2021年8月9日(月)。「山の日」の振替休日。長崎原爆投下の日。ソ連対日参戦の日。

朝方は折からの台風9号(ルピート)の影響で豪雨と強風。昼前に雨は止んだものの、強風は続きました。

朝食は、ジョナサンでパンケーキとスクランブルエッグのモーニングセット。

そして、雨が止むのを待って町田へ。JR(左)と小田急(奥)の「町田駅」。小田急線の駅は、元々「新原町田駅」だったのですが、1976(昭和51)年に「町田駅」に改称。国鉄は、1980(昭和55)年に、「原町田駅」から「町田駅」に改称。「町田駅」の歴史は、未だ半世紀に足りません。

ペデストリアンデッキの上から望む「原町田大通り」。

昼食は、「デリフランス」にて、「フランスBENTO」。

昼食後、「中央通り」を通って、

「ぽっぽ町田」の前を過ぎ、

「町田街道」を渡って、

「芹ヶ谷公園」へ。

風がゴーゴーとうなる、緑がまぶしい谷の下を降りて行くと、

「町田市立国際版画美術館」に着きました。

現在、「浮世絵風景画-広重・清親・巴水 三世代の眼」が開催されています。

前期が7月10日(土)~8月9日(月)まで。後期が8月12日(木)~9月12日(日)まで。

江戸時代の歌川広重(1797(寛政9)-1858(安政5))、明治時代の小林清親(1847(弘化4)-1915(大正4))、大正・昭和時代の川瀬巴水(1883(明治16)-1957(昭和32))の時代が異なる3人の浮世絵師による風景画を大々的に展示しています。ありがたいことに、一部写真撮影可能でした。

最初の1章は、「江戸から東京へ-三世代の眼」と題して、同じ場所の風景を3人の作品で並べてみるという試みで、たいへん印象的なものでした。

歌川広重作 「名所江戸百景 亀戸天神境内」(1856(安政3)年)。

小林清親作 「武蔵百景之内 亀井戸天満宮」(1884(明治17)年)。

川瀬巴水作 「亀戸の藤」(1932(昭和7)年)。

川瀬巴水作「東京二十景 芝増上寺」(1925(大正14)年)。

川瀬巴水作「東京二十景 神田明神境内」(1926(大正15)年)。

歌川広重作 「名所江戸百景 月の岬」(1857(安政4)年)。

2章「歌川広重-江戸の名所絵」、3章「小林清親-明治の光線画」、4章「川瀬巴水-大正・昭和の新版画」と続きます。

歌川広重作 「東海道五拾三次之内 日本橋 朝之景」(1833(天保4)年-1834(天保5)年)。

歌川広重作 「深川万年橋」(1857(安政4)年)。放生会のための亀がクローズアップされています。

「亀は万年」と「万年橋」をかけています。

小林清親作 「武蔵百景之内 両国花火」(1884(明治17)年)。

川瀬巴水の「東京十二ケ月 麻布二の橋の午後」(1921(大正10)年))の写真撮影コーナー。

この絵の前に立って、風景の中にいるように写真を撮ってください、ということなんですね。今、分かりました。

関連の企画展で展示されていた橋口五葉作「髪梳ける女」(1920(大正9)年)。

橋口五葉は、「吾輩は猫である」をはじめ、夏目漱石の本の装幀を手がけたことで有名です。

外に出ると、緑がいっそう輝いて見えました。