昨日の夜、ぴっぴが力尽きてしまいました。
実は10日ほど前からおなかが緩くなって抗生物質を出してもらっていました。便が匂ったら、ということだったのでちょっと考えながら使っていました。でも使えば良い便が出る・・・4日使って様子を見ていました。もっと真剣に使えばよかった、とも思うし、無理させなくてよかったとも思います。
11年半前、保護した日のぴっぴです。まだ翼があります。
この翌日には翼を切らないといけなくなりました。
切ってくれる獣医を探すのに苦労したのでした。
それが去年の10月17日によく動く方の左足を何か所も骨折。
寝たきりになってしまったのでした。
最初は柔らかいシリコンを使って吊り下げることに成功。
体が全く動かせないのだけれど、目が「生きる!」と言っていたのです。
足が全く効かないので、体の向きが変わったらエサも水も摂れません。
丸一日出かけるのは無理になりました。
そこで移動ケースを作成。
ウンチが体につかないようにアーチになった網の上につられています。
止まり木代わりのペットシーツが気持ちいいみたいでした。
蓋をして移動です。
こんな状態で12歳近いお婆さんが、よく5か月も頑張ったなあと思います。じきに死んでしまうのではないかと当初私は思っていました。
11年前、猛禽に襲われ、かろうじて逃げたものの、落ちたところを中学生にBB弾で撃たれていたのを5年生の女の子が学校に知らせて担任が中学生を怒鳴りつけて救出、翌日まで飼育小屋に入れられていたのが私のところに来たのでした。左肩は骨が飛び出る開放骨折。
翌日には血が通わないので左翼は冷たくなって、藤沢市中の獣医に断られた中、断られても連れて行った元気動物病院で断翼していただいたのでした。
ぽっぽとつがいになり、その後ぽっぽが飛んで行ってしまい、ずっと一人で過ごしていました。一昨年からやはり保護された飛べない二代目ポッポ(メス)とけんかしながら同居。一年かけて仲良くなったところの事故骨折でした。
動けなくても元気な目をしていたぴっぴでしたが、火曜はなんだか寝てばかり。先週はなぜか暴れて翼から出血したりもしていたのですが、全く暴れず半目を開けてうつらうつら。
エサもほとんど食べないので少し強制給餌して、ウンチが再度緩くなったので抗生物質も飲ませました。
夜、ずっと寝ているなあと思っていたのですが、12時過ぎにふと見たら、頭を下げて寝ている、そんな恰好でもう旅立ってしまった後でした。
暴れもせず、眠ったまま逝ってしまったみたいでした。
写真で振り返って、そうか、11年以上うちにいたんだ・・・と驚いています。
ぴっぴさん、今頃お空を自由に飛び回ってるね。
🕊