19時30分頃に始まったのに、終電を逃してしまったかと上映中ハラハラしてしまうくらい内容が詰まっていて、終わったあと、3時間しかなかったコトにすごくビックリ。
ジャンル的には、ヒューマンドラマなのかな?
世間的な大きな事件が起こる訳ではなく、淡々と、少年や少女が大人になっていく姿を映しだしているような、そんな家族の物語。
メインとなる登場人物は、お父さんのメイソンと、お母さんのオリビア、お姉ちゃんのサマンサ、そして主人公のメイソンジュニア(以下メイソン)。
メイソンが6歳のときから、大学生となって家を出ていく18歳までの物語で、実際の撮影も、メイソンを演じる子役の子が6歳のときからずっと撮り始め、12年かけて撮影したような作品。
12年とか、役者もスタッフも根気強いにも程がある!Σ(*゚◇゚*)
中でも、メイソンとサマンサの2人のキャラというか、掛け合いがすごく良かった!
こういう姉弟ケンカ、本当あるある!
あまりにも自然で、思春期特有の恥ずかしさとか、大人に対する見方とか、友だちとの関わり方とか、作品としてではなく、知り合いの子を見守るような気持ちで見ちゃった。
ノンフィクションのドキュメンタリーじゃないの?って思っちゃうくらい。
12年間、ずっと同じ役者が演じているので、顔が突然変わって「誰やこの人!?」みたいなコトもなく、歳を重ねていく様子がすごく良く分かって、それがとてもリアルで、まるで編集の上手いホームビデオをずっと見ているような、そんな感覚になりました。
ところで、幼少時代のメイソンくんがお好きなのは、ドラゴンボール。
見ていたテレビの画面に映ったのは、DBZのブウ編で、壁に貼られたポスターはセルゲームのときのイラストだし、掛け布団もベジータさんがしっかりと映り込んでいたくらい。
あと、お姉ちゃんが使っていた目覚まし時計は、セーラームーンのルナだった。
ココ、1番テンションが上がったよね!(笑)
ああ、それにしても、もっと英語が分かったならば、きっともっと楽しめたのに!
映像もあるから、大まかなストーリーの流れは掴めたとは思うけれど、細かいトコロが何を言っているか分からなくて悔しかった!
日本語字幕とは言わないけれど、せめて英語字幕だったらば…!
すごく暖かい気持ちで見守れるような、そんな映画でした。