2022年6月19日(日)。天気晴れ。

東京競馬場における5週連続のGIレースも終わりました。

本日の東京競馬場メイン11Rは、3歳馬ダート決戦「第27回ユニコーンステークス(GIII)」(ダート・左・1600m)。すべて牡馬、15頭が出走です。

1番人気は、ラニ産駒「⑦リメイク」(福永祐一騎手)。前々走オープン「昇竜ステークス」、前走オープン「端午ステークス」を含め3連勝、本レース出走馬中で唯一4勝をあげています。「UAEダービー(GII)」勝馬のラニ産駒というところも魅力的です。福永騎手は3戦連続の騎乗です。

2番人気は、モーリス産駒「①ハセドン」(横山典弘騎手)。前走オープン「青竜ステークス」を含め、やはり3連勝で本レースに挑みます。外枠が有利と言われる本レースで、最内になったことをどう評価するかですね。横山典弘騎手は3戦連続の騎乗です。

3番人気は、ディスクリートキャット産駒「③コンバスチョン」(田辺裕信騎手)。三走前、年末の交流重賞「全日本2歳優駿(GI)」2着、前々走は本レースと同コースのオープン「ヒヤシンスステークス」優勝、前走は「UAEダービー」に遠征して1番人気に推されたものの、11着と惨敗。田辺騎手とは初コンビです。

4番人気は、米国産駒「⑥ジュタロウ」(武豊騎手)。デビュー以来4戦すべて武豊騎手とのコンビです。前走東京ダート・マイルの1勝クラス条件戦を4馬身差で優勝し、2勝目をあげました。

5番人気は、リオンディーズ産駒「⑩インダストリア」(D.レーン騎手)。前走は「NHKマイルカップ(GI)」(5着)でした。ダートは初挑戦になります。芝からの参戦というと、2019年の本レース優勝馬「ワイドファラオ」の印象が強いのですが、過去10年で前走芝レースで複勝圏内に入ったのは「ワイドファラオ」のみです。「前走に続いてレーン騎手の騎乗です。

6番人気は、マクフィ産駒「⑪ヴァルツァーシャル」(三浦皇成騎手)。前走「青竜ステークス」は、「①ハセドン」の4着。デビュー以来の5戦すべて、東京競馬場での出走。前走に続いて三浦騎手の騎乗です。

7番人気は、エスポワールシチー産駒「⑤ペイシャエス」(菅原明良騎手)。三走前オープン「伏竜ステークス」3着、前走「青竜ステークス」は「①ハセドン」の5着。菅原騎手は3戦連続の騎乗です。

8番人気は、イスラボニータ産駒「⑫バトルクライ」(戸崎圭太騎手)。前々走「端午ステークス」は「⑦リメイク」の6着、前走「青竜ステークス」は「①ハセドン」の3着。前走に続いて戸崎騎手の騎乗です。

9番人気は、ヘニーヒューズ産駒「②セキフウ」(M.デムーロ騎手)。昨年末に交流重賞「兵庫ジュニアグランプリ(JpnII)」優勝、続く「全日本2歳優駿」は4着、海外遠征に出て前々走「サウジダービー(GIII)」優勝、前走「UAEダービー」8着。海外ではM.デムーロ騎手の弟C.デムーロ騎手が騎乗、国内では4戦連続でM.デムーロ騎手の騎乗です。

10番人気は、ドゥラメンテ産駒「⑬ティーガーデン」(C.ルメール騎手)。ダートは初挑戦になります。前々走「ファルコンステークス(GIII)」8着、前走「ニュージーランドトロフィー(GII)」5着。前走に続いてルメール騎手の騎乗です。

11番人気は、ルーラーシップ産駒「⑮タイセイディバイン」(松若風馬騎手)。これまで10戦のベテランですが、すべて芝コースでした。三走前「ファルコンステークス」、続く前々走「アーリントンカップ(GIII)」はいずれも2着、前走「NHKマイルカップ」は10着。松若騎手は10戦連続の騎乗です。

12番人気は、Fort Larned産駒「⑧ロードジャスティス」(石川裕紀人騎手)。前走東京ダート・マイルの条件戦を優勝し、2勝目をあげました。石川騎手とは初コンビです。

13番人気は、Curlin産駒「⑭ビヨンドザファザー」(内田博幸騎手)。やはり前走東京ダート・マイルの条件戦を優勝し。本レースに挑戦します。内田騎手とは初コンビです。

14番人気は、キタサンブラック産駒「④テーオーステルス」(団野大成騎手)。前走阪神の条件戦を優勝し、本レースに挑戦します。団野騎手は、3戦ぶりの騎乗です。

15番人気は、キングカメハメハ産駒「⑨スマートラプター」(石橋脩騎手)。前走「青竜ステークス」は「①ハセドン」の12着。これまで武豊騎手主戦でした。石橋騎手とは初コンビです。

前走の組み分けは、これまで本レースとの相性の良い「青竜ステークス」組が5頭、「端午ステークス」が1頭、「UAEダービー」からの帰国組が2頭、芝レースからの転向組が3頭、条件戦からの勝ち上がり組が4頭という構成です。さあ、いよいよです。

レースは、「⑧ロードジャスティス」が先頭をとり、これに「⑨スマートラプター」、「⑮タイセイディバイン」が続きます。一方、「⑪ヴァルシャーツァル」、「①ハセドン」は後方からです。4角を周って直線を向いた後、「⑮タイセイディバイン」が粘りますが、外から「⑦リメイク」、内から「⑤ペイシャエス」、「②セキフウ」が迫り、後方から「⑪ヴァルシャーツァル」がメンバー最速の上りで詰めてきます。ゴール手前は馬群が拡がって競り合いとなりました。結果、「⑤ペイシャエス」がクビ差で「②セキフウ」を制して優勝。売り出し中の菅原明良騎手は、重賞3勝目となりました!②セキフウ」のクビ差3着に入ったのが、最後にスルスルと上がってきた「⑫バトルクライ」、さらにそのクビ差4着で「⑪ヴァルシャーツァル」。ここまでタイム差は0.1秒。5着には唯一の前残りで「⑮タイセイデバイン」、さらにそのクビ差6着に「⑦リメイク」、ハナ差7着に「⑭ビヨンドザファザー」。大接戦でした。1番人気から3番人気は複勝圏内には入らず、「①ハセドン」は8着、「③コンバスチョン」は9着。「⑤ペイシャエス」→「②セキフウ」→「⑫バトルクライ」。この結果は、予想の中に入っていたかも知れませんが、本当に買った人は少なかったでしょう。

帰りに、これまでの春のレースの御礼をしました。勝ってはいませんが、私自身が無事に過ごしたことへの感謝です。ちょうど、大祓いの茅の輪めぐりができるようになっていました。旧暦でいうと、今日は未だ五月廿一日です。

「大國魂神社」に向かう欅の緑がまぶしく輝いています。

夕食は、府中駅ビル「ぷらりと京王府中」の食堂街「TSUZUMI」に入っている「タイ料理研究所府中店」でカオソイをいただきました。

サラダは、ラープ・ガイ。私はパクチーは食べられません。

来週も東京競馬場の開催はありますが、私は今期はこれで競馬場通いを最後にします。秋も素晴らしいレースが開かれることを楽しみにしています。