3週間ぶりにやっとスパイクで8割程度のスピードで走れるようになったものの、次の日に下腿(ふくらはぎ)や股関節、背中が筋肉痛になり、走るって身体全体を使っているんだなーって、いまさらながら「走り」の奥深さに関心している沖野です。

澤穂希選手と同じ歳の沖野です。



世界陸上が終わりましたね。

最後の最後、ウサイン・ボルト選手がやってくれましたね!!4×100mRで世界新記録ですよ!!

37秒04ですよ!!

単純に4で割ると、100mを9秒26で走っていることになります!!

とんでもない数字ですね!!



さて、その世界陸上ですが、両足下腿(膝下)義足のオスカー・ピストリウス選手は世界で一躍有名人になりましたね。

そのオスカー選手が、1月にNZで開催された障害者の世界選手権に出場していました。私は試合状況を伝えたくて、彼が走った200mの動画をYouTubeで過去(2月)にアップしていました。

世界陸上出場が決まる前は再生回数は300回程度でした・・・。

が、出場が決まると3000回に・・・。

そしてそして、400mで準決勝に進出すると・・・なんとなんと30000回越え!!

やはりメディアの力は大きいですね!!



普段は私が製作した義足以外のスポーツ用義足にとやかく言いたくはないのですが、折角なのでこの機会に少し発言させていただきます。

オスカー選手の義足、まだまだ改良余地があると私は思います。

TVで彼の走りを見ていて気付いた方もいらっしゃると思います。

そうです、彼の疾走時、前額面(正面)から見ると、脚接地時に股関節が大きく外旋(がに股)しています。そのため、足部(板バネ)も大きく外を向いています。

これでは、板バネが持っている物理特性が十分活かされていないと私は考えます。

脚接地時の板バネの向きを、進行方向に対して平行になるように調整してみたいものです。

そうすれば、もっと板バネが反発するようになり、さらにスピードが上がると思います。

$義肢装具士(義足・義手・装具製作)「沖野敦郎」の・・・


あっ・・・彼の義足・・・足部の向きが調整できないように製作されている・・・。



ちなみに、沖野敦郎個人の考えなのであしからずですー。