さて、ここまでのところで、登るときは木道は疲れる、岩のところのほうが楽と思っていたんだけれど、急な岩の下りになったらこれがもう私には大変。
距離も傾きもつかめない、しかも、自分自身の平衡感覚がない。
手すりでもあれば楽なんだけど、ストックついても体の前後の傾きが補えない。前後の傾きがつかめないのが、階段とか段差の怖さにつながっているのを実感。
こういうところも登りなら段が目の前にあって楽なのだったけれど、下りだと次のステップが遠いから本当に怖い。
いやいや、木道のありがたい事。
上りでは全く感じなかったけれど、下りの木道は本当にありがたい。
傾斜の強い木道では上の段を手でつかんで下りられるし。
そんなこんなで、前国師から少し下がるとずっと木道なのでうれしかった。
途中、17人のツアーとすれ違ったけれど、年配者ばかり。
人と一緒に歩くのがつらくない人たちなんだろうねえ。
「おひとりなんですか?」と驚かれた!
「はい、ひとに合わせて歩く体力がないので」と答えておいた。
大弛小屋から頂上三つ回って帰ってくるのに3時間10分なり。
全くのろいわね。
大弛小屋で念願のソフトクリームを食した。
ウフフ、幸せ。
六百円ですぞ!!
しっぽのところはちゃんとクリーム入りでリラ子にもおすそ分け。
駐車場は相変わらず満車。
緑ナンバーのマイクロバスも何台も奥から出てくるのだけれど、金峰山は結構混んでいたのだろうなあ。
驚いたことに、峠から車で9分走るだけの距離中、ずっと車が駐車していた!!
9分って一番遠い人は1.8㌔も先の空き地にとめていたの、本当にすごい。気にしない人は空き地じゃなくて道路にとめていて、それがもう、1キロくらい続いていて、でも、空き地でないとよしとしない人がさらに遠いところにとめていたので驚いたというわけ。
まあそんなわけで、初めて山頂全部踏んで下りてきた私でした。
汗びっしょり。
♡