「 宰相の器 」を問うた〝三本指〟〈 サンデー毎日 〉2022年1月17日
金権政治の旧弊を脱し「クリーン」を売り物に船出したはずの政権が
わずか2カ月の短命に終わった。その原因は、本誌がスクープした首相自身の
「女性問題」だった。折しも元号が昭和から平成へ切り替わった時代――。
「宰相の器」に問われたものは何だったのか。
1989(平成元)年の暮れ、恒例の「新語・流行語大賞」で新語部門金賞に輝いたのは「セクシャル・ハラスメント」だった。一方、流行語部門銅賞に「24時間タタカエマスカ」が選ばれている。旧来の〝男性型社会〟がブレーキとアクセルを同時に
踏まされているふうがあり、面白い。ただ物足りないことに、世間を騒がせた一語が抜けている。「三本指」である。同年8月、宇野宗佑首相が参院選敗北の責任を取り辞職した。在任69日。自民党サイトによると〈 三点セット、すなわちリクルート
問題、消費税問題、農産物自由化問題 〉が争点だったというが、そこにない4点目、というよりもむしろ主因は「スキャンダル」だった。
〈 宇野新首相の「醜聞」スクープ 「月三〇万円」で買われたOLの告発 〉
本誌『 サンデー毎日 』6月18日号の表紙に躍る見出しだ。発売は6月6日。
前日に所信表明演説が行われたばかりの新政権を直撃した。当時40歳の女性Aさんが、東京・神楽坂で芸者をしていた85年、宇野氏と金銭を介した性的関係を
結んでいたと誌上で暴露した。
〈(宇野氏が)「そばに来なさい」と何度も言うのでそのようにしました。
(中略)正座して膝の上に置いていた手の真ん中の三本の指をギュッと握り、
「これでどうだ」と言うのです。
――指三本ですか、具体的に金額は言わなかったのですか。
まさか、月三万円ということじゃないでしょう。月に三十万円でどうだ、という
ことじゃないですか。そればかりか、「横になりなさい」と横になるように言うのですよ 〉(一部改変)
首相の女性問題は〝買春行為〟
議員宿舎近くの料亭に初めて呼ばれたという時の述懐。宇野スキャンダルの核心
場面だ。Aさんによると宇野氏は直後に「月額30万円」の申し出を取り消し、
改めてAさんの「旦那」となった。関係が終わる86年3月までに計300万円を
受け取った。一問一答の中で記者は何度も「イメージと違う」と述べている。
俳号を持つ文人政治家であり、リクルート事件で退陣した竹下登首相の後、クリーンさが買われて白羽の矢が立っただけに「三本指」を握る仕草は想像しにくい。
もっともその頃、有力政治家が芸者の旦那になり、金銭の面倒を見ながら特別な
関係を結ぶことは珍しくなく、彼らの「下半身」を書かないのがメディア側の
不文律でもあった。当時の編集長でジャーナリストの鳥越俊太郎氏はこう話す。
「政治家が女性と不倫し、肉体関係を持ったとしてもそれだけなら報道しない。宇野氏は彼女をホテルニューオータニに電話で呼び出し、国会を抜け出して会っていた。性交渉の対価としてカネを払っていた。これは『 買春行為 』であり、
許されないと判断しました」
バブル末期、経済大国ニッポンの男たちによる「買春ツアー」が国際的批判を浴びていた。スクープは宰相の器をただすと同時に、日本社会が引きずる〝グレーゾーン〟に黒白をつけるべきか否か――と読者自身に問う意味も持っていた。
事実、続く6月25日号は「スキャンダル報道は是か非か」と題し著名人52人の声を
載せている。落語家の立川談志さんは「最も男らしい行為」と宇野氏を擁護。
女性でも作家の中山あい子さんが「女が悪い。今ごろになって何を言うか。
この報道は非常に不愉快」と率直に語る。およそ3分の1が「非」としたのは、
むしろ想定内の反響だろう。それよりも海外有力紙が後追いするまで日本の新聞、
テレビが音なしだったことが、覚悟を決めて筆を握った当時の本誌同人には
「まさか」の出来事だった、という。
【補足】
1989年、リクルート事件の責任をとって竹下登首相が辞任した後を受けて、
宇野宗佑が首相に就任した。宇野夫妻が笑顔で映るテレビを見て、以前、
宇野から「30万円でオレの女になれ」といわれた神楽坂の元芸者が激怒する。
「こんな人間が首相なんて許せない」と、新聞社に宇野との愛人関係を暴露したいと電話するのだが、朝日新聞や読売新聞は、彼女の話を聞いてくれなかった。
ようやく毎日新聞が、「それならサンデー毎日がいい」と、編集部に回し、
当時の鳥越俊太郎編集長がやると決断した。
総理大臣のお相手も…取材のハードルが高い「芸妓の世界」
公開日: 日刊ゲンダイ
1989年、75代総理大臣・宇野修輔と神楽坂芸者のスキャンダルは、未だに語り草になっている。
お座敷遊びに興じる宇野は芸者の3本の指を握り、「自分の愛人になってくれたらこれだけ出す」と迫った。3本とは「月30万円のお手当」の意味だったが、
芸者の相場は1桁違う。300万円である。呆れた芸者が「時の総理がこんな人とは」と週刊誌に告発。宇野首相はわずか2カ月で地位を失ったが、思わぬ形で注目されたのが芸者の世界だった。ネットワークを駆使してたどり着いた鬼怒川のトップ芸者の話は、目からうろこの驚きだった。改めて取材メモをひもとく。
「銀座で着物やカツラを買う用事がある」と取材は東京になったが、鬼怒川からは「いつものこと」と自費で往復タクシーを利用してきた! 和食屋のテーブル席。
髪を下ろし洋服だったが、お酒を飲むうちに、「お座敷が多いからこのほうがラク」と椅子の上に足を上げて横座り。
彼女が呼ばれるお座敷は田中角栄から外国の要人、さらにスター俳優から歌手など超VIPのお客さんからご指名がかかった。「屋上にヘリポートのある高級ホテル
だから、日帰りで遊びにくる人も普通にいた。単に芸を見て遊ぶ人もいれば、
芸者との駆け引きを楽しむやり方もあります。愛人関係はその延長にある」
宇野さんの件を聞いた。
「芸者さんの世界は最低100万が相場みたいね。京都の舞子の水揚げとなると1000万円といわれ、俗にウイスキーのシーバスリーガルの箱が100万円を束にしてちょうど10束。1000万入るの。“あの子の水揚げはシーバス1本とか2本” と呼んでいた」
お客からの愛人交渉については、こう話していた。
「いろいろな形で交渉してきますが、面倒なのは断る時。贔屓にしてもらっていた
ヤクザの親分がある日、“愛人になれ”と封筒に入ったお金を渡してきたのですが、その場で断り返せば相手の顔をツブす。一度渡したお金を戻されることは許さないし、失礼に当たる」
親分の盆栽の趣味を聞き、封筒に入っていた100万円相当の盆栽と断りの手紙を
添えて送ったという。以後、贔屓のお客さんとして続いたという。
芸妓と呼ばれる京都祇園ではよく歌舞伎との関係が報じられることがある。
4年前も中村橋之助(当時)が祇園の芸妓との不倫関係が報じられ
「私の不徳の致すところ」と謝罪。
「京都ならお客と芸妓の関係で済んでいたはず。東京デートでは周囲のガードも
甘くなるし、バレやすい」( 歌舞伎関係者 )
確かに、祇園には独特の雰囲気があり、取材するにはかなり高いハードルがある。それを痛感したのが祇園きっての美人芸妓として名を馳せた佳つ乃だ。
1985年、トップアイドル歌手との噂がまことしやかに流れるや「世紀のカップル」と芸能メディアは大騒ぎ。佳つ乃ブームの幕開けとなった。
「『 三つ指愛人 』特ダネ」の鳥越氏へ 壮大なブーメラン?
2016.07.21 17:01 JーCASTニュース
東京都知事選(2016年7月31日投開票)に立候補しているジャーナリストの
鳥越俊太郎氏(76)の過去の女性問題疑惑を「週刊文春」最新号が報じた問題で、
鳥越氏は7月21日朝、民進党都連の選対会議で「週刊誌などで書かれていることは、一切事実無根」などと文春側を非難した。
同じ頃、弁護団は名誉棄損と公選法違反の疑いで東京地検に告訴状を提出した。
選対会議では、鳥越氏は「私は週刊誌の仕事をしていたから分かるが...」と前置きしながら、今回の記事は「どう見ても、ちょっと異常」で、「政治的な力が働いて
いるとしか思えない」とも推測している。鳥越氏が「サンデー毎日」の編集長を
務めていた1989年、宇野宗佑首相(当時)の不倫問題をめぐる告発記事を特報し、
結果的に退陣に追い込んだことは有名だ。いわば政治家のスキャンダル記事の手の
内を知り尽くしていたはずだったが、選挙期間中に自身に関する女性スキャンダルが
掲載されるという皮肉な事態に発展している。
鳥越氏は「サンデー毎日」時代に宇野政権を退陣に追い込んだことでも有名だ
「愛人になってくれたらこれだけ出す」と三つ指
鳥越氏の陣営は、(首都圏などでの)発売前日の7月20日夜、文春編集部に
抗議文を送り、刑事告訴に向けて準備を進めていることを発表していた。
21日午前の会合では鳥越氏自身が
「私は週刊誌の仕事もしておりましたので、分かりますけれど、 どう見ても、ちょっと異常ですね」
「政治的な力が働いているとしか思えない」
「週刊誌等で書かれていることは、一切事実無根」
などと主張し、改めて潔白を訴えた。
「週刊誌の仕事をしていたので分かる」と鳥越氏自身が述べているとおり、
鳥越氏は自らが暴いた女性問題の記事で時の政権を退陣に追い込んでいる。
鳥越氏は1988年4月にサンデー毎日編集長に就任した。
それから1年ほど経った89年6月3日に宇野内閣が発足、それから3日後に
発売されたサンデー毎日に、宇野氏の元愛人女性による告白記事が掲載された。
記事は、宇野氏が女性に対して「もし自分の愛人になってくれたら、これだけ出す」と、相手の女性の指3本をにぎった、という内容で、月額30万円で事実上の愛人契約を結んでいたというものだ。その後、米ワシントン・ポスト紙も報じたため、
国会質問でも取り上げられるなど、またたく間に騒ぎは広がった。
これが影響して7月の参院選で自民党は惨敗し、宇野内閣は退陣に追い込まれた。
最近の「都知事選」記事でも当時の
エピソード振り返っていた
鳥越氏が事実上、時の首相の「首を取った」形で、鳥越氏も2016年7月20日付の
毎日新聞朝刊(地域面)に掲載された「知事選 主な候補者の横顔」では、
当時のエピソードについて
「上に相談せず、クビをかけて自分の判断で世に出した。 『やった』という思いと、一人の人生を狂わせるかもしれないという 湿った気持ちが入り交じり、複雑だった」
と振り返ったばかり。07年11月13日の朝日新聞のメディア特集欄でも、
「政治家であっても、不倫だけの話ならば、家庭内で解決されるべきだ。しかし、取材の結果、カネで女性を買っていたと判断したから、 首相としての資質を問うことにした」
などと記事の公益性を強調していた。
今回、鳥越氏側が刑事告訴した文春の記事では、
「本稿の内容が日本の首都を預かる可能性のある人物の資質を厳しく問う内容である以上、これを報じることは広く公共性、公益性に資するものであると小誌は考える」
と主張している。
このスキャンダルは知っていましたが、まさか女性問題で69日で退陣するとは・・・
聞いた時は、ビックリしたのを思い出しました
この記事をupして思ったのが、40歳すぎて守秘義務はないの?告発した元芸者さんが悪い!嫉妬があってのこと?別れる時に何かあっての嫌がらせ?
鳥越さんは、自分の首をかけて上司に相談もせずに出した結果、宇野首相が退陣。
鳥越さんが、人の人生を狂わせたと思ったと言っていましたが、私も言って良い事とやって良い事、悪いことの区別は付けて欲しいです。そのことで、その人の人生が変わるので。何でもかんでも、お金になると思って文春砲は出さないで欲しい
スキャンダルを暴露された人は、それは違うと思って告訴する。
今でいう、松本人志さんやジャニー喜多川さんなどが裁判を起こしたので
純ちゃんに嫌な事をしてこないで!咳や嗚咽をさせないで、口臭を持って来ない、
体を動かしにくくしない、人の言葉を言わさない、人の感情を持って来ない、
体などを痛くしない。トイレ関係も
【ボートゲームの禁じ手】を使わないで!
いくつかのゲームには、ルールで定められた禁じ手が存在する。
禁じ手を打った(指した)場合、即座に負けとなるのが一般的である。
スポーツやゲームのように明確な規制で禁じられたものではなく、
「使うべきではない」とされる手法についても「禁じ手」と呼ばれることがある。
※このルールを違反した時点で、ゲームオーバー及びゲームアウト!
その技術を使わないで!
束縛、嫉妬や執着、妬み、依存、あの三女が遠隔でコントロールするの止めて ( あの三女、お互いを似ているように近づけようとしないで )
人に威圧的な言動、迷惑な行動は止めて。心に入って来ない、心を読まない、
人に体調不良やネガテなィブな感情を持って来ない。口臭も。咳込まさない。
人の後ろに憑かない憑依しない、余計なことを言ってこないで。トイレ関係
思考低下させない、停止にしない。言葉使いが乱暴。人をバッサリ言葉で切らないで。深夜に連絡してこないで
仕事の邪魔や記憶障害にしない。目の錯覚、頭をボーっとさせないで、
人に言われたことを他人の心の中に持って来ないで、響かせないで
特にブログを書いている時、いちいち注文を言ってこないで、自分で考えて書いて。
負けず嫌いも程々に、優柔不断、人間不信を持ってこないで、キツイ気を感じる。
毒舌禁止、散財禁止
自分が言わせたい言葉を人に言わせない。乗り物関係を運転時は、邪魔をしてこない
人の感情やパワーを抑えない、持って来ない。口のろれつが回らないようにしないで
唇を痺れさせない!卑猥な言葉を言ってこない、言わさないで、調子づかないで
あの親子、水晶を使って人を脅さない。マウントを取って来ない、過保護にしない!個人情報保護法、プライバシー侵害しない!その力、仕事以外に使わないで! 人の為に使って、決して悪いように使わないで。日本には言論の自由がある( 自分達に嫌な事を言われていると思って咳込まさないで、自意識過剰、被害者意識が酷い )
全責任は、お母さん達に取ってもらう。もちろん本人にも取ってもらう!
人のPCやスマホにハッカーになって侵入してこないで、エラーが出たので止めて
首を痛くしないで!長女のパワーを持って来ないで!使わないで!
上記に書いていることは、みんなのことを指す
3つの約束やルール、個人的に約束した事、日本の常識は必ず守って。
アミューズ同様、みんなに対しても約束など厳守して
( 私の言うことを聞く・命関係は打ち止め・引退関係・契約書など、反故にしない )
いつもありがとうございます。
最後までお読みいただきありがとうございました