あれから1年&スイッチはいつ入るの? | フルマラソン100回完走への道

フルマラソン100回完走への道

この道を行けばどうなるものか。迷わず行けよ、行けばわかるさ。

「あれ」というのはタイガースの優勝のことではありません()

 

 

元阪神タイガースの横田慎太郎さんが亡くなられたのが昨年の7月18日でした。1軍で活躍した期間は短かったものの、恵まれた体格と身体能力、そして誰よりも一所懸命なプレーで多くの選手やファンから愛された選手でした。

 

 

 

そんな彼が脳腫瘍に侵され、それでも選手としての復帰を目指しましたが、目に後遺症が残ったため引退。引退後は講演などを通じて自分と同じ境遇にいる方々に勇気を与え続けてきました。しかし、3度にわたる闘病生活の末、天国に旅立たれました。

 

 

 

その後タイガースは神がかったかのように勝ち続け、優勝そして日本一に輝きました。優勝した試合で横田さんの同期である岩崎投手が横田さんの入場曲「栄光の架橋」で登場したシーンは一生忘れません。波に乗れない今年のタイガースですが、これから奮起してくれることを期待したいと思います。

 

 

話は変わって、パリオリンピック開幕まで10日を切りましたが、先日放映されたNHKのプロジェクトXは男子バスケットボール日本代表の特集でした。地力でオリンピック出場を決めたのが48年ぶりでしたが、その間日本代表に携わった方々から現役の選手までクローズアップされていました。

 

 

「ミスターバスケットボール」と呼ばれた佐古賢一さん、高校3年のときキャプテンとして全国優勝に輝きました。中学高校とバスケ部だった僕はこのとき高校2年でしたが、この年は春の選抜大会と夏のインターハイが兵庫県で行われ、春夏どちらも神戸のワールド記念ホールに観に行きました。体格も身体能力も平凡なバスケ部員だった僕にとって佐古さんをはじめとする全国に出てくる高校は雲の上の存在でした。その佐古さんも日本代表として3度オリンピックの壁に跳ね返されています。それでも「いつかこの壁を破ってくれる世代が出る」と信じ後進の育成に携わり、昨年のW杯での出場決定につながりました。佐古さんたちの熱い思いがすごく伝わってきて感動しました。

 

その男子バスケ日本代表、僕が特に注目している選手が2人います。

 

 

ひとりめは河村勇輝選手。僕と同じ172cmとバスケ選手としては小柄ですが、スピード豊かなプレーが持ち味の若き日本の司令塔です。先日、アメリカのメンフィス・グリズリーズと契約し、NBAを目指すことを表明しました。これからの彼の活躍に注目したいと思います。

 

 

もうひとりは比江島慎選手。昨年のW杯でのベネズエラ戦での大逆転勝利に大きく貢献した選手です。3ポイントシュートが立て続けに決まり、「『SLAM DUNK』の三井寿やん」と思われた方も多いと思います。

 

 

ただ、この選手「比江島スイッチ」なるものがあり、スイッチが入れば爆発的な得点力を発揮するのですが、スイッチが入らない試合も結構多いようです。テレビでも年下のチームメイトに「(スイッチ)毎試合入れろよ」とイジられていました。オリンピック本番ではスイッチが入ってくれることを期待したいと思います。

 

「スイッチ」といえば自分自身にもいい加減入れなあかんなぁと思っているんですわ。コロナ禍で大会が中止になってモチベーションが下がり、大会が開催されるようになってからも家の事情や自分のケガなどでモチベーションが上がらず練習の質量ともに激減しました。やっとケガも治って本来の練習ができると思ったら、仕事量が増えて先月くらいまでは休みの日も仕事のことばかり考えて練習する気力も起きないという状況でした。最近やっと休みの日に練習しようという気になれて、10km前後ですが走れるようになりましたが、スイッチを入れてまだまだモチベーションを上げていかなあかんと思っています。

 

次シーズンの開幕戦は下関海響マラソンですが、ここ何回かのこの大会では横田さんのユニを着ていて、今回も横田さんのユニで走るつもりです。あと3ヶ月半とあまり日にちはありませんが、横田さんに恥ずかしくない走りができるようスイッチを入れてしっかり準備したいと思います。