2020年2月9日(日)。一段と冷えた日になりました。冷蔵庫の中にいるようです。

「東京競馬場」からは、富士山をとても美しく眺めることができました。

今日のメインレースは、東京新聞杯(GIII)(芝・左・1600m)です。

2016年の「東京新聞杯」では、3連勝中で1番人気の「ダッシングブレイズ」騎乗の浜中俊騎手の落馬があり、私にとってはかなり衝撃のレースでした。その「ダッシングブレイズ」も前年末で引退しました。浜中騎手は、昨年11月の「京阪杯」で落馬して負傷休業中です。早く良くなってほしいですね。

 

人気順に出走馬の紹介です。

1番人気は、「⑨レッドヴェイロン」(牡・5、C.ルメール騎手)。前走はキャピタルS2着。昨年の「東京新聞杯」2着の「レッドオルガ」(父・ディープインパクト)の半弟。母「エリモピクシー」からは、2013年の「東京新聞杯」ほか「富士S」、「関屋記念」、「京成杯オータムH」など、マイルの重賞で優勝した「クラレント」(父・ダンスインザダーク)、同じくマイル重賞「読売マイラーズC」、「関屋記念」で優勝した「レッドアリオン」(父・アグネスタキオン)といった産駒がいます。一方、父はキングカメハメハで、歴代このレースに強さを発揮しているサンデーサイレンス系の血は入っていません。

 

2番人気は、「②ヴァンドギャルド」(牡・4、福永祐一騎手)。2歳から3歳時にいくつかの重賞に参戦しましたが勝利はあげられませんでした。昨年後半から、条件戦を3連勝でオープン入りして、今回が古馬の重賞初戦になります。昇り調子ですし、福永騎手とは既に2勝をあげており、相性の良さも期待できます。ディープインパクト産駒。

 

3番人気は、「⑤サトノアーサー」(牡・6、田辺裕信騎手)。一昨年秋から昨年秋にかけて長期休養があり、復活3戦目です。前々走「ポートアイランドS」2着、前走「キャピタルS」6着。ディープインパクト産駒。

 

4番人気は、「①プリモシーン」(牝・5、M.デムーロ騎手)。これまでマイル重賞は、3歳時の2018年に「フェアリーS」と「関屋記念」で優勝しています。昨年はマイルを中心に5戦していますが、最近時の成績は前々走「府中牝馬S」15着、前走「マイルCS」11着とあまり振るわなかったことが気がかりです。ディープインパクト産駒。

 

5番人気は、「⑬クリノガウディー」(牡・4、横山典弘騎手)。昨年3歳時の「NHKマイルC」以降はマイル戦専業です。この馬は、「朝日FS」2着、「中京記念」2着がありますが、実は新馬戦以外の勝利がありません。横山典弘騎手とは初めてのコンビ。前走は「マイルCS」7着。スクリーンヒーロー産駒。

 

6番人気は、「⑫シャドウディーヴァ」(牝・4、岩田康誠騎手)。昨年3歳時は「オークス」、「秋華賞」を含めて牝馬の重賞で戦った後、前走条件戦「常総S」で優勝してオープン入りしました。「秋華賞」と「常総S」の間で、「エリザベス女王杯」に出走しています(15着)。過去の「東京新聞杯」は、前走「エリザベス女王杯」組の成績が良いことが気になります。ハーツクライ産駒。

 

7番人気は、「⑥レイエンダ」(牡・5、丸山元気騎手)。昨年「エプソムC」優勝、「富士S」2着の成績をあげています。昨年の「東京新聞杯」にも出走しましたが8着でした。前走は「マイルCS」15着。キングカメハメハ産駒。

 

8番人気は、「⑮ケイアイノーテック」(牡・5、津村明秀騎手)。一昨年の「NHKマイルC」優勝馬ですが、それ以降はあまり振るわない成績が続いています。昨年はダートの「根岸S」に参戦したり、距離も1400mから2000mまで、いろいろ試されている感じです。津村騎手とは初コンビ。前走は「チャレンジC」7着。ディープインパクト産駒。

 

9番人気は、「⑦ケイデンスコール」(牡・4、石橋脩騎手)。昨年の「NHKマイルC」2着馬。しかし、前々走「関屋記念」14着、前走「キャピタルS」17着と、最近時の成績は振るいません。ロードカナロア産駒。

 

10番人気は、「⑯ドーヴァー」(牡・7、北村宏司騎手)。前々走「キャピタルS」優勝ですが、評価はイマイチです。斤量(57kg)のこともあるのでしょうか。但し、この馬は東京・中山の冬のレースに強いという実績があります。前走は「京都金杯」7着。アドマイヤムーン産駒。

 

11番人気は、「③モルフェオルフェ」(牝・5、江田照男騎手)。昨年後半で条件戦を2連勝してオープン入りし、前走「愛知杯」は14着でした。逃げ馬であり、江田騎手であり、穴馬としての条件を備えていますね。オルフェーヴル産駒。

 

12番人気は、「④クルーガー」(牡・8、S.フォーリー騎手)。昨年は、4レースもオーストラリアのGIに参戦しています。国内のレースは、前走「札幌記念」8着。一昨年の「東京新聞杯」は8着でした。キングカメハメハ産駒。

 

13番人気は、「⑪キャンベルジュニア」(牡・8、F.ミナリク騎手)。私の中では、この馬は「ダービー卿CT」と「京王スプリングC」の馬です。2016年の「ダービー卿」は中山で1番人気のこの馬に声援を送りましたが、結果は8着でした。翌年、翌々年の「ダービー卿」ではいずれも2着、2017年の「京王スプリングC」は11着でしたが、翌年の同レースは2着と、前年がダメでも次の年には好成績をあげるのです。「東京新聞杯」は初出走なので、今回はアレかも知れません。前走は「富士S」の6着。米国産駒。

 

14番人気は、「⑧スウィングビート」(牡・5、大野拓弥騎手)。芝初参戦になります。前走は「武蔵野S」14着。先週、「根岸S」でモズアスコットが初めてのダートで優勝しましたが、この馬にその逆パターンを期待できるでしょうか。米国産駒。

 

15番人気は、「⑩ロワアブソリュー」(牡・7、吉田豊騎手)。最近の成績はあまり振るいません。好成績のレ

ースは1400mが多いので、距離的にはどうでしょうか。前走は「キャピタルS」9着。ゼンノロブロイ産駒。

 

最後の16番人気は、「⑭ゴールドサーベラス」(牡・8、内田博幸騎手)。2018年にオープン入りして以降、勝ち星には恵まれていません。昨年の「東京新聞杯」にも出走し13着でした。前走は、「アンドロメダS」8着。スクリーンヒーロー産駒。

 

私は、「①プリモシーン」、「②ヴァンドギャルド」、「⑨レッドヴェイロン」の人気馬に加えて、穴狙いは「⑯ドーヴァー」で。ドキドキしながらレースの開始を待ちます。

 

ゴール前直線の攻防です。

レースは、「③モルフェオルフェ」が逃げて、「④クルーガー」、「⑥レイエンダ」が追う展開。「③モルフェオルフェ」が脱落した後、粘る「④クルーガー」や「⑥レイエンダ」を、中段から追い上げてきた「①プリモシーン」、「⑫シャドウディーヴァ」が差します。「⑬クリノガウディー」は外枠だったのに、レース初めから内側の進路をキープして3着に。「①プリモシーン」は重賞3勝目。「②ヴァンドギャルド」はスタートがやや出遅れで、その後持ち直しましたが、最後まで追いつきませんでした。

「根岸ステークス」からの連勝を夢見ていましたが、簡単にはいかなかったです。

「⑯ドーヴァー」は13着でした。そして「⑨レッドヴェイロン」は9着。残念。