2021年8月15日(日)。天気一日中雨。終戦記念日。

水木しげる先生の「コミック昭和史」(講談社文庫、1994年)を読んで過ごしました。

昼食は、やや贅沢に、「京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター」の「つきじ植むら」にて、すき焼き定食。

私は、すき焼きというと、夏目漱石著「満韓ところどころ」の旅順のくだりを思い出します。

旧友である満鉄第二代総裁中村是公に誘われ、夏目漱石が1909(明治42)年秋に満州・朝鮮を旅行した記録ですが、内輪ネタが多くて、あまり面白くないという評価をされているのではないかと思います。但し、私は夏目漱石がどういう人なのかということが分かる心情吐露があって、興味深く何回も読み返しています。この旅順でのすき焼きのくだりもその一つです。「胃の加減で旨くも何ともなかった」のだそうですが。

今日は、私も胃の具合があまり良くなく、こういう時にすき焼きを食べたくなったのです。

雨に煙る川崎街道。

昼食後は、「ザ・スクエア」地下の「ダートコーヒー」へ。

カフェオレを飲んで休みました。ところで、聖蹟桜ヶ丘の別の喫茶店「サンコーヒー」は、先日行ってみた時は休んでいたのですが、今日は満員盛況になっていました。

本日、新潟競馬場メインの11Rは、「関屋記念(GIII)」(芝・左・1600m)。18頭が出走予定でしたが、「⑯プールヴィル」(牝・5、三浦皇成騎手)が出走取消で17頭によるレースになりました。

人気上位は、「あれ、牝馬限定戦だったか?」と思うほど、牝馬独占状態です。

圧倒的1番人気は、今年の「NHKマイルカップ(GI)」2着の「⑪ソングライン」(牝・3、池添謙一騎手)。キズナ産駒。池添騎手は、「桜花賞(GI)(15着)、「NHKマイルカップ」に続いて3戦連続の騎乗で、重賞初制覇を目指します。

2番人気は、「③シャドウディーヴァ」(牝・5、福永祐一騎手)。前走は、やはり福永騎手騎乗で「マーメイドステークス(GIII)」3着。この馬も未だ重賞勝ちはありません。

3番人気は、前走「中京記念(GI)」を川田将雅騎手を鞍上に優勝した「⑧アンドラステ」(牝・5、岩田望来騎手)。前々走「マーメイドステークス」は、岩田望騎手騎乗で4着。昨年の「関屋記念」は、岩田望騎手騎乗で3着でした。

4番人気は、オープン入り後初戦の「米子ステークス」を優勝し、「中京記念」は「⑧アンドラステ」の5着だった「⑥ロータスランド」(牝・4、田辺裕信騎手)。田辺騎手は初騎乗になります。

5番人気は、「⑭クリスティ」(牝・4、M.デムーロ騎手)。キズナ産駒。前走「ヴィクトリアマイル(GI)」は12着など、成績にムラがあることは否めませんが、大きな傾向としては、強いです。昨年の交流重賞「関東ダービー(JonI)」(3着)以来の、M.デムーロ騎手とのコンビになります。

6番人気で、ようやく牡馬。「⑬カラテ」(牡・5、菅原明良騎手)。前走「安田記念(GI)」は13着でしたが、前々走「東京新聞杯(GI)」は優勝。本レースは、4戦連続で菅原騎手の騎乗になります。

7番人気は、「①グランデマーレ」(牡・4、藤岡佑介騎手)。今年に入って前走、前々走を連勝してオープン入り。3歳時の「神戸新聞杯(GII)」以来の重賞挑戦です。

8番人気は、昨年の「関屋記念」を優勝した「⑫サトノアーサー」(牡・7、戸崎圭太騎手)。但し、その後の成績はあまりパッとしません。前走は「東京新聞杯」8着。

レースは、スタートしばらくして、「⑰マイスタイル」(牡・7、横山典弘騎手)<10番人気>が他馬を離して先頭をとります。その後に「⑮ミラアイトーン」(牡・7、津村明秀騎手)<14番人気>、「⑥ロータスランド」が続きます。4角を回って直線に入った段階でも、4馬身ほどリードした形で「⑪マイスタイル」が先頭を行き、その後ろに内「⑥ロータスランド」、外「⑮ミラアイトーン」が並んで追走です。残り200mで、内を行く「⑥ロータスランド」が「⑰マイスタイル」をとらえ、「⑮ミラアイトーン」がいっぱいになったところに替わって、「⑭クリスティ」が3番手になりました。そこへ、外から「⑪ソングライン」と、さらにその外にいた「⑬カラテ」が一気に加速してきます。

終始、効率の良い位置取りをしてきた「⑥ロータスランド」が、後続に1馬身以上の差をつけてゴールを先頭で駆け抜け、重賞初制覇です。続いて「⑬カラテ」が2着、クビ差で「⑪ソングライン」は3着。4着に「⑰マイスタイル」が残って、5着には後方からメンバー最速の上りで迫ってきた「①グランデマーレ」が入りました。「⑭クリスティ」は6着。「③シャドウディーヴァ」は良いところなく7着、「⑧アンドラステ」は8着に終わりました。