ベルリン天使の詩(松本シネマライツへ) | 縄文のIsland

縄文のIsland

ブログの説明を入力します。

月曜日(5.20)にX(旧Twitter)で何気なく「ベルリン天使の詩」を検索すると、『映画館で観た』という人がいました。もしかして、とさらに他の人のも見てみると、他にもいることが分かりました。これは!と思い、すぐに「ベルリン天使の詩」上映映画館でGoogle検索をかけてみると、出てきました。そこから行けそうな長野を見てみると、松本の映画館が出てきました。もう上映期間の終了が迫っていて24日で終了というので、これは逃すまい、と心に決め、遠いということには目もくれず、行ってきました。


『松本シネマライツ8』という映画館で見てきました。


駐車場が不安でしたが、イトーヨーカドーが真向かいにあり、駐車場は、無料のどこでも停めてよさそうな広い駐車場でした。9時05分上映開始で、8時45分映画館オープンでした。


行く時、グーグルマップでは2時間20分程の時間距離が出てきましたが、カーナビは2時間40分程の時間表示が出たので、とりあえず間に合うように、朝5時に起き、5時30分に出かけました。


結果、1時間程早く着きました。待っている時に上映スケジュールを再度調べてみると、あれ、ない!と慌てますが、そんなこともなくあって、また、上映映画館が松本の他に長野の映画館も出てきて、松本まで来なくてもよかったのか、と思ったのですが、見なかったことにして、あと少しで観れるんだなと心待ちにしました。


映画館の前にポスターが貼ってあり、『午前十時の映画祭14』という催し物の中の1つで「ベルリン天使の詩」が上映されるのだと知りました。他に上映される映画の中で観てみたい映画が一つありました。ウォン・カーウァイ監督の「花様年華」です。多分2度レンタルで観たと思います。役者のトニー・レオン好きです。出ていないですが、アンソニー・ウォンという役者さんも好きです。


ヴィム・ヴェンダース監督「パリ・テキサス」も今は上映が始まってます。内容は憶えていませんが、私は面白かった記憶だけはあります。期間内に気が向くなら、今度は「長野グランドシネマズ」に行ってみたいと思います。



長い間、映画館で観てみたいと念願していた「ベルリン天使の詩」を観た感想は、思う程別になかったという感じです。


しかし、念願叶ったということはとても良かったです。今年の3月頃にDVDを手に入れていたので、何時でも観ることは出来る状態でしたが、映画館で観るという、多分もう無理だろうなという諦めを含んだ願望は、ついに叶ってしまいました。


モノクロの天使の時に、5度程寝てしまいました。目が疲れていたようです。瞬間のものだったと思います。カラーになってからは大丈夫でした。サーカスの女性の話、天使の未来など、若い時に観た時に何も定まっていない自分自身に重ねて、心に響いたのかもしれません。


20代の時に毎日映画を借りて観ていて出会った作品で、人生で1番好きな作品の一つと思っていた時があって、今となっては重要なことでもないのですが、とても心に響いていて、大切に思っていた作品で、今はそんなに響くこともなく観れるのは、人生の先行き分からない未来をもう現実に生きてきたからかなと思います。



もう忘れてしまっていますが、以前の私は


ヒューマンなら「君のためなら1000回でも」「赤毛のアン」、SFなら「マトリックス」「12モンキーズ」「ブレードランナー」、恋愛なら「ある日どこかで」、アニメなら「ナウシカ」、他には「パンズ・ラビリンス」「ダークマン」「桜桃の味」「ヤングガン」「ワンスアポンアタイムインアメリカ」「シックスセンス」「リバティーン」など2012年頃までの私が好きだった映画は憶えているところではこんな感じでした。


今の私は、近年では、コロナの辺りで観た「真白の恋」(監督:坂本欣弘)と「この世界の片隅に」(監督:片瀬須直)が印象に残っています。普通になりたいと言った『真白』と、『すず』は普通でええのうと言われていた、どちらも「普通」という言葉がとても印象に残っています。



とりあえず、「ベルリン天使の詩」を映画館で観たいという私の夢が叶った特別な日でしたが、心に湧いてくるものはなく、淡々とした感じです。作品は何回か、続編も何回か観ているのでそんなものなのでしょう。


「ベルリン天使の詩」とともに、「赤毛のアン」(主演:ミーガン・フォローズ)も映画館で観たいと以前言っていました。これは多分叶わないだろうと思います。


ヴィム・ヴェンダース監督に影響を与えた小津安二郎監督の「東京物語」をまだ観たことがないのでそのうちに観たいと思っています。


夢が叶ってしまうと、ほんとに望んでいた事だったのかと自問してしまいそうです。七尾旅人さんの「サーカスナイト」はこの作品にモチーフがあるのかな?と考えてみたり、とりあえず、もう少し近場で観たいと思った、(夢が叶った)素晴らしい日を過ごしました。