小さな体で大きな力を | ニャンダフル日記

ニャンダフル日記

  ニャンズ
   ときどき
  おかぁしゃん日記

 

記録の為の

おかぁしゃん旅日記途中ですが

一時中断

 

ブログを少しお休みしようかと思いましたが

にゃんこ日記を

 

 

 

 

現実を受け入れる事ができず

書くことが中々出来なかった

 

でも

ニャンズの足跡を残すために始めた日記

 

きちんと記しておかなければ

 

楽しかった思い出に逃げていてはダメ...

 

 

 

☆☆☆

 

 

にぃに、ねぇね

そして、ママニャン亡き後

我が家のリーダー

 

4月で9歳になるピース

 

 

 

現在、病と闘っています

 

とても厳しい状態です

 

心が追いつかないスピードで

ピースの体を蝕んでいった病

 

症状、検査過程で

なんとなく予感はしていましたが

診断結果を聞いた時は

血の気が引きました

 

 

『悪性リンパ腫』

 

消化器型の悪性リンパ腫

低分化型

 

ピースが悪性リンパ腫に...

 

とても予後が悪い病気

治療をしても

余命を少し伸ばすだけかもしれません

 

ピースのQOLを上げる為

そして、ピースの生きる力を信じ

全力でサポートしようと決めました

 

現在、T細胞・B細胞の識別検査結果待ち

抗がん剤が効きやすいB細胞の結果が出たら

抗がん剤治療をスタートする予定です

 

 

ここに至るまで

ピースは本当に頑張りました!

原因不明の嘔吐に悩まされ

あらゆる検査を

 

最終的な検査

診断をつける為の開腹手術は

生きるか死ぬかの手術になってしまいました

 

 

 

 

頻繁に嘔吐するようになり

何度も病院へ

 

年が明ける頃までは

嘔吐した後も

食欲は変わらず

寧ろ食欲旺盛

 

体重の変化も全くなく

いつもと変わらず元気

 

 

数度の血液検査、エコー検査

 

どちらも問題なし

 

吐気止めや胃薬、抗生剤などで対処するも

嘔吐は止まらず

 

膵炎が疑われ

膵炎検査も追加しましたが

どれも問題なし

元気も食欲もあり

嘔吐する以外はいたっていつも通り

 

バリウム検査もしました

 

バリウムを入れ胃腸の動きが正常か見ると共に

胃腸内に溜まってしまっている

毛玉があれば

バリウムで押し流す事で

嘔吐が止まる事があるとの事

 

結果、胃腸の動きは正常

 

バリウム検査後

1週間ほど嘔吐が止まり

少し安心しましたが

再び嘔吐が始まってしまい

 

一度他の病院でも診てもらおうと

セカンドオピニオンを決意

 

今までの検査結果も全て伝え

改めて血液検査、エコー検査

 

血液検査はありとあらゆる項目を調べるため

検査機関にお願いしましたが

これといった異常は無く

膵炎も甲状腺も問題なし

 

あとは内視鏡検査と言うことで

専門病院に問い合わせていただき

予約をしてもらう事に

 

検査日の連絡を待っている間

ピースの様子が急変してしましました

 

食欲が落ちたかな?

そう思っていたのも束の間

食べようともしなくなり

嘔吐物の中に血液も混じるように

 

そんな中

検査日が最短で10日後との連絡...

 

それまで待っていられないかもしれない

 

予約は仮押さえにして頂き

 

最初に診て頂いていた病院に連絡

 

他の病院でも診察、検査して頂いた経緯

専門病院での内視鏡検査待ちである事

全て話しました

 

ピースの状態を聞く限りゆっくりしていられない

ウチに任せてくれるなら

明日にでもやります!

何よりも飼い主さんの気持ちが大切!と...

 

他の病院に頼ってしまった自分が

恥ずかしくなるような

優しいお言葉

 

後、おかぁしゃんの判断ミスで

貴重な時間を無駄にしてしまったと

悔やむ事に...

 

 

お世話になっている先生にピースを委ね

全身麻酔の内視鏡検査をお願いしました

 

体力的に不安はありましたが

検査は無事終了

 

カメラで見ると

胃の内部がかなり炎症

出血も見られました

 

何箇所か組織を採取

組織検査の結果を待つ間も

ピースの容態は悪化

 

ある明け方、大量の吐血

その場に倒れこんだピース

舌をだらりと出したまま荒い口呼吸

首を支え

ずっとずっと声をかけ続けました

 

このままお別れなんて嫌だよ!

 

30分ほど経った頃

なんとか呼吸が落ち着いたので

病院へ駆け込み

点滴や投薬により少し持ち直したピース

 

おかぁしゃんはもちろん

先生も最悪の結果を予想していたのですが

内視鏡検査での結果

炎症は見られるものの

悪性ではないとの結果

 

しかし

その後もピースは物凄いスピードで

弱ってしまいました

 

5.2kgあった体重が4.6kg

数日後には4.2kg

自力で食事も水を飲む事もできず

強制給餌の日々

 

少しでも容態が良くなればと

ステロイド投与を開始

病院に行くたびエコー検査をして頂き

 

内視鏡検査の直前に見たエコーでは

異常が見当たらなかったのですが

ある日

胃?腸?のあたりがちょっと怪しい...

 

このままの対処療法では

原因が分からないまま

 

ピースの体力が少し持ち直したので

開腹して原因を特定する事を決意

 

(手術前日。少しじゃらしに反応する位体調が回復)

 

 

2月2日 手術当日

「ありとあらゆる事態に対処できるよう

万全の体制で挑むから!」

医院長先生の心強いお言葉に

おかぁしゃんも勇気付けられ

ピースの体力を信じて手術に

 

手術終了予定の時刻

病院に連絡したところ

 

まだ手術が続いていると...

 

何か問題が?

不安に押しつぶされそうな時間を過ごし

 

「手術が無事終わりました」

「正直、大変な手術でした...」

と連絡を頂き

すぐに病院へ

 

おかぁしゃんの顔を見るなり

先生が

「参った!想定外!」

 

この時、面会前だったので

おかぁしゃん不安で不安で泣き出しそう

 

術前のエコーで

映像を見ながら説明して頂き

先生もおかぁしゃんも

胃の周囲、腸あたりの外側に

問題があると思っていました

 

ピースは胃の内側に腫瘍が確認されました

 

猫はもともと

胃の腫瘍

いわゆる胃癌はとても稀と言われています

 

医院長先生も

30年以上この世界にいるけど

出会った子は2匹目 と...

助手の先生も

初めて見ました...と驚いていました

 

どうしてうちのピースが...

 

内視鏡検査の時には確認されなかった腫瘍

急速にそして爆発的に腫瘍化したのか...

 

このまま放置したら

あと1週間もしたら消化器が塞がれてしまう

 

医院長先生の判断で切除手術に

 

手術中の写真を見せて頂きながら

詳しく説明を聞きましたが

心が追いつかず

ふわふわ状態のおかぁしゃん

 

医院長先生も

「恥ずかしい話、さすがの俺も手が震えたよ」と

 

胃の腫瘍部分を切除

胃と腸を切り離した部位を

それぞれ一旦塞ぎ

消化液を分泌する膵臓と膵管を傷つけないよう

人間の小指ほどの太さの十二指腸に

小さな切れ目を

そして、胃にも小さな切れ目を入れ

腸と胃の小さな切れ目をつなぎ合わせる手術

 

膵臓は消化液を分泌する器官

もしかしたら繋ぎ合わせた糸を溶かしてしまい

うまく癒着しないかもしれないリスクがあるそうです

 

そして、言って見れば

無理やり繋ぎ合わせた胃腸

うまく機能してくれるか...

 

この時点で悪性リンパ腫の確率が高かったので

出来る限り丁寧に腹腔内を洗浄して

閉腹したけれど

確率的に転移による再発の覚悟はしてくださいと

 

肺に転移したら

ピースに残された時間は短いでしょうと

 

手術は無事終わりましたが

退院まで生きるか死ぬかで言ったら

五分五分と説明がありました

 

(術後のピース。本当によく頑張ったね!)

 

 

胃腸の手術

5日間ほど絶食

まずはピースの体力が心配でしたが

先生方の献身的な看病により

術後5日目

ほんの少しですが自力で食べてくれました

その後

わずかに排便も

 

胃腸が機能してくれました!

 

(術後6日)

 

 

入院中のエコーやレントゲン検査

傷口や接合部位にも問題が見られず

毎日の面会で

少しずつ元気になるピースを見ては

泣きそうになるおかぁしゃん

 

ただ一つ

術後のエコーでほんのわずかな胸水を確認

 

量が少な過ぎ

心臓のすぐ側なので取り出して検査する事ができず

様子を見る事に

 

術後の一時的な炎症によるものかもしれないし

すでに肺に転移している癌が

悪さを始めた可能性もゼロではないと...

 

(神経質でビビリなピース。面会に行くと潜り込んだタオルからチラリ。)

 

 

不安は消えるどころか

この先を考えると不安が増すばかりですが

2週間の入院を経て

無事に退院する事ができたピース

 

退院する時の体重は

3.6kg

2ヶ月位前までは5.2kgだったピース

体力も落ち

背中がゴリゴリ...

 

 

(帰宅後、すぐにご飯。偉いぞピース!)

 

 

退院後の診察で

あの時手術していなければ

今ここにピース君は居なかったかもと言われ

手術への決断は間違っていなかった

と思うようにしています

 

何よりも

これまでの検査を頑張ったピース

手術を乗り切ってくれたピース

生きようと頑張っているピース

本当に強い子です

 

(一緒が嬉しいね)

 

 

ピースの残された時間はわかりません

 

もっと早くなんとかしてあげれば...

いつもの如く後悔

ピースへの申し訳ない思いがつのる日々

 

 

(グーグーも優しいね)

 

 

一番辛いのはピース

頑張っているのはピース

ピースは生きるのを諦めない

 

ピースが生きる為になる事は

全力でサポートしよう

諦めず

奇跡を信じ続けよう

そう心に言い聞かせています

 

1日でも長く

穏やかな生活が送れますように

 

 

(一喜一憂の日々。穏やかな顔を見ると嬉しい)

 

 

先ずは

抗がん剤治療に備え

少しでも体力がつくように

 

 

(細くなっちゃったね)

 

 

嘔吐が続いているとは言え

元気も食欲もあり

体重の変化が無かった事に気を緩め

体の異常に気付いてあげられなかった事

本当に申し訳ない

容態が急激に悪くなってしまい

心が付いて行かず

現実を受け入れられずにいた

おかぁしゃん

 

後悔は消せないけれど

現実を受け止め

ピースと一緒に戦う覚悟ができました

 

小さな体で

大きな力を!

 

術後、少しずつ食べる量が増えています

下痢になってしまったり

何度か嘔吐もありますが

その都度

ピースは頑張っています

 

(食べられる時は頑張って食べてます!)

 

今までと変わらず

一日一日を大切に

 

頑張れピース!

 

 

おじゃママ

ピースを守ってね!!!

 

 

 

ピース

みんニャもおかぁしゃんも一緒にいるよ

頑張ろうね!

 

 

ピースの穏やかな日々が

続きますように

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

猫の嘔吐をバカにしてはいけない

 

分かっていたのに...

知っていたのに...

 

おかぁしゃんの後悔、失敗

 

 

日記を書く事で

他の子を助ける事に繋がってくれたら...

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

いつもありがとうございます

 

 

 

 

のほほん旅日記

しばらく中断です