1年に1度、旧暦12月の満月の夜。
タイでロイクラトンの日と呼ばれるその日、
タイ東北部のチェンマイでは、
コムローイまつりが大規模に行われます。
本っ当に幻想的で美しくて、
感嘆のため息しか出ない。
チェンマイ旅行1日目の夜、
そんなコムローイまつりに参加してきた
コムローイまつりは、
夜空にたくさんのランタン(天灯)が
舞い上がるおまつり
ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」の
有名なシーンのモデルになったとも
言われています。
タイにいる間に、ぜったいに
1度は行くべきおまつり。
日本にいても、コレを見るためだけに
タイに来るべきおまつり。
…と言われているし、私もそう思います。
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今回は、私にとっては
2回目のコムローイまつり。
2014年の来タイ1年目のときに行ったのは
イーペンランナーインターナショナル
という、最大規模のコムローイまつり。
当時の感動ったら、言葉にならない!
そして今年の2017年は、
規模としては控えめなドイサケット会場の
コムローイまつりに参加しました。
ドイサケット会場があるのは、
ボーンサマッキー村というトコロ。
チェンマイ市内から車で1.5時間ほどの
場所にあり、近くにはドイサケット温泉も
あるトコロです。
ツアーをお願いしたのは、
チェンマイハッピーツアーという
ローカルの日系ツアー会社。
チェンマイ市内発着の日帰りツアーで、
ツアー料金は2,400バーツでした。
◆ ツアースケジュール
15:00
ミーティングポイントに集合。
15:30〜16:00
チェンマイ市内を出発。
約1時間ほどでボンサマッキー村に到着します。車窓から見える田舎の雰囲気を味わってください。
17:00
ボンサマッキー村に到着。
北タイランナー風でのお出迎え
自由行動
灯籠流し、屋台でお食事を楽しむ
ステージでの伝統舞踊鑑賞
19:45
指定のお席へお戻りください。
村長と郡長の挨拶スピーチ
コームロイの上げ方をご説明致します。
20:45
イベントのハイライト、コームロイ一斉上げ
21:30〜22:00
チェンマイ市内へ戻ります。
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集合場所は、
旧市街地の東側にある大きなホテル。
インペリアル・メーピン・ホテル
153 Sridonchai Road, Chang Klan, Chiang Mai 50100, Tambon Chang Khlan, Amphoe Mueang Chiang Mai, Chang Wat Chiang Mai 50100
053 283 900
モン族市場も近いので、散策しながら
のんびりてくてくと向かいました
が。
バス、壊れちゃった
ってなワケで、
代わりのバスをひたすら待つ。
タイあるある〜!!
最終的に2時間以上遅れての出発。
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そして会場に着いたのは、19:30頃。
おまつりには何とか
間に合ってよかったー!。+゚(*ノ∀`*)。+゚
イーペン in ドイサケット
ドイサケット会場は、広い広い野っ原に、
舞台や屋台、客席をいっぱい並べて、
そうしてできた手作り感満載の会場。
チェンマイにあったランナー王国の
なごりを感じさせてくれる装飾や
民族衣装をまとった女の子たちが可愛い
屋台もたくさんあって、しかも安い
客層のターゲットが明らかに日本人で、
日本人が食べやすいメニューや、
日本語での案内もたくさん。
お・も・て・な・し。
商売のためというより、話してみると
温厚そうな人柄が多いなあって印象でした
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ロイクラトンが行われるのは、満月の夜。
雨季はいつ終わるのかな、
雨が降ったら困っちゃうな、なんて
思っていたけれど、綺麗に晴れてくれた
指定された自分の席につくと、
席にはコムローイ上げに使う
コムローイがありました。
想像しているより、きっと大きいと思う!
こんなに大きなランタンが、
ぶわあっと空にたくさん
舞い上がっていくのです
本番の前に、
上げ方の説明もちゃんとあります。
しかも日本語で。
通訳の女の子がほんわかしたカンジで
可愛らしくて微笑ましかったな〜(*´ω`*)
そしていよいよ。
点火!
こうして燃やした燃料で熱された空気が
コムローイの内側にたまっていって、
風船のように膨らんでいき、
そして空へと飛んでいきます。
原理としては、熱気球と同じです。
カウントダウンをして、
「いっせーの!」で空に放ちます。
願いを乗せて、
空へ、行ってらっしゃい。
期待と嬉しさと興奮とで煌めいていました。
写真よりも、
動画のほうが綺麗かな(◎・ω・◎)?
ふわふわと、
儚く、でも力強く、
彼方へと飛んでいく無数のランタン。
そうして姿が見えなくなるまで、
ただただ、見つめていました。
ああ、なんだか思い返していると、
ちょっぴり感慨深くなってしまうな。
写真でもなく、動画でもなく、
本当はあの場所にいないと、
きっとちっとも伝わらない。
なんてステキな景色の中に
私たちはいたのだろう。
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ロイクラトンの満月の夜。
チェンマイでは
コムローイまつりが有名だけど、
タイで一般的に行われるのは
クラトン流し(灯籠流し)。
クラトンを水辺にそっと流します。
コムローイ上げ会場から少しばかり
歩いていった先にある小川。
暗さと静けさにちょっぴり心細くなりながら
川へと向かいます。
川へとつながる道も、川自体も、
ちゃんと装飾がされていて、
とても良い雰囲気でした。
コムローイは空へ。
クラトンは川へ。
ロウソクの儚い光がゆらりゆらりと
幽かに消えていく姿が、いとあはれ。
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帰り道。
心が満たされると、
人って優しくなれるし、
初対面の人にも友好的になれる。
みんなニコニコしていて、嬉しそうで、
だから、ステキやモノに触れると、
しあわせな気持ちでいっぱいになる。
満ち足りた気持ちで、帰路につきました。
イベントは、おみやげつき。
持ち帰るコトができたようで、
こういうの、なんだか嬉しいな
こういうの、なんだか嬉しいな
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1番大きなコムローイまつり
「イーペンランナーインターナショナル」に
比べると、規模は断然小さいです。
空に上がるコムローイの数も少ない。
だけどなんだか、
このあたたかい風景と雰囲気が、
手づくり感あふれるこのイベントが、
とても心地よくって、
大好きだなあって思いました。
来られてよかったな。
また来年、
行くコトができたらよいのにな。