「日本の山口百恵」から「世界の山口百恵」へ!!
1977年4月、山口百恵がさらなる飛躍を遂げた。
なんと、山口百恵が主演した映画「春琴抄」が、
あのフランスの「カンヌ映画祭」に出品されることになったのだ。
日本が世界に語る文豪・谷崎潤一郎原作の「春琴抄」、
谷崎の耽美主義が如実に表現されたこの作品。
当時、わずか17歳であった山口百恵が同作品の主人公・春琴を
どれほど演じられるか、疑問符もあった。
しかし、山口百恵は、この難役を見事なまでに演じきった。
春琴に尽くす佐助役の三浦友和の演技も素晴らしかった。
百恵と友和によって作られた「春琴抄」は、日本映画界で最高の評価を得たのだ。
そして、日本からカンヌへ・・・
「カンヌ映画祭」と言えば、ベルリン国際映画祭、
ヴェネツィア国際映画祭と並ぶ世界三大映画祭のひとつ。
選りすぐられた世界の名俳優、大女優だけが参加できる
映画界の最高峰が、この ”カンヌ” なのだ。
その最高の舞台であるカンヌに「春琴抄」の主演女優として山口百恵が参加することになった。
1977年5月16日
山口百恵は、カンヌの地に降り立った。
国際女優 ”山口百恵”
山口百恵の進化は、とどまるところを知らなかった。
『うなぎ』は、1997年公開の日本映画。制作・配給会社は松竹で、吉村昭の小説
『闇にひらめく』を原作として今村昌平が監督と脚本を担当した。
なお、今村の実子である天願大介も脚本に参加した。
主演は役所広司・清水美砂。また、第50回カンヌ国際映画祭において『桜桃の味』と共に
作品賞に相当するパルム・ドールを受賞した作品であり、奥山和由のプロジェクト
「シネマ・ジャパネスク」における唯一の成功作品である。
不倫した妻を殺害して以来人間不信に陥り、ペットである鰻にだけ心を開きながら静かに理髪店を営む中年男性と、自らの境遇を嘆き自殺を図った女性との心の交流を描いた物語である。
今村は『楢山節考』に続き2度目のパルム・ドール受賞を果たし、主演の役所も前年の
『Shall we ダンス?』『眠る男』に続き、国内の映画賞を多数受賞した。
キャスト
- 山下拓郎 - 役所広司
- 服部桂子 - 清水美砂
- 高田重吉(隣家の船大工) - 佐藤允
- 高崎保(刑務所仲間) - 柄本明
- 野沢祐司(スポーツカーの男) - 哀川翔
- 斎藤昌樹(UFO青年) - 小林健
- 山下恵美子(山下の妻) - 寺田千穂
- 刑務官 - 平泉成
- 山下の妻の不倫相手 - 中丸新将
- 刑事 - 上田耕一
- 刑事 - 光石研
- 医師 - 深水三章
- 監察官 - 小西博之
- 初老の医師 - 小沢昭一
- 中島次郎(住職) - 常田富士男
- 中島美佐子(住職の妻) - 倍賞美津子
- 堂島英次(桂子の愛人) - 田口トモロヲ
- 服部フミエ(桂子の母) - 市原悦子
- 石堂淑朗、倉崎青児、神威杏次、秋永政之、北村康 ほか
ストーリー
サラリーマン勤めの男のもとに手紙が届く。
それは愛する妻が不倫しているという内容であった。当初は半信半疑であったが、
実際に現場を目撃したことで男は怒りを抑えきれず妻を殺してしまう。
8年後、出所すると同時に、昔自分が飼っていたうなぎを職員から手渡される。
男はうなぎと共に、ひっそりと理髪店を始める。次第に町の人との交流も増えていった。
ある日、うなぎの餌を探しに川へ行くと、川原の茂みで倒れている女を発見。
女は殺した妻に瓜二つで、戸惑いながらも警察に通報する。女は一命を取り留めた。
後日、女が謝礼に訪れ、男の経営する理髪店で働きたいと言い出す。男はしぶしぶ女を
受け入れ、町の住民はそれを歓迎した。しかし、女は何か秘密を隠しているらしく…。
受賞/ノミネート
- 第50回カンヌ国際映画祭 パルム・ドール
- 1998年 第21回日本アカデミー賞 最優秀主演男優賞(『役所広司』)
- 最優秀助演女優賞(『倍賞美津子』)優秀賞 助演女優賞(『市原悦子』)
- 第71回キネマ旬報ベスト・テン 日本映画ベスト・ワン
- 第26回キネマ旬報読者選出ベスト・テン 日本映画第2位
エピソード
- タイトルの「うなぎ」の「う」は、尾びれがついており、 ウナギに見えるようになっている。
- カンヌ映画祭には監督・俳優らが参加したものの、上映時点では受賞を予想した者は 誰もおらず、早々に帰国してしまった。そのため、受賞の可能性が高いことが判明した 時点で映画祭関係者から今村監督のカンヌへの呼び戻しの努力がなされたという。結局 監督のカンヌ入りは果たせず、休暇中の主演俳優・役所が代理で受賞することになった。
- 奥山和由は巨匠・今村昌平に対する尊敬から、タイトル変更も記者会見場での今村昌平監督の申し出どおりにさせた。『闇にひらめく』製作発表という看板を掲げる会見に於いて、題名を『うなぎ』に変更との発表をするという、前代未聞の製作発表会見となった。
是枝監督「そして父になる」に審査員賞 カンヌ映画祭
【カンヌ=古賀重樹】第66回カンヌ国際映画祭は26日夜、是枝裕和監督の「そして父になる」を審査員賞に選び、閉幕した。日本映画のカンヌでの受賞は河瀬直美監督「殯(もがり)の森」のグランプリ以来、6年ぶり。最高賞のパルムドールは、フランスのアブデラティフ・ケシシュ
監督「アデルの人生」が獲得した。
今年の審査員賞はパルムドール、グランプリ、監督賞に次ぐ第4位の序列。
受賞作の「そして父になる」は6歳になる息子が出産時に病院で
取り違えられていたことが発覚した2組の夫婦の物語。
福山雅治さん演じる一流企業のエリートの動揺を通して、父になることの意味を問うている。
カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した「そして父になる」の是枝裕和監督(26日仏カンヌ)
授賞式で舞台に上がった是枝監督は俳優とスタッフへの謝辞に続いて
「父と母、そしてぼくを父親にしてくれた妻と娘にありがとう」とあいさつ。
受賞後の記者会見では「身の回りの生活からタネをみつけ、自分の疑問や悩みを核に映画を作ってきた。国境を越えて観客に届くか不安があったが、カンヌでの初上映で解消した」と語った。
是枝監督は1962年東京生まれ。制作会社でテレビドキュメンタリーを作る傍ら、
95年に「幻の光」で映画監督デビュー。2004年にカンヌに出品した
「誰も知らない」は主演の柳楽優弥さんが男優賞を受賞した。
パルムドールに輝いた「アデルの人生」は2人の若い女性同士の激しく純粋な愛を描く作品。
監督と共に主演の2人の女優アデル・エグザルコプロスさんとレア・セヴゥさんも
特例として受賞者となった。
第71回カンヌ国際映画祭におきまして、日本時間2018年5月20日(現地:5月19日夜)に
授賞式が行われ、コンペティション部門正式出品作『万引き家族』が最高賞である
パルムドールを受賞した。 2018-05-20 スクリーンオンラインより
日本映画としては『うなぎ』以来21年ぶりの快挙
5月14日(月)に行われた公式上映では、約9分に渡るスタンディングオベーションがおこり、
辛口で知られる海外メディアからも賛辞が飛び交い、高評価を得るなど受賞への期待が
高まっていた本作。
授賞式では、今回の審査員団のケート・ブランシェットをはじめ、エーヴァ・デュヴァーネイ
監督、クリステン・スチュアート、レア・セドゥー、『 ブレードランナー2049 』の
ドニ・ヴィルヌーヴ監督らが選ぶ、パルムドールに発表され、是枝監督が壇上で「さすがに
足が震えています。この場にいられることが本当に幸せです。そしてこの映画祭に参加するといつも思いますが、映画をつくり続けていく勇気をもらいます。そして、対立している人と人を、
隔てられている世界と世界を映画が繋ぐ力をもつのではないかという希望を感じます。
今回みなさんにいただいた勇気と希望をまず一足早く戻ったスタッフとキャストに分かち合い
たいですし、作品が選ばれたにも関わらず、ここに参加できなかったふたりの監督たちとも
分かち合いたいですし、これから映画をつくり、ここを目指す若い映画の作り手たちとも
分かち合いたいと思います。ありがとうございます。」とスピーチ。
カンヌ国際映画祭において最高賞にあたる同賞は、1997年の第50回カンヌ国際映画祭にて
今村昌平監督作品『うなぎ』が受賞して以来21年振り、カンヌのコンペにて日本映画が
受賞するのは是枝監督の『そして父になる』以来5年振りとなります。
【『万引き家族』 ストーリー】
高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、
息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の
持ち主である初枝の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を
這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。
冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。
体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件を
きっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが
次々と明らかになっていく──。
原案・監督・脚本・編集:是枝裕和 音楽:細野晴臣(ビクターエンタテインメント)
出演:リリー・フランキー 安藤サクラ / 松岡茉優 池松壮亮 城桧吏 佐々木みゆ /
緒形直人 森口瑤子 山田裕貴 片山萌美 ・ 柄本明 / 高良健吾 池脇千鶴 ・ 樹木希林
配給:ギャガ 2018年日本 英題:shoplifters
©2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.
ベネチア国際映画祭、是枝裕和監督作で開幕!
ドヌーブ&ビノシュも手応えの笑顔
2019年8月29日 11:13 映画.comより
[映画.com ニュース] 第76回ベネチア国際映画祭が8月28日(現地時間)、開幕した。
今年は日本人監督として初めてオープニング作品に選ばれた是枝裕和監督によるフランス映画「真実」で幕開け。レッドカーペットには是枝監督と主演のカトリーヌ・ドヌーブ、
ジュリエット・ビノシュら女優陣と子役が勢揃いした。ひときわ華やかなオレンジ色の
ケープドレスをまとったドヌーブと手を繋ぎながら登壇した是枝監督は、終始満面の笑顔を
浮かべ、喜びをあらわにした。
「真実」は、自伝を出したばかりの大女優と脚本家の娘の関係を中心に、嘘と真実、過去と現在をめぐる人間模様を、ユーモアを込めて情感豊かに描く。公式上映ではたびたび笑いが起こり、終映後は約6分に及ぶスタンディングオベーションが沸き起こった。
上映後、日本の報道陣に囲まれた是枝監督は「映画祭のスタートを決める大役でしたが、
その役割は果たせたかなと思います」と手応えを感じた様子。また「カトリーヌさんが
『とても温かい、いい上映だった』と笑顔で語りかけてくれ、ジュリエットも『いろいろな
感情が層になった厚い映画になっていて楽しめた』と言っていたので、まずはホッとしました。今回は軽いタッチで、秋のパリの水彩画を描くように、見た後で日差しに溢れてホカホカ
すような感覚で観客の方に劇場を後にしてもらえたらと思っています」と語った。
今年のコンペティション部門は、是枝監督作を含む計21本。監督作の「ある船頭の話」が
併設部門に出品されるオダギリジョーが出演するロウ・イエの新作、「ジョーカー」、
ジェームズ・グレイのSF、ロマン・ポランスキーの新作など話題作が並ぶ。
もっとも、記者会見で過去の容疑を持つポランスキー(※1977年に当時13歳の少女への
わいせつ行為をおこなった容疑)がコンペティションに選ばれたことについて、審査委員長の
ルクレシア・マルテルは「裁判は終わっているし、わたしはジャッジする立場ではありませんが、わたしはアーティストとしての仕事とその人の人間性を分けて考えたりはしません。
被害者がどれだけその後の人生に影響を与えられたかを図るのは困難ですが、今回はそういったことも議論するきっかけになったらと思います」と語り、早くも波乱を予想させる幕開けと
なった。なお、今年の審査員メンバーは、20年ぶり2度目のコンぺティション審査員を務める
塚本晋也監督、メアリー・ハロン監督、女優のステイシー・マーティンら計7人の構成。
9月7日のクロージングセレモニーで、栄えある受賞者が発表される。(佐藤久理子)
この他にも1989年熊井啓監督の「千利休本覚坊遺文 ほんかくぼう・いぶん」が
監督賞(銀獅子賞)を受賞。主演 奥田瑛二。
1997年北野武(ビートたけし)監督7作目の「HANAーBI」で金獅子賞(最高賞)を受賞。
2020年黒澤清監督「スパイの妻」で監督賞(銀獅子賞)を受賞。蒼井優、高橋一生ら主演。
日本映画がもっと世界に認めてもらえるような映画をこれからも作ってほしいです。
是枝監督、今村昌平監督、出演者、スタッフのみんな他、受賞おめでとうございます
ヴェネツィア国際映画祭 2019年8月末。この時、お昼にチャーハンを作っていたら急に
ノイローゼみたいになって、純ちゃんに一喝してもらい、すぐ直ったのには本当にビックリ
その後も、不安になったり、心がモヤモヤとなり・・・情緒不安に陥りました。
( 誰かの気持ちを持って来られたと、やっと気が付きました )二度と持て来ないで
【 ボードゲームの禁じ手 】を使わないで!
いくつかのゲームには、ルールで定められた禁じ手が存在する。
禁じ手を打った(指した)場合、即座に負けとなるのが一般的である。
スポーツやゲームのように明確な規則で禁じられたものだけでなく、
「使うべきでない」とされる手法についても「禁じ手」と呼ばれることがある。
人の脳の中枢神経を触らない、潜在意識などに入ってコントロールしないで
( 目の錯覚、老眼近視。思考が低下、停止にしない。記憶が出来ない、出てこない、忘れる。人に自分の考えを言わさない。理性を失わせないで。胸などにモヤモヤとさせないで。
人の仕事の邪魔をしないで、人の後ろに憑かない憑依しない。喉、頭や首の神経を痛くしない。
人を縛らない、人をコントロールしないで、もっと自由にさせて。人のものまね、水晶禁止。
人に嫌なことをしたり、言って脅さない。人に必要以上に執着や嫉妬しない。過保護にしない。
人にお金を使わさないで( 家や外食、テイクアウト、旅行仕事も含む )。プライバシー侵害、
個人保護法。人を嵌めないで。楽天、ソフトバンクグループに嫌な事はしないで、手塚にも。
その力、仕事にだけ使って、自分勝手に使わないで。みんな(全部)に対して良い様に使って。
人に対して完璧主義を押し付けないで(暴言や自分勝手な言動行動は慎んで、人を縛らない)
毎日、深夜に連絡してこないで。自分が言った言葉に責任を持って、高圧的に言ってこない、
考えが甘い、ワガママを言わないで。トイレ関係。唇びるを痺れさせない。こけさせない。
顔や身体を熱く冷たくしない )吸い上げない。怒りの感情を倍増しない、笑い上戸にしない。
頭をボーッとさせない。人のアイデアを盗ったり、利用しないで自分で考えて。
やる気を取らない。ちゃんと直して。職権乱用しない。全責任は、お母さん達に取ってもらう
解散や休止、脱退、独立、業務提供解消させないで。離婚も。言論や表現の自由が法で定められている)今まで我慢してきたけど、人のPCやスマホにハッカーみたいに侵入してこないで
3つの約束やルール、個人的に約束した事、日本の常識は必ず守 って。みんなに対して
( 私の言うことを聞くように・命関係は打ち止め・引退をさせない。契約書、反故にしない )
いつもありがとうございます。
最後までお読みいただきありがとうございました