2022年3月6日(日)。天気晴れ。

昼食は、「京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター」に入っている「さんるーむ」にて。

そして、「サンコーヒー」にてモンブランのケーキセット。

次に「聖蹟桜ヶ丘駅」の隣の「百草園駅」へ。

日野市域のほぼ浅川以南は、1958(昭和33)年に日野町と合併するまで、七生村という別の村になっていました。この七生村は、1889(明治22)年に、落川村、百草村、三沢村、高幡村、程久保村、南平村、平山村の7カ村が合併して成立しました。昨年5月に、「百草園駅」付近の落川・百草を訪ねましたが、今回は梅が盛りのはずの「京王百草園」に行ってみようと思います。

川崎街道から折れて「京王百草園」に向かう通称「百草園通り」の入口に安置されている「砂土地蔵尊」。

この辺りには「砂土山東光寺」という寺があり(廃仏毀釈で廃寺)、この「砂土」とは多摩丘陵を成す砂層が露出していたことに由来すると思われます。地理学者矢嶋仁吉博士の論文「多摩丘陵西北部七生村附近の地下水と聚落立地」(地理学評論第19巻第12号(1943年))には、「百草附近には褐色又は青灰色の粘土を含む砂層が露出し、その上をローム層が被覆してゐる」とあります。

「百草園通り」は、「松連寺坂」ともいい、眼の前に路面が見えるような急坂をよじ登って行きます。

「京王百草園」に到着しました。「百草園駅」から、かなり体力を使ってしまったような気がします。

ここは、元は「松連寺」という黄檗宗の寺院があったのですが、明治になってから廃仏毀釈で廃寺になった跡に、地元出身の生糸商人青木角蔵が「百草園」を開園しました。1887(明治20)年のことで、今年で開園から135年を迎えるのです。1957(昭和32)年から京王(帝都)電鉄の所有になっています。

「京王百草園」は梅の名所として有名です。

今年は梅の季節になっただろうと思ってから、「高尾梅郷」、「府中郷土の森博物館」などを訪れてきましたが、時節的にはここが本命ですかね。

黄色い蝋梅も、

淡い桃色の花も、

椿の花も、

まんさくの花もありました。

足元には福寿草の花が。

池に枝垂れ梅がかかっています。

つるし雛が飾られています。

そして雛段飾り。

「曲水の宴」。曲がりくねった狭い川の縁に詠み人(五人囃子)が座り、歌を詠んでいる姿を表しているそうです。風流ですね。

「雛の国見せ」。お雛様に眺めの良い丘や山から四方を見せてあげています。

私も「百草園」の高台から、新堂が谷戸、百草谷戸を見渡します。

これらの谷戸は、大栗川の支谷になります。

さらに遥か遠く、多摩川越しに、筑波山方面を望みます。国分寺の再開発ビルができたため、その展望は遮られてしまうようになってしまったとのことです。

こちらは東京都心方面です。

園内には歌碑がいくつかあります。こちらは若山牧水の記念碑。

松尾芭蕉の歌碑。

大きな幹の古い梅の樹が鎮座しています。

丘陵の上に位置する団地群。とても良い環境ですが、ここに住むには、上り下りが厳しそうです。

本日、中山競馬場のメイン11Rは、「第59回報知杯弥生賞ディープインパクト記念(GII)」(芝・右・2000m)。11頭が出走します。すべて牡馬です。クラシックへの登竜門となる重要な戦いが始まります。

1番人気は、デビュー以来3連勝で「朝日杯フューチュリティステークス(GI)」を制したハーツクライ産駒「⑦ドウデュース」(武豊騎手)。これまですべて武豊騎手とのコンビです。

2番人気は、3戦2勝で前走リステッド「ジュニアカップ」を制して本レースに挑むリオンディーズ産駒「⑨インダストリア」(戸崎圭太騎手)。2戦連続で戸崎騎手の騎乗です。

3番人気は、4戦2勝のディープインパクト産駒「⑩アスクビクターモア」(田辺裕信騎手)。「⑦ドウデュース」が優勝したリステッド「アイビーステークス」では3着でした。田辺騎手は前走に続いての騎乗です(その前は戸崎騎手でした)。

4番人気は、3戦2勝で前走「京都2歳ステークス(GIII)」を制したリオンディーズ産駒「①ジャスティンロック」(川田将雅騎手)。これまでは松山弘平騎手とのコンビでしたが、川田騎手に乗り替わりです。

5番人気は、3戦2勝で前走「きさらぎ賞(GIII)」を制したハーツクライ産駒「⑤マテンロウレオ」(横山典弘騎手)。これまですべて横山典弘騎手とのコンビです。

6番人気は、3戦1勝のハービンジャー産駒「⑪ロジハービン」(M.デムーロ騎手)。前走は「京成杯(GIII)」2着。前々走、前走は戸崎騎手の騎乗でしたが、M.デムーロ騎手と初コンビを組みます。

スタート後、ハービンジャー産駒「③リューベック」(池添謙一騎手)<10番人気>が先頭をとり、これに「⑩アスクビクターモア」、ハーツクライ産駒「⑥ボーンディスウェイ」(石橋脩騎手)<9番人気>が続きます。「⑦ドウデュース」はその後に続きます。4角を周って直線を向いたところで「⑩アスクビクターモア」が抜け出します。これを「⑦ドウデュース」が堅実に後ろにつけて追います。ああ、そのうち「⑦ドウデュース」がかわしていくだろうと思っていたものの、「⑩アスクビクターモア」が粘って、粘ってクビ差で優勝しました。2着「⑦ドウデュース」の半馬身差の3着に「⑥ボーンディスウェイ」、さらに半馬身差の4着に「①ジャスティンロック」、3/4馬身差の5着に「⑨インダストリア」。武豊騎手は「内容は良かった」とのことですが。ディープインパクト記念で、ディープインパクト産駒が勝つということは、重要な足跡になりました。