2023年11月18日(土)。天気晴れ。寒い朝から始まる日でした。

新宿駅西口広場から、解体中の「小田急百貨店」とまだ頑張っている「京王百貨店」を見上げます。

いよいよ存在感を増している「新宿の目」。

「新宿住友ビル」のクリスマスツリー。

「京王百貨店」では、「ピーターラビット リトルブックパーク」展が開かれていました(会期:2023年11月17日(金)-11月29日(水))。

真ん中にはアヒルのジマイマ。その前に、フロプシー、モプシー、カトンテール。

いつものとおり「京王百貨店」の屋上で休憩しました。

そして、新宿から京王線で「東京競馬場」へ!

本日の東京競馬場メイン11Rは、これまで幾多の名馬の出世レースとなってきた「第28回東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅡ)」(芝・左・1800m)。近年では、「イクイノックス」(2021年)が記憶に新しいところです。今年は少数精鋭の10頭が出走です。抜きん出た馬はなく、大混戦の予想となっています。

1番人気は、中山新馬戦を3馬身半差で快勝したエピファネイア産駒「⑨フォルラニーニ」(牡、C.ルメール騎手)。母「リナーテ」は、2019年の「京王杯スプリングカップ(GⅡ)」2着馬です。ルメール騎手は、前走に続いての騎乗です。

2番人気は、新潟新馬戦勝利から本レースに挑むハーツクライ産駒「③ファーヴェント」(牡、横山武史騎手)。条件戦3連勝で先頃オープン入りした3歳馬「サーマルソアリング」は半姉です。前走の松山弘平騎手から横山武史騎手に乗り替りです。

3番人気は、阪神新馬戦勝利から本レースに挑むキズナ産駒「⑤ショウナンラプンタ」(牡、鮫島克駿騎手)。鮫島克駿騎手は、前走に続いての騎乗です。

4番人気は、前走「サウジアラビアロイヤルカップ(GⅢ)」3着のモーリス産駒「⑦シュトラウス」(牡、J.モレイラ騎手)。前々走東京新馬戦は、D.レーン騎手騎乗で何と9馬身差の圧勝でした。母「ブルーメンブラット」は、2009年の「府中牝馬ステークス(GⅢ)」及び「マイルチャンピオンシップ(GⅠ)」の優勝馬です。前走ルメール騎手から、モレイラ騎手に乗り替りです。

5番人気は、東京新馬戦勝利から本レースに挑むキズナ産駒「⑧シャンパンマーク」(牡、戸崎圭太騎手)。今年の「NHKマイルカップ(GⅠ)」覇者「シャンパンカラー」は半兄です。戸崎騎手は、前走に続いての騎乗です。

6番人気は、中京新馬戦勝利から本レースに挑むエピファネイア産駒「④ミカエルパシャ」(牡、松山弘平騎手)。松山騎手は、前走に続いての騎乗です。私は、このレースの予想は、この馬をどのようにみるかだと思っていました。

7番人気は、札幌新馬戦勝利の後、前走「札幌2歳ステークス(GⅢ)」6着のドゥラメンテ産駒「⑥ガイアメンテ」(牡、T.マーカンド騎手)。これまでの2戦は、武豊騎手の騎乗でした。

8番人気は、阪神新馬戦勝利から本レースに挑むConstitution産駒「②サークルオブジョイ」(牡、北村友一騎手)。北村友一騎手は、前走に続いての騎乗です。

9番人気は、中山新馬戦勝利から本レースに挑むキズナ産駒「①シュバルツクーゲル」(牡、西村淳也騎手)。西村騎手は、前走に続いての騎乗です。

10番人気は、本レース出走馬の中で唯一の牝馬、新潟新馬戦勝利の後、前走条件戦「サフラン賞」3着のアルアイン産駒「⑩テリオスルル」(牝、三浦皇成騎手)。今年の3歳リステッド「若葉ステークス」に優勝し、クラシック3戦すべてに出走した「ショウナンバシット」は半兄です。これまでの2戦は、戸崎圭太騎手の騎乗でした。

いずれの馬も、素質だけできているようなもので、これまでの実績での比較はあまり意味がないという気がします。

 

レースは、「⑩テリオスルル」が飛び出して始まりました。これに4馬身ほど遅れて「①シュバルツクーゲル」、「⑦シュトラウス」が」続きます。「③ファーヴェント」はその後ろの中段グループの先頭にいる位置取りです。「⑨フォルラニーニ」や「⑤ショウナンラプンタ」は後方。1000m59秒1のハイペースです。4角を周って直線を向いたところで、「⑩テリオスルル」が依然として先頭でしたが、徐々に差が詰まってきます。やがて、「⑩テリオスルル」を最ウチに、「①シュバルツクーゲル」、「⑦シュトラウス」が並んだところで、「⑦シュトラウス」が先頭に出ます。「⑩テリオスルル」がガクンと後退しますが、「⑦シュトラウス」に「①シュバルツクーゲル」がくらいついていきます。失礼ながら、これは予想外!この2頭を「③ファーヴェント」が追っていきます。ハイスピードの展開の中で、前にいたグループがそのままゴールまで突っ込んでいきました。結局、「⑦シュトラウス」が2頭を突き放してゴールして重賞初制覇。1馬身半差の2着に「①シュバルツクーゲル」、ハナ差3着に「③ファーヴェント」。メンバー最速の上りで最後方から追って来た「⑤ショウナンラプンタ」は、1馬身1/4差の4着。更にメンバー2位の上りでやはり後方から迫った「④ミカエルパシャ」がハナ差の5着。間に合わなかったですね。一方、1番人気の「⑨フォルラニーニ」は、後方にいたままの展開で8着。レースを引っ張った「⑩テリオスルル」は最下位の10着に終わりました。やはり、2歳重賞は難しいです。