奈良マラソンは2020年こそコロナ禍で中止になりましたが、2016年から連続出場しており、自分にとっては師走の恒例行事となっています。あの半端ないアップダウンを想像するとブルーになりますが、応援が熱いので今回も迷うことなく出場を決めました。
神戸マラソンから3週間、シーズンの初めに特に思い入れの強い下関と神戸を走って燃え尽き症候群になったという訳ではないのですが、なぜかレースに出る実感があまりないというか、気持ち的に盛り上がってくるものがありません。まだ心のどこかでコロナでレースが中止になるのとちゃうかというのがあるのかもしれないですし、コロナ禍で落ちに落ちたモチベーションが上がるにはまだ時間がかかりそうです。そんな自分の気持ちを盛り上げるべく、大会の前々日に映画を観てきました。
「SLAM DUNK」は僕の浪人時代から社会人1年目くらいまで週刊少年ジャンプで連載されていました。中学高校とバスケ部だったこともあり、マンガもアニメも見ていました。僕が全巻コミックスを持っている唯一のマンガですし、WANDSの「世界が終わるまでは」などアニメで流れた何曲かはランニング中に聴く曲のレパートリーに入れています。ちなみに僕が一番思い入れの強いキャラは三井寿です。その「SLAM DUNK」の映画版、アニメの時と声優さんが違うことや内容についてのプロモーションがほとんどないことなどから、上映前のネットでは結構酷評されていましたし、上映後も賛否両論分かれていました。自分が観てどう感じるか、猪木さん風に言えば「迷わず観ろよ、観ればわかるさ」とばかりに観てきました。
感想は・・・思っていたよりも良かったです。主人公の桜木花道以外のキャラにスポットを当て、彼のエピソードを随所に入れていたところも良かったと思います。桜木花道が(声優さんが同じ)ジャイアンとはまったくダブらなかったし。試合で一部省かれていた場面があったのが少し残念でしたが、コミックスでは7巻にわたる長編だったので、それをすべて2時間の映画に凝縮するのは難しかったのかもしれません。映画を観て少しですが気合いが入りましたし、機会があればまた観に行きたいと思います。今回着るユニはこの選手です。
佐藤輝明選手です。僕と同じ西宮生まれの西宮育ちで、彼は甲〇中学出身、僕はそこから徒歩30分ほどの距離の甲△中学出身です。入団から2年連続20本以上のホームランを打ちましたが、まだまだ大きく育ってほしい選手ですし、来年はさらなる飛躍を遂げてアレ(優勝)に貢献してほしいと思います。
奈良は寒いイメージがありますが、前日の予報ではそれほど寒くなく、まずまずのコンディションになりそうです。
そして翌日。5時前に自宅を出て、6時すぎには会場に到着。健康チェックエリアだけは上位入賞者に名前が掲載されそうなくらいの早さで通過しました(笑)。
今回はまだヒザに不安があるうえ、翌週にもフルが控えていてダメージは最小限に抑えたいので、このくらいでゴールできたらええかなと思います。
競技場内で少しくつろいだあと、早めにスタートブロックに並びます。
有森裕子さんのあいさつのあと、急に尿意が。まだスタートまで10分ちょっとあったし、ランナーのスペースは確保されているので、すぐ行けばつめられることもなく元の場所に戻れそうだったので、さっと尿意を解消してきました。これで一安心ですが、レース中に尿意地獄に陥ることをこのときは知る由もありません。
9時スタート。有森さんが「行ってらっしゃい、フォ~!」を連発。行ってきま~す、フォ~!。
(後編)につづく。













