今日は「再臨主を中心とする天宙的カナン復帰路程」について書いてみようと思います。

え? と思われませんか。
聞いたことがないと。そう、私も聞いたことがありません。
でも、あるはずだと思いませんか?

なぜこのことを書こうと思ったかというと、今の時代を理解する上で、
どのように「メシヤのための基台」が成立したのかを知る必要があると思ったからです。

もちろん、私の勝手な解釈なので、誤りやまた不足な点は、ご指摘いただいたり、
そろぞれが補足してくだされば良いかと思います。

長文になりますが、一気に書きます。

この問題について考えるとき、まず疑問となるのが、
今が第2次路程なのか第3次路程なのかです。
よく第3次路程だと思われますが、カナン復帰路程という観点で見ると、今は第2次路程です。
それは、お父様がキリスト教を捨てられていないからです。


・再臨主による第1次天宙的カナン復帰路程

信仰基台を立てる中心人物は、金百文でした、と始まるわけです。

ところで、メシヤは洗礼ヨハネに会うまで結婚できないのでしょうか。
メシアとは、父母で来なければなければなりません。
信仰基台、実体基台は堕落人間が立てる条件であり、メシヤが立てる条件ではありません。

洗礼ヨハネの不信により北へ行き、興南に収容され、結果、6000年の歴史が失われます。
この後、ボンネッコルから出発されますが、第2のお母様を迎えられたことを考えると、そのときはまだお父様が代身しなくても洗礼ヨハネを探し立てる道が残されていたのかも知れません。このあたりは何とも言えません。


・再臨主による第2次天宙的カナン復帰路程

その後、お父様が洗礼ヨハネの立場を代身されたと思います。
よって信仰基台を立てる中心人物は、お父様ご自身でした。

ここで、原理講論について触れておこうと思います。
原理講論は、金百文の書いたものと似ていると批判がありますが、そもそもの位置付けは、聖書と同様にメシヤを証すためのものなので洗礼ヨハネが書くものです。だから教会では、劉教会長が書かれ、誤りがあっても訂正されない理由も、メシヤを迎える人間の責任分担で書かなければならないところにあると思います。

お父様が洗礼ヨハネの立場で40日の断食をすることで信仰基台を復帰し、3弟子を立てることで、メシヤの為の家庭的基台の上に、再びメシヤの立場に立ち、聖婚をされます。

しかしこのとき立った基台は、「メシヤのための家庭的基台」です。
モーセのとき、サタン側が国家的基台を造成していたのでメシアを送れなかったことを考えると、ここに「家庭的基台」の上でメシヤが立てば、想像を絶する迫害を受けることになることは想像に難くありません。

このようにして、まずヤコブが家庭的基台を立てた時までの2000年を蕩減復帰しました。

その後、祝福双の拡大に伴い、124家庭で氏族、430家庭で民族(モーセ)、777家庭で世界(イエス)と祝福家庭の実体的基盤を拡大しながら、歴史を蕩減して行きます。
その頂点の一つがワシントン大会だと思います。
「メシヤのための世界的基台」の上にイエス様の十字架を越える段階まで復帰してきました。
この段階で、4000年の蕩減復帰です。
しかし、このとき立てられたのは「世界的基台」であって、「天宙的基台」を立てるにあたっては、まだ洗礼ヨハネの立場で歩まれたのではないかと思います。

「御旨と世界」の「真の父母と我々」には、イエス様が十字架で亡くなられることにより、復帰摂理はイエス様が来られる前より悪い状態になったとありました。それは、霊界と肉体が分かれたためで、再臨主はキリスト教の霊的基台を実体的世界に連結する条件を立てる道を歩まないといけないとありました。(昔読んだ記憶からで、引用個所を探したのですが、一部探せていません)

このキリスト教の霊的基台を実体的世界に連結する摂理がホームチャーチだと思うのです。
ワシントン大会以降、キリスト教の霊的基台を実体的世界につなぐ摂理をしながら、84年のダンベリーを通して、キリスト教の牧師たちが復帰されて来ることにより、失ったキリスト教の基台を復帰して、ようやくここで6000年を復帰した立場です。

やっと再臨主を迎えるための、「天宙的メシヤのための基台」を立てる出発点まで来たのです。

・天宙的メシヤのための基台

信仰基台の中心人物はお父様。
条件は、数理的蕩減期間の荒野40年。

アベルカインには「子女としてのアベルカイン」と「父母としてのアベルカイン」があります。
子女としてのアベルカインとは、私達が通常使っている言葉と同じです。
父母としてのアベルカインは、アベルの子女とカインの子女を一つにする問題です。
(多分、霊界と実体的世界をつなぐ条件が含まれていると思う)
ソウル五輪で世界の宣教師と世界の代表選手を一つにすることを通して世界基準で条件を立てられました。

そして、八定式を宣布されることで実体基台の勝利を宣布されました。

さらに、92年の3万双の祝福の前に行われた7つの大会を通して長子権復帰の基準を立てられた後、はじめて「天宙的なメシヤのための基台」の上で、メシヤ宣布することができたのです。

こうして始まったのが、成約時代であり、家庭連合の時代です。

復帰摂理上での教会とはどのような位置付けであるかを理解できると思います。
イエス様の十字架以降、2000年ぶりにやっと霊的でなく実体を持って摂理を進められる時代を迎えたわけです。

勝手な解釈を並べましたが、今がどのような時代なのかを皆さんと共に学ぶことができれば幸いです。

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