小石川後楽園 | 栃木を楽しむ!!

小石川後楽園

東京に行く機会があると、できるだけ文化歴史的な場所に立ち寄ることを心がけています。

心の筋力を落とさないための、感受性を高めてくれる場所が東京にはたくさんあります。


今回足を運んだのは、あの水戸黄門ゆかりの大名庭園「小石川後楽園」。

JR中央線「飯田橋」駅から500m足らずの場所にあります。


小石川後楽園1 案内掲示板が随所に建ってあり、迷わずに行けます。

水道橋の東京ドームよりの出入り口は現在閉鎖中で、日中友好会館北側にある門のみが開放されています。


小石川後楽園2 小石川後楽園3

一般300円、65才以上は150円。

小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料です。


入ると美しい庭園の奥には東京ドームの白い屋根がドーンと。

小石川後楽園の東側に隣接した場所に東京ドームなどの後楽園施設があるので仕方がないのでしょうが・・・。


小石川後楽園4

気を取り直して、ゆっくり散策させてもらいました。


江戸時代初期、1629年に水戸徳川家の祖である頼房が中屋敷として造ったもの。

二代目藩主の光圀によって完成した庭園です。


池を中心とした回遊式築山泉水庭になっています。


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中央の池には亀の形をした「蓬莱島(ほうらいじま)」が。

先端部には鏡石が置かれ、弁財天を祀った祠があります。

カップルが仲睦まじくベンチに腰掛け眺めている図は、ほほえましくなります。


小石川後楽園5

各所に「延段(のべだん)」と言われる中国風の素朴な石畳が。

切石と玉石を巧みに組み合わせてあります。


山道を登るとパッと視界が開け、「内庭」と言われる水戸藩書院があった場所に。

途中、木曽路の名所「寝覚の床」にちなんだ「寝覚の滝」がありました。


小石川後楽園7

この内庭の池や中心の池「大泉水」には今でもわき水がわいていました。

ここが東京のど真ん中だというのが、不思議に思える風景でした。


小石川後楽園8

松原や江戸時代の風流な酒学の様子を現した「九八屋」を進むと・・・・。


小石川後楽園9 小石川後楽園10
松原                         九八屋


花菖蒲田や稲田が。

6月上旬から約1000㎡に600株の花菖蒲が一面に咲き誇るとのこと。

田園風景を思わせます。


小石川後楽園11


この先、小石川後楽園の北西部には梅林が。

2月上旬には、紅梅、白梅など20種類ほどの梅が咲くとのこと。


小石川後楽園12

すでにいつくかの梅はほころび始めていました。

一斉に咲く頃には見事でしょうね。


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ここからまた山道へ。

水戸黄門に出てくる諸国行脚の最中にいるような錯覚を覚えます。


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光圀が将軍家光から「文昌星」像を頂戴し、その像を安置するために「八卦堂」造りました。

関東大震災で焼失してしまい、現在は「八卦堂跡」として名残をとどめています。


小石川後楽園15 八卦堂跡


この八卦堂の南には神田川上水跡があり、「円月橋」という橋が昔の風情を残しています。

明の遺臣「朱舜水」の設計と指導の元、名工「駒橋嘉兵衛」の作。

美しい橋で、今見てもうっとりさせられます。


小石川後楽園16

関東大震災や空襲で貴重な建造物が焼失してしまっています。

「得仁堂(とくじんどう)」も、焼失せず残った貴重な建造物。

園内最古の建物で、光圀が感銘を受けた「伯夷叔斉」の木造を安置するために造られたもの。


小石川後楽園19

水戸黄門はフィクションで、「光圀は諸国行脚はしなかった」というのが当たり前になっていますが、

この庭園をみると諸国行脚を切望していたのではと思わせます。


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白糸の滝                      京都・東山東福寺にならった朱塗りの橋「通天橋」


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京都清水寺を写した「清水観音堂跡」。関東大震災で焼失


この「観音堂」周辺は、11月中旬の紅葉の季節は見事とのことです。


小石川後楽園21 大堰川に通天橋が美しく写っています


中国の名勝「盧山」にちなみ、京都の清水寺一帯が「小盧山」と呼ばれています。

清水に似ていることから、オカメザサに覆われた丘を「小盧山」と。


小石川後楽園22

日本各地の美しい風景を小一時間で堪能できました。


自然を庭という限られた空間に再現する匠の技。

小旅行をさせて貰った気分になりました。


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パンフレットの案内図               江戸時代の周辺地図

江戸時代の文化の高さを改めて認識させられました。

国の特別史跡・特別名勝の二重指定された貴重な庭園です。


せっかく来たので売店で「水戸のお土産」を買って、小石川後楽園をあとにしました。


小石川後楽園26


○「小石川後楽園」

住所:東京都文京区後楽1-6-6

電話番号:03-3811-3015

休園日:年末年始(12/29~1/1)


開園時間:9時~17時(入園は16時30分まで)

入園料:一般300円、65才以上150円

     小学生以下及び、都内在住・在学の中学生は無料

公式HP:http://www.tokyo-park.or.jp/


花の見ごろ

ウメ     2月上旬~下旬

サクラ  3月下旬~4月中旬

フジ    4月下旬

ツツジ・サツキ 4月下旬~6月中旬

スイレン  5月~9月

カキツバタ  5月上旬~中旬

ハナショウブ 6月上旬~中旬

ハス  7月下旬~8月中旬

紅葉  11月中旬~下旬