選手の試合が終わって、帰りのバスまで2時間あったので、ちゃっかり自分も練習(150m×3本を2セット)して満足げな沖野です。

さてさてオランダ選手権2日目です。

本日は下腿切断の佐藤圭太選手が400m、大腿切断の山本篤選手が100mに参戦予定です・・・。

が・・・。

山本篤選手は昨日の幅跳びの着地で仙腸関節付近を傷めたため、本日は宿舎で完全休養です。

本日の棄権は残念ですが、まだ2試合を残しているので、ここで無理はできません。

私が宿舎に戻ってから、先日教わったツボ刺激を施術したので、おそらく近々完治することでしょう!!おそらく・・・。



さて、佐藤圭太選手の400mの動画です。

脳性マヒの選手と一緒に走っています。

3レーン:佐藤、4レーン:ベルギーの脳性マヒの選手、5レーン:イワン(ロシアの両前腕・両下腿切断で佐藤選手と同じ年)



ちなみに、バックストレートは非常に風が強かったです(向かい風2m以上)。



結果です。

1位 Prokopyev,Ivan Russia 57″37

2位 Sato,Keita   Japan 60″34 


バックストレートの向かい風がかなり強かったので、前半から飛ばして、かつ普段よりも少し強めに前傾を意識して走りました。そのため、200m付近まではとても調子がよく、イワンにも追いつけ追い越せの勢いでした。

しかしながら、250m付近から圭太がばて始め、イワンは急にスピードを上げたため、二人の差は開いてしまいました。

まだあと2試合あります。今日はかなり良いリズムで走ることができました。風が弱ければもっと走りやすかったと思います。

ちなみにこのイワン選手は400mの30分後の100mでも優勝し、100m・200m・400m全てでロンドンパラリンピックA標準を突破しました。まだまだ未完成な彼ですが、ロンドンパラではさらに速くなることでしょう。

次は6月1日にドイツのBottropでインターナショナルミーティングが、6月5日にオランダのStadskanaalでNelli Cooman Gamesが開催されます。

詳しい時間は後日お知らせします。

明日は2人は完全休養にあてます。

宿舎にはシャワーしかないので、近くのジャグジーで疲れを癒す予定です。ご飯はお世辞にも美味しいとはいえません。付近にお店はありません。雨は1時間おきに降ったり止んだりの繰り返しです。朝一のバスで競技場に連れて行かれ、競技開始まで数時間を過ごしています。日中の気温の変動もかなり激しいです。

そのような状況下で、選手は精一杯頑張っています。

海外遠征後は選手はかなりタフになって帰国することでしょう。