たまたま見つけた記事だが、大きくうなずいてしまった。
バカほど「それ、意味ありますか」と問う
副題:若者の思考レベルが"劣化"している
社会学者:宮台真司
10年くらい前からだろうか。よく若手から聞く言葉だ。
人をバカにしているのか? という印象を受ける。
一瞬、自分の考えが足りなかったかと振り返るが、
その後、説明をする言葉を失う。
今日紹介するこの記事は、そんな直感で理解していることをうまく言葉にしてくれている。
リンク先の記事は何れ消えるので抜粋して引用する。省略箇所には……を挿入した。
(引用はじめ)
「86年以降世代」は、物心がついたときからネットのコミュニケーションに依存する。だから、蔭で悪口を書き込まれるのを怖がり、「他人にどう思われるか」を気にする。……絵文字やスタンプの普及がこれを加速させる。大学生のSNSをみてみると、どれも似たような絵文字やスタンプの送り合いだ。彼氏や彼女を別人に入れ換えてもやりとりは成立するだろうし、入れ換えたことさえ気付かないだろう。
自分の反応に対する自分の反応……といった反応の再帰性(折り返し)……。これが「意識」だ。……再帰性の高次化に伴う個性が「主体性」を与え、抽象的思考が可能になる。
絵文字やスタンプを使った即時のやりとりは、「主体性」を抹消した「自動機械」を生む。個性はなく入れ替え可能だ。……その結果、昨今の若い世代は、文脈を分析して「他者に対して想像力を働かせる」ことができなくなった。
学問の基本は武道や演奏と同じだ。基本動作を反復訓練して「自動機械」のように動けるようにする。そこに意識を使わなくなる分、意識に新しい役割が与えられる。「自動機械」化した自分から幽体離脱し、自分に寄り添って観察する。これを「意識の抽象度の上昇」という。
昨今の若者は「何の意味があるのか」と合理性を問い、合理性がないことをしない。……合理性を問う前に、先行世代のマナーやルールを自動機械のように振る舞えるくらい身につけたほうがいい。思考する価値のある問題に注力するのはそれからだ。自分はできもしないのにマナーやルールの合理性を問う者は、思考レベルが低い。
抽象度を上げた意識から見れば、「合理的なものが非合理で、非合理なものが合理的だ」という逆説はザラだ。……合理性は高い抽象度で判断するべきものだ。
(引用おわり)
PRESIDENT 2017年5月1日号
いつの時代も大人は、今どきの若いものはと口にする。
ゆとり世代という批判もあるが、大半はおとなしい普通の若者だ。
だが、中に手のつけられない人がいる。(私の若い頃も人のことは言えないが)
先日、警察官が射殺される事件があった。
動機は、強く叱られたからというものだ。(警察が叱った言葉を発表せず不信感あり)
今まで、問題の原因をゆとり世代、モンスターペアレントと探って来た。
現代の教育/環境が抱える本質的問題が何かを考える必要があると思う。
関連記事
「その位置にふさわしくなって下さい」 (ブログ「コスモスの心」コメント欄)