モンスターといえば言わずと知れた井上尚弥選手ですが、ビッグバンはかつて新日最強外国人レスラーだったビッグバン・ベイダーのことではありません(笑)。
あまり知られてないかもですが、中谷潤人選手の愛称です。
昨日、とうとう5月2日の井上尚弥VS中谷潤人戦が正式発表されました。ちょうど1年前、年間最優秀選手表彰式で井上尚弥選手から中谷潤人選手に東京ドームでの対戦を呼びかけて、中谷選手も快諾。その後、それぞれの試合のたびにお互いを意識したコメントがあり対戦の気運が高まりました。
ただ、昨年12月の両者が同じサウジアラビアの会場でそれぞれ井上選手が防衛戦、中谷選手がスーパーバンタム級転向後の初戦を行いました。この試合で中谷選手が大苦戦したことで、両者の試合に対してトーンダウンしたボクシングファンが少なからずいると思います。
実際僕もどちらが勝つか予想するとしたら、7:3で井上選手が勝つのではないかと思っています。しかしながら、ボクシングは何が起こるか分かりません。中谷選手も前回の試合の反省点を洗い出して試合に臨むでしょうし、井上選手も昨年4試合闘っているので疲労の蓄積があるかもしれません。
また、これまで井上選手は2度ダウンしていますが、どちらも右のガードが空いたところに左フックをもらいました。それ以外にもノニト・ドネア選手との第1戦でも左をもらって苦戦していて、右のガードが空いてしまう傾向があります。中谷選手はサウスポーなので、空いたガードにまともに左が入れば井上選手でも倒れると思います。両者とも相手によって大きく戦い方を変えるスキルがあります。お互い徹底的に研究するはずなので、そのうえで当日両者がどんな戦い方をするのか興味があります。
日本人同士のビッグマッチといえば、僕の中では大学生のときに観た薬師寺保栄VS辰吉丈一郎戦が真っ先に思い浮かびます。あのときは両陣営の舌戦もすごくて一般のマスコミも大きく取り上げ、盛り上がり方が異様でした。勝った薬師寺選手はこの試合を通じて知名度が爆上がりしました。今回はそういう舌戦はないとは思いますが、間違いなく日本人同士の史上最高のカードです。無敗でパウンドフォーパウンドのトップ10同士、世界最高峰のレベルの高い試合が観れると思います。京セラドームでやるのなら観に行きたいですが、東京まではよう行かないのでTVでの観戦になります(苦笑)。
会見前日の一昨日、この本が出ていたので買って一気に読みました。中学卒業後、単身アメリカに渡り世界一のボクサーになるためだけに過ごしてきた中谷選手。彼のコメントの端々から頭の良さと謙虚さを持った好青年であることがうかがえて、より中谷選手を応援したい気持ちになりました。
この本もボクシングに興味のない方にも読んでいただきたい一冊です。これまで井上選手と対戦した選手をクローズアップして書かれているのですが、試合が終わったその後を取材していて、彼らから見た井上選手のすごさ、そして井上選手から逃げずに闘った彼らの生き様が丁寧に描かれています。
今回に限ってはどちらが勝ってほしいという感情はまったくなくて、中立の立場で観れそうです。試合まであと2ヶ月弱、観たい気持ちが強いですが、どちらかに初黒星がついてしまうのを観たくない気持ちもあります。これ以上の試合は今後自分が生きている間に観ることはないかもしれないので、5月2日を楽しみに待ちたいと思います。









