのあまりに入院・・・3歳にして不登園・・・小学校時代も本当に色々なことがありました。2019年の4月に中学3年生になり、今のところ中高一貫の私立中学に大人しく通っています。ど貧乏の我が家が、なぜ経済的に無理をしてでも息子を私立中学に通わせることになったのか・・・気まぐれに思い出話を綴っていきます。

 

プア子の心配をよそに、意外にも順調だった発達障害児の息子の小学校生活・・・でも、小学3年生の時に隣りのクラスが学級崩壊したあたりから雲行きがあやしくなってきました。小学5年生でクラス替えがありました。そして、5年生の3学期・・・とうとう息子のクラスでも学級崩壊が起こり始めました(そもそも わりとケンカやトラブルの多い学年だったのです)。

 

まともな授業が成り立たず、担任の先生は毎日イライラしていました。イライラは生徒たちにも伝染し、生徒たちもイライラするばかり。ちょうどその頃、息子は反抗期を迎えました。反抗期の息子は、大人や教師や社会に反発を覚えて、屁理屈を並べては愚痴や文句ばかり言っていました。ガーン

 

そんな中、毎年恒例の校内合唱コンクールが行われることになり、担任の先生は“クラスの団結をはかる”と言って、子供たちの休み時間の自由行動を一切禁止しました。昼休みだけでなく、10分ほどの短い休みも全て合唱の練習にあてることになったのです。これに対し、息子が異議を唱えました。「生徒たちの話し合いで決まったことなら受け入れるが、先生の押し付けで休み時間に合唱の練習をするのは納得できない」とです。しかし、その意見は聞き入れられず、腹を立てた息子は休み時間の合唱の練習をボイコットしました。そんな息子を担任の先生は激しく叱責しました。息子はますます意地になって、音楽の授業もさぼるようになりました。もともと授業態度の悪かった数名の生徒も息子と一緒に音楽の授業をさぼりました。

 

そんなある日、担任の先生主催の学級裁判が開かれました。被告人はうちの息子です。

「この子の悪いところを挙げなさい」という担任の先生の命令のもと、複数の児童が手を挙げて、息子の欠点や悪口を次々と発言していきました。息子にとって悪夢のような時間だったことでしょう。先生が学級裁判を開いた目的は、息子を合唱の練習に参加させるためだったのでしょう。学級崩壊しかかって焦っていた先生は、何としてもクラスの団結を取り戻したかった・・・。でも、裁判を開いて他の生徒に息子を攻撃させるなんて・・・やり方がひどいと思います。そんなことをしても、息子が合唱の練習に参加するはずがないのに・・・。

 

その日以来、息子は変わりました。授業中にノートをとることも、宿題をすることもやめました。授業を妨害する他の児童と一緒に授業を妨害するようになりました。授業中に廊下で遊んだりするようになりました。学級裁判によって、担任の先生とクラスメートから「悪い子」の烙印を押された息子は、その日から、文字通り「悪い子」になったのです。

 

このことについて、校長先生とも担任の先生とも色々話し合ったし、担任の先生は学級裁判の2ヵ月後(終業式の数日前)に息子に謝罪しました。でも、その間に息子と先生との関係は修復できないほどに悪くなってしまいました。先生への不信感を抱いたまま、小学6年生になり、クラス替えが行われました。

 

息子にはつらい小学校時代を送らせてしまいました。私立中学進学も、これで本当に良かったのかは分かりません。何が良くて何がいけないのか・・・私もいつも手さぐりです。

 

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