いよいよ10月10日に「上尾運動公園陸上競技場」にて「IPC公認 第16回 関東身体障害者陸上競技選手権大会」が開催され、年内最後のIPC公認大会(ロンドンパラ標準突破指定大会)で、好記録が期待できるので、関東近郊にお住まいの方は是非是非観戦に来ていただけたらと思っている沖野です。

詳細はこちらです http://kaaad.org/Documents/要綱2011pdf.pdf

タイムスケジュールはこちらです 

トラック http://kaaad.org/Documents/競技日程表(トラック).pdf

フィールド http://kaaad.org/Documents/競技日程表(フィールド).pdf

(タイムスケジュールに記載されている数字の説明 10代 視覚障害 20 知的障害 30代 脳性麻痺 40代 切断・機能障害 50代 脊椎損傷(車椅子)



さてさて、上記の関東選手権にも出場する注目選手を紹介します。。

女子T44(下腿切断クラス)で100m・200m・走幅跳をしている

「高桑早生」選手です。

$義肢装具士(義足・義手・装具製作)「沖野敦郎」の・・・

(お父さんを除く)高桑家大集合です!!左からお母さん、早生選手、お姉ちゃん(この場をかりて、写真掲載の許可をいただきます)。



高桑選手は中学1年生のときに「骨肉腫」で左下腿(膝下)切断をしました。

その後は治療を続けながら成徳深谷高校へ進学し、なんと陸上部へ入部します。

そのきっかけを作ったのは同じ義足アスリートの「佐藤真海」選手が書き記した「ラッキーガール」でした(文字はその人の人生を変える力を持っていますね)。

成長著しいこの時期は、断端(残った足)の形状も多々変化し、ソケット(断端を入れる部分)との適合が合わなくなることも多かったとおもいます。さらに、歩くよりも2~3倍の力が走る時に断端にかかるといいます。断端のトラブルも多かったことでしょう。

まさしく血の滲むような努力を経て、2009年にアジアパラユースに日本代表として100m14秒99で金メダル、走幅跳3m99cmで金メダルの成績をおさめています。

2010年にはアジアパラリンピック日本代表として100m14秒45で銀メダル、走幅跳4m08cmで5位の成績をおさめています。

そしてそして、現在はロンドンパラリンピックを目指して日々奮戦しています。

現在の自己ベストは100m13秒96、走幅跳4m32cmですが、もっともっと伸ばしてくることでしょう!!

$義肢装具士(義足・義手・装具製作)「沖野敦郎」の・・・

先日大分で開催されたジャパンパラリンピックで、自身初の13秒台に突入して、インタビューに答える高桑選手。


$義肢装具士(義足・義手・装具製作)「沖野敦郎」の・・・

そんな高桑選手が履いているのは、自身も所属している慶應義塾大学山中俊治先生がデザインした「スポーツ用義足」です。

スタイリッシュで近未来的なデザインですね!!


さて、そんな高桑選手が先日開催された「ハバタキ大会」女子100mのハイスピード動画です。



高桑選手、以前にも増して力強く地面を捉えることができていますね。スタートがだいぶ巧くなっています。


さあ、10月10日は上尾運動公園陸上競技場へ行くっきゃない!!(古い・・・)