思考停止する日本社会

ちょっと目の止まった記事がありました。

「あえて女性専用車両に乗る「男性の言い分」」 (東洋経済ONLINE)

私も女性専用車両への乗車を拒否されたことがあります。
上の子(現在12歳)がまだベビーカーに乗っていたときのことでした。
朝、遠方の病院へ行くため電車に乗る時、ちょうど改札の前に空いている女性専用車両が止まったので、そのまま乗り込もうとしたとき、駅員により制止されました。
 

「あちらに乗ってください」

その後、私は病院への通院ではいつも満員の車両に乗るようになりました。
ベビーカーは満員電車では危険ですが、しかたありません。

今年になってからか最近、駅でのアナウンスが変わりました。

「ベビーカーを押す男性や、体の不自由な男性が女性専用車両に乗車されることがあります。ご理解いただきますよう… 」

何年経つのだろうか。
「今頃?」

やっと、変わったという印象です。
と言うより、何故今まで変わらなかったのだろうか。

私が女性専用車両に乗ろうとした時、私は女性の冷たい視線を感じていません。
そもそも理解していなかったのは利用者ではなく駅職員だったのです。
そして鉄道会社は今まで間違った運用を利用者に伝えてきた来ました。
(でも、まったく当事者意識なし。まったく(怒)と言いたくなってしまう。)

駅職員の思考停止の問題は他にもあります。

なぜ痴漢の疑いのある人を駅員室に連れて行くのでしょうか。
駅員室に連れ込めば、私人逮捕が成立してしまうのです。
そうすると、後の不利な裁判で戦わなければなりません。
だから痴漢の疑いをかけられた人は、危険を犯してまで線路に逃げるのです。
つまり、駅職員の無知な行動が、痴漢冤罪問題を複雑にしているのです。

駅員室に連れて行かず、当事者に任せ、そこに警察を呼べばよいのではないでしょうか。
そしてそこで、警察官が現行犯逮捕するのか判断すればよいのです。

これほど痴漢が社会問題化しているのに、無責任な私人逮捕を繰り返す、鉄道会社の思考停止ぶりがよく見て取れるでしょう。

個人の勝手な判断は大事故につながりかねない。
職業柄、駅職員は決められたことしか出来ないのかもしれないです。

同じようなことは日本社会のあらゆる場面でみられます。
マニュアル化の問題と言えるのかも知れません。

これらの問題は、目的、主旨を理解していないことにより起こるのではないでしょうか。
目的、主旨を腑に落ちるように理解させることは、マニュアル化より大変なプロセスが必要となります。

目的意識というのは、より縦的思考が求められます。
マニュアル化は、行動の横的展開をし易くするものです。
マニュアル化すれば、目的意識がなくても(思考停止でも)行動できるわけです。

統一教会では同じことが起きてきました。
組織が間違えたアベルカインを教育して、マニュアル化され誤解が続いてきたのです。
目的、主旨を理解すればありえない間違いを犯してきたのです。社会問題となるほどに。
鉄道会社も会社(駅職員)の間違えた理解で、社会問題となるほど問題が起きています。
変えるには時間がかかるし、痴漢冤罪については未だ理解すらしていないとも言えます。

間違った意識の浸透を変えることは簡単ではないです。
横的文化の日本社会の課題(縮図)を見るようです。

 

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