出勤途中に外国人に「どこかシャワーを浴びれる場所はないか?」と聞かれたので「ホテルはどう?」と答えると、「330円しかないからホテルは無理だ」と言われ、330円だと漫画喫茶も難しいので諦めるしかないと伝えると、絶望したのか歩道の脇に座り込んでしまったので、仕方がないので1000円を渡すと「ありがとう!!パチンコでお金がなくなってしまったんだよ!!」と言われ、1000円返せと思った沖野です。
「Gambling is dangerous」と伝えました。
さて、1週間以上前の話になりますが、神戸で世界パラ陸上が閉幕した翌日、とある公園で「ギソクの図書館」主催の義足のランニング教室を開催するという情報を仕入れたので見学しに行きました。
が、当日参加予定の義足アスリートが体調不良のため、急遽沖野が指揮することになりました。
私が通常開催しているランニング教室よりもレクリエーション要素を多めにしました。
義足ユーザーだけでなく、見学していた義肢装具士や義肢装具士学生などみんなに参加していただき、ドリルから走行まで行いました。
アメリカの両下腿義足のブレイク・リーパー選手も参加してくれたのですが、何かするたびに底抜けの笑顔で参加者とハイタッチをしてくれて場が非常に和みました。
リーパー選手のコーチのジェフさん(あだ名が魚のフィッシュ)も観に来てくれていたので、リーパー選手が普段行っているドリルを紹介してもらえば良かったなと教室が終わってから思いました。
ちなみにリーパー選手は健常者の大会(WPAの指定した義足長に準じていない状態の義足で出走)で400mを44秒30という脅威的なタイムで走っていますし、ジェフコーチは42歳で400mを47秒台で走る(自己申告)と言っていました。
脅威的なコンビです。
ちなみに、今回一番驚いたのがリーパー選手の立位時の安定感でした。
この写真は静止画ですが、実際はこの状態で1分以上も全く動くことなく静止していました。
動画でも撮影したので間違いないです。
このバランス力が脅威的なタイムを生み出しているんだろうなと思いました。
ちなみに、リーパー選手に最初に会った時に義肢装具士だと名乗ったら、「君なら私の義足のアライメントをどうする?」と聞かれたので、もう少しブレード先端を手前に引いてかつ立てて、水平方向の推進力を増した方がいいと思う」と伝えましたが、後々彼の立ち方をみると軽度膝屈曲位なので、先天性欠損の関係やソケット後壁の低さや軟部組織の膨隆具合を加味すると、このソケットの状態や膝関節の状態であれば今のブレードの位置は最適なのかなと思いました。
左重心が好きみたい。
次回、埼玉県戸田市の「戸田市スポーツセンター」にて6月30日(日)13時00分から開催します。
朝10時の時点で雨が降っていたら中止です。
特に施設の受付は必要なく、駐車場や利用料も無料となっています。
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義肢装具士 沖野敦郎
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