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フルマラソン100回完走への道

この道を行けばどうなるものか。迷わず行けよ、行けばわかるさ。

かつて井上尚弥選手が統一したバンタム級主要4団体のベルトはSバンタム級に上げる際すべて返上しましたが、そのバンタム級4団体の現在のチャンピオンはこうなっています。

 

WBA 井上拓真選手

WBC 中谷潤人選手

IBF   西田凌佑選手

WBO   武居由樹選手

 

何と、それぞれの団体で違う日本人選手が世界チャンピオンになっているではあ~りませんか。また、キックボクシング時代「神童」と呼ばれた那須川天心選手や日本タイトル防衛戦で亡くなった対戦相手の穴口選手の思いを背負って頂点を目指す堤聖也選手、元世界チャンピオンで15戦連続KO勝利の記録を持つ比嘉大吾選手など彼らのタイトルを虎視眈々と狙う選手がひしめいています。9月3日に行われる、井上尚弥選手の防衛戦のセミファイナルで武居由樹選手と比嘉大吾選手の防衛戦が決定しましたし、今後ますますバンタム級の動きに目が離せません。

 

 

そのバンタム級の動きを左右しそうな選手二人の試合が先日行われました。ひとりは那須川天心選手。デビュー2戦目までは判定でしたが、今回の相手は世界上位ランカー。那須川選手の真価が試される試合となりそうです。

 

 

 

しかし、試合が始まると那須川選手の独壇場でした。スピードとパワーがデビュー1、2戦目あたりとは全然違っていました。世界上位ランカーをまったく寄せ付けずの圧勝。来年には4つのうちどれかの世界タイトルへ挑戦するのではないかと期待感いっぱいにさせてくれる試合内容でした。

 

 

そしてもうひとりはWBCチャンピオンの中谷潤人選手。バンタム級4人のチャンピオンの中では頭ひとつ抜けている印象です。現在パウンドフォーパウンド10位。世界的にも「中谷潤人」の名が知られつつあります。

 

 

 

 

試合もあっという間の1RKO勝ち。みぞおちへの右ストレートでしたが、相手にとって予測できないパンチだったようで、ダメージが深く立つことができませんでした。

 

 

注目されるのが中谷選手の今後です。4団体統一を目指すのか、そしてその上のSバンタム級にいつ上げるのか。彼の究極の目標はパウンドフォーパウンド1位だそうです。現在10位なので数年後に実現する可能性は十分ありますが、その上には現在2位の井上尚弥選手がいます。パウンドフォーパウンド1位を目指すうえで避けては通れない相手です。階級も近いし一ボクシングファンとして二人の対戦はぜひぜひ観たいカードです。ただ、今はまだ井上尚弥選手が上だと思います。中谷選手も身長173cmとバンタム級ではかなり長身なのでまだまだ階級を上げるだろうと思いますし、今後キャリアを積んで2、3年後くらいにフェザー級あたりで対戦すれば世界が大注目するカードになるのではないでしょうか。

 

 

話は変わってタイガースです。先日、高橋遥人選手の支配下契約を結んだことが発表されました。これまで度重なるケガに苦しんできましたが、僕はもちろん多くのタイガースファンが彼を待っていました。その理由はケガがなければ、今ごろ日本代表はもちろんメジャーリーグに行っててもおかしくないそのポテンシャルです。中日→MLB→阪神でプレーされた福留孝介さんが「日米でこれまで見てきたサウスポーの中で5本の指に入る」と言っていたくらいですから。YouTubeでも日本を代表する打者を牛耳る投球を観ることができますが、ソフトバンクの柳田選手が空振りしたあと「何や今の」と叫ぶところや巨人の坂本選手が空振りしながら尻もちをつくシーンが印象的で、それだけすごい球を投げるピッチャーだということです。ただ、今までじっくり状態を上げてきたので焦ってほしくはないです。来年でもいいので、完全復活した姿を見せてほしいと思います。

 

 

高橋選手と自分とでは次元が違いますが、復活を目指すという意味では共通すると勝手に思っています()。彼の背番号は元々つけていた「29」。ユニが発売されたら購入して次シーズンのどこかの大会で着るかもしれません。