2020年12月12日(土)。天気晴。

新宿駅西口の「明治安田生命新宿ビル」(1961(昭和36)年竣工)に工事用の囲いがされていました。2025年の竣工を目指していて、地上23階のビルが建つのだそうです。このビルは、私の最も好きなビルの一つでした。高度経済成長期を体現しています。本当にもったいない。

新宿西口にあるトルコ料理の「チャンカヤ」でドネルケバブの昼食をいただきました。

そして、向かった先は「根津神社」です。いわゆる「東京十社」の一つで、旧府社です。

今年のコロナ禍の中で、何となく神社に行く機会が多くなりました。

この場所には、甲府藩邸があったのですが、3代将軍家光の孫にあたる藩主綱豊(後の6代将軍家宣)が、宝永元(1704)年に後嗣のなかった5代将軍家綱の養子となって、江戸城西の丸に移ることになったため跡地を寄進して、団子坂の上にあった当社が遷座してきました。

根津神社は、空襲で大きな被害を受けませんでしたので、境内の建造物は重要文化財に指定されたものが多く残されています。

楼門(宝永3(1706)年築)と黄色く色づいたイチョウの樹。

神楽殿。

唐門及び透塀(宝永3(1706)年築、重要文化財)。

拝殿(宝永3(1706)年築、重要文化財)。建築は寺院のようでもありますが、元々「根津権現」と呼ばれていたように、明治になるまでは神仏混淆の神宮寺だったのです。

境内にある「乙女稲荷神社」に続く参道。

つつじが岡の中腹にある「乙女稲荷神社」から望む「根津神社」の境内。

紅葉も見事に美しく輝いていました。

帰りに暗くなった東京駅丸の内に立ち寄ったところ、こちらではイルミネーションが輝いていました。

そして、丸ビルにある「筑紫樓」にて、フカヒレ煮込み麺とご飯をいただきました。