下関海響マラソン2019(前編) | 燃える走魂 フルマラソン100回完走への道

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この道を行けばどうなるものか。迷わず行けよ、行けばわかるさ。

 

下関海響マラソンは2年ぶり4回目。走りながら眺める景色が最高で、走っていて楽しいという部分ではこれまで走った中で1、2を争うと思っています。また、初めてサブ4を達成した思い入れのある大会でもあります。周辺の観光スポットも豊富でふぐ等のグルメも楽しめるので旅ランには最高です。他の大会との兼ね合いもあって毎年出るのは難しいですが、少なくとも2年に1回は出ようと決めている大会です。

 

今シーズンも昨シーズン同様藤川球児投手のユニで走るつもりでいました。が、どうしても着たい選手がいたので、今回は彼のユニを着て走ろうと思います。

 

 

 

横田慎太郎選手です。一軍でプレーした期間は短いですが、恵まれた体格と身体能力で「糸井2世」と呼ばれたほど将来を嘱望された選手でした。しかし、2017年に脳腫瘍を患い約半年間の闘病生活の末、寛解。その後、背番号「124」の育成選手として、元々着ていた「24」の背番号を取り戻すべく練習に励んでいました。が、目の後遺症のため今シーズン限りで現役を引退。You Tubeで引退試合とセレモニーを観ましたが、涙なしに観ることができませんでした。20代前半の彼にとってどれほど無念だったかは察するに余りありますし、今後の彼の人生が素晴らしいものになることを強く願わずにはいられません。今回は彼のユニを着て、好きなマラソンができることに感謝しながら走りたいと思います。

 

また、今回横田選手のユニを着ようと思った理由がもうひとつありまして、打席に立つときの彼のテーマ曲がゆずの「栄光の架橋」でした。脳腫瘍から復帰後、この曲を励みに1軍復帰を目指して頑張ってきたそうです。「栄光の架橋」といえば、下関海響マラソンではスタート時に合唱で選手を送り出してくれるのですが、僕が初めて出場した2014年がこの曲でした。以来、マラソンで自分を奮い立たせる曲として定着し、翌2015年の下関で「栄光の架橋」を聴きまくって気合を入れ、初のサブ4を達成しました。今回は練習不足でサブ4する自信はないですが、「栄光の架橋」を聴いて気合いを入れて臨みました。

 

前日の午前中に新大阪から小倉へ。今回の観光のテーマは「絶景スポットめぐり」です。小倉でレンタカーを借りて下関とその周辺の絶景スポットの写真を撮ってきました。

 

 

 

 

 

角島大橋、撮ったど~!

 

 

 

 

元乃隅神社、撮ったど~!

 

 

 

 

大学時代、引っ越しのバイトをしていましたが、仕事の合間に何度か壇ノ浦PAに立ち寄ったことがあり、そこから眺める関門橋の景観が好きでした。

 

 

夕方に下関入りし、ホテルにチェックイン。気合いを入れにスタート会場へ。ブラブラしながら「栄光の架橋」を聴いていると2014、2015年の大会に出たときの自分と横田選手のことを思い出しウルっときました。

 

 

 

 

下関のシンボルである海峡ゆめタワー。夕方以降に眺めるのは初めてです。

 

 

 

今回初めてタワーに昇り関門橋の夜景を撮ってきました。

 

 

今晩の夕食です。カーボローディングを考えて炭水化物が多めです。ふぐはマラソンが終わってからビールと一緒にいただきたいと思います。

 

 

 

 

 

そして翌朝。朝焼けがきれいですが、曇り気味です。気温が高めだっただけにランナーにとっては晴れなくて幸いです。

 

 

さぁ、今シーズンも楽しむで~。

 

 

Bブロックに入った直後、毎回合唱でランナーを送り出してくれる下関少年少女合唱隊の歌のリハーサルが始まるようです。今回の曲は何やろ?

 

♪いく~つも~の~日々を越えて~、たど~り着いた~今がある~

 

マ、マジっすか?「栄光の架橋」やん。思わず涙があふれてきて、あわててキャップのつばで顔を隠しました。自分にとってはうれしすぎるサプライズです。

 

 

8時30分、「栄光の架橋」の合唱で見送られウルウルきながらスタート。行ってきま~す。

 

 

(後編)へつづく。