【映画】VICTORIA&ABDUL*実話ベースの洋画 | + つれづれ in タイ・バンコク +

+ つれづれ in タイ・バンコク +

つれづれなるままに。

2014年04月からタイ・バンコクに移住しています。
しごとは現地採用、1人暮らしです。
遊園地でも旅行でも1人でどこでも行けちゃう派。
でもインドア。手広くちょっぴりオタクです。

映画記録、コレで過去分は終了ヾ(*´∀`)ノ


大英帝国の王室が舞台の洋画
VICTORIA&ABDUL」を
観てきました

{09C514E3-7CA7-4600-A412-DAD40A7A35D6}

◆ 公開日

イギリス公開:2017年09月15日
タイ公開:2017年10月12日
日本公開:未定(2017年10月12日現在)


◆ 関連ウェブサイト



◆ 公式予告動画




◆ 関連作品

◆ あらすじ

18世紀終わり頃、日本では明治初期。
時は大英帝国・ヴィクトリア朝の時代。
すでに高齢であったヴィクトリア女王は、
属国インドの女帝でもあった。

そんなインドから、使用人として雇われた
ハンサムな青年・アブドゥル。
彼の顔の良さ、フレンドリーな接し方、
そしてインドという国の物珍しさを
気に入ったヴィクトリアは、彼を側に置き、
ヒンドゥー語の先生とする。

女王という身分だからこそ、
彼女は孤高な存在で、弱音を吐くコトも、
本心をさらけ出すコトも容易ではなかった。
そんな寂しさを癒してくれたのは、
アブドゥルただ1人。

アブドゥルもまた、ヴィクトリアが何より
好きだったし、さらに上の地位や名誉も望む
野心家でもあった。

しかし、王宮内では、アブドゥルの存在は
楽しいものでは決してない。
アブドゥルの立場は、あくまでも余命短い
女王の気まぐれによって成り立つもの。

そんな中、ヴィクトリアは、静かに
この世を離れるのであった。


◆ 感想

おばあちゃん×青年。

女王×異国から来た使用人。

寵愛×周囲からの批判と圧力。


…いや、設定、最高か(◎・ω・◎)?

何がよいって、コレが安易な恋愛モノじゃ
ないのが、もうね!もうね…!

アイドルとかそういう方向での恋心は、
お互いに少しはあったのかなっては
思ったりもするけど、そのカンジがまた
可愛らしいというか。

周りは、インドとかいう未知の国の
青年にご執心の女王陛下の一挙手一投足に
さぞかしヒヤヒヤものだったのだろうけど。

さすがにコーランを勧めるアブドゥルには
コチラもヒヤっとしたけれどね!


美術や衣装も作りが凝っていて、
でも派手すぎず、好きだったな〜!

夫であったアルバート公子の服喪のため、
何十年もの間、ずっと黒い服を着続けた
ヴィクトリア女王。

映画の中でももちろんずっと黒服で、
しかしその気品や美しさは損なわず、
繊細なつくりのドレスがステキでしたドレス

アブドゥルの服装は一方で、色づかいや
細かい刺繍がいかにもオリエンタル。
コレまたステキ〜!

衣装好きにはたまらんかもしれない。


ストーリー的には、実話ベースなのもあって
何か大きな事件があるワケでもなく、
淡々と、静かに進んでいくカンジ。

何かを伝えたい強いメッセージとか
そういうのはあまりなくて、
当時そこにあったものを美しい形で
再現しているような。

先の展開を楽しむような、
ストーリーとしてのワクワクや、
驚くような何かがあるとかいうワケではなく
静かに、その人たちにあった出来事や、
関係性をそっと見守るカンジ。

好きな人は好きだと思うけど、
エンタメ性としては強くないかなあ。


いやでも何より、キャストすごい!

特にヴィクトリア役のジュディ・デンチの
ユーモア溢れる、しかし女王の威厳を感じる
演技が、すごい〜!
あのお歳で…ステキ…あんなチャーミングな
おばあちゃんになりたい。



それにしても、

王宮内の美しさはもちろん、
冒頭のインドの雑多なカンジも心踊る。

イギリスも行きたいし、
インドも行きたい。