栃木を楽しむ!! -623ページ目

小石川後楽園

東京に行く機会があると、できるだけ文化歴史的な場所に立ち寄ることを心がけています。

心の筋力を落とさないための、感受性を高めてくれる場所が東京にはたくさんあります。


今回足を運んだのは、あの水戸黄門ゆかりの大名庭園「小石川後楽園」。

JR中央線「飯田橋」駅から500m足らずの場所にあります。


小石川後楽園1 案内掲示板が随所に建ってあり、迷わずに行けます。

水道橋の東京ドームよりの出入り口は現在閉鎖中で、日中友好会館北側にある門のみが開放されています。


小石川後楽園2 小石川後楽園3

一般300円、65才以上は150円。

小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料です。


入ると美しい庭園の奥には東京ドームの白い屋根がドーンと。

小石川後楽園の東側に隣接した場所に東京ドームなどの後楽園施設があるので仕方がないのでしょうが・・・。


小石川後楽園4

気を取り直して、ゆっくり散策させてもらいました。


江戸時代初期、1629年に水戸徳川家の祖である頼房が中屋敷として造ったもの。

二代目藩主の光圀によって完成した庭園です。


池を中心とした回遊式築山泉水庭になっています。


小石川後楽園23 小石川後楽園6

中央の池には亀の形をした「蓬莱島(ほうらいじま)」が。

先端部には鏡石が置かれ、弁財天を祀った祠があります。

カップルが仲睦まじくベンチに腰掛け眺めている図は、ほほえましくなります。


小石川後楽園5

各所に「延段(のべだん)」と言われる中国風の素朴な石畳が。

切石と玉石を巧みに組み合わせてあります。


山道を登るとパッと視界が開け、「内庭」と言われる水戸藩書院があった場所に。

途中、木曽路の名所「寝覚の床」にちなんだ「寝覚の滝」がありました。


小石川後楽園7

この内庭の池や中心の池「大泉水」には今でもわき水がわいていました。

ここが東京のど真ん中だというのが、不思議に思える風景でした。


小石川後楽園8

松原や江戸時代の風流な酒学の様子を現した「九八屋」を進むと・・・・。


小石川後楽園9 小石川後楽園10
松原                         九八屋


花菖蒲田や稲田が。

6月上旬から約1000㎡に600株の花菖蒲が一面に咲き誇るとのこと。

田園風景を思わせます。


小石川後楽園11


この先、小石川後楽園の北西部には梅林が。

2月上旬には、紅梅、白梅など20種類ほどの梅が咲くとのこと。


小石川後楽園12

すでにいつくかの梅はほころび始めていました。

一斉に咲く頃には見事でしょうね。


小石川後楽園13 小石川後楽園14

ここからまた山道へ。

水戸黄門に出てくる諸国行脚の最中にいるような錯覚を覚えます。


小石川後楽園18


光圀が将軍家光から「文昌星」像を頂戴し、その像を安置するために「八卦堂」造りました。

関東大震災で焼失してしまい、現在は「八卦堂跡」として名残をとどめています。


小石川後楽園15 八卦堂跡


この八卦堂の南には神田川上水跡があり、「円月橋」という橋が昔の風情を残しています。

明の遺臣「朱舜水」の設計と指導の元、名工「駒橋嘉兵衛」の作。

美しい橋で、今見てもうっとりさせられます。


小石川後楽園16

関東大震災や空襲で貴重な建造物が焼失してしまっています。

「得仁堂(とくじんどう)」も、焼失せず残った貴重な建造物。

園内最古の建物で、光圀が感銘を受けた「伯夷叔斉」の木造を安置するために造られたもの。


小石川後楽園19

水戸黄門はフィクションで、「光圀は諸国行脚はしなかった」というのが当たり前になっていますが、

この庭園をみると諸国行脚を切望していたのではと思わせます。


小石川後楽園17 小石川後楽園27

白糸の滝                      京都・東山東福寺にならった朱塗りの橋「通天橋」


小石川後楽園20

京都清水寺を写した「清水観音堂跡」。関東大震災で焼失


この「観音堂」周辺は、11月中旬の紅葉の季節は見事とのことです。


小石川後楽園21 大堰川に通天橋が美しく写っています


中国の名勝「盧山」にちなみ、京都の清水寺一帯が「小盧山」と呼ばれています。

清水に似ていることから、オカメザサに覆われた丘を「小盧山」と。


小石川後楽園22

日本各地の美しい風景を小一時間で堪能できました。


自然を庭という限られた空間に再現する匠の技。

小旅行をさせて貰った気分になりました。


小石川後楽園24 小石川後楽園25
パンフレットの案内図               江戸時代の周辺地図

江戸時代の文化の高さを改めて認識させられました。

国の特別史跡・特別名勝の二重指定された貴重な庭園です。


せっかく来たので売店で「水戸のお土産」を買って、小石川後楽園をあとにしました。


小石川後楽園26


○「小石川後楽園」

住所:東京都文京区後楽1-6-6

電話番号:03-3811-3015

休園日:年末年始(12/29~1/1)


開園時間:9時~17時(入園は16時30分まで)

入園料:一般300円、65才以上150円

     小学生以下及び、都内在住・在学の中学生は無料

公式HP:http://www.tokyo-park.or.jp/


花の見ごろ

ウメ     2月上旬~下旬

サクラ  3月下旬~4月中旬

フジ    4月下旬

ツツジ・サツキ 4月下旬~6月中旬

スイレン  5月~9月

カキツバタ  5月上旬~中旬

ハナショウブ 6月上旬~中旬

ハス  7月下旬~8月中旬

紅葉  11月中旬~下旬 

ル・ミエル(宇都宮市)

富士見ヶ丘団地の高台にある「ル・ミエル」さん。

田原街道からよく見え、一度行ってみたいお店の一つでした。


ル ミエル1

昨年地元の新聞に、

「夫婦でソムリエの資格を取られた」という話題で取り上げられていましたのを覚えています。


駐車場に車を止め、階段を昇っていくと玄関が現れます。

キリリとした赤と白の外観からも、ワクワク感を与えてくれます。


ル ミエル12 ル ミエル13

玄関を入ると、広々と広がる宇都宮の田園風景が一望できます。


ル ミエル15

そして一番驚くのが、お店の中央にガラス張りのキッチンが。

オープンキッチンのお店は多いですが、ここまでオープンなお店は初めて。


キッチンそのものが、お店のインテリアの一部のようです。

ピカピカに磨き上げられたキッチンからも、シェフの確かな仕事ぶりが伺えます。


ル ミエル7

ランチは「ノワール」2100円、「ルージュ」3570円の2種類。

今回は2100円のコースをお願いしました。


ル ミエル3

フレンチというというと堅苦しい雰囲気がありますが、お箸が置かれホッとさせられます。

では非常に精魂込めたお料理を写真でご紹介します。


ル ミエル4
オードゥブル 1品1品芸が細かい・・・初めて食べた生ハムのパイナップル包み。美味い!!

ル ミエル5
ふっくら柔らかい パン


ル ミエル6
かぼちゃのスープ


メインディッシュは「魚のポワレ」「仔羊のグリル」「鴨のグリル」の3種類から。

奥さんは「魚」を、私は「仔羊」を選びました。


ル ミエル10 ル ミエル9
スズキのポワレ                  仔羊のグリル


ル ミエル11
デザート チョコのムースとフルーツ


これにエスプレッソで〆。

どのお料理も芸術品のような素晴らしいものでした。


大勢のお客さんが来られている人気店ですので、予約されるのをお奨めします。

またゆったりとした時間を過ごしていただくために、原則として12歳未満の方の来店はNGになっています。


ディナーコースは、5250円から用意されています。

ル ミエル14

○「ライトフレンチ Le Miel(ル・ミエル)」

住所:宇都宮市富士見が丘2-13-14

電話番号:028-600-3667

定休日:水曜日


営業時間:11時30分~14時、18時~21時

栃ナビHP:http://www.tochinavi.net/spot/home/index.shtml?id=4520
ル ミエル16

宝蔵寺 (宇都宮市)

JR宇都宮駅西口を降りてすぐ。

田川を渡った場所に、門の上に大きな鐘があるお寺をご存じでしょうか?


宝蔵寺10


このお寺は「宝蔵寺(ほうぞうじ)」さん。


宝蔵寺8

北関東三十六不動尊霊場 第十九番札所になっています。


宝蔵寺5 宝蔵寺6


南北朝時代のものである「木造 普賢菩薩坐像」や、「木造 阿弥陀如来坐像」が。


そして肝心の鐘は、「およりの鐘」。


宝蔵寺3

この鐘は、宇都宮氏の滅亡(1597年)によって廃寺となった東勝寺(日野町通り北側一帯の地)にあったもの。

江戸時代には夕暮れになると宇都宮城下にならされたので、「およりの鐘」として親しまれていました。


宝蔵寺4 宝蔵寺7

この鐘の音を昔の人はどんな想いで聞いたのか連想するだけで、何となくワクワクさせられます。


宇都宮の時を刻んできた「およりの鐘」。

平和な時が続くことをお祈りして、宝蔵寺をあとにしました。


宝蔵寺1


○「宝蔵寺」

住所:宇都宮市大通り4-2-12

電話番号:028-622-4130


宝蔵寺2